ご説明

国宝建築物を2つの切り口でまとめてみました。

奈良県内の建築のみを紹介し、複数の建築がある場合でも、国が文化財を指定した際に一括りにしたものは、ひとつとしてまとめています。(例:円成寺春日堂、白山堂 → 春日堂及び白山堂)

【時代別に見る】
時代区分・色分けについて
飛鳥 推古天皇即位から平城京遷都まで
奈良
平安
鎌倉
室町 南北朝・戦国時代を含む
桃山 秀吉全国統ーから江戸幕府成立まで(1590〜1602)
江戸

奈良にゆかりのある古代(飛鳥〜弘仁・貞観文化)のみ文化帯をつけました。

参考1:古代の文化史概要
<<飛鳥文化>>
推古天皇・聖徳太子が活躍し、日本に仏教が伝えられたころの文化。中国・朝鮮だけでなく、インド・西アジア・ギリシアにもつながる国際性を持っているのが特色

<<白鳳文化>>
天武・持統天皇が活躍したころの文化。唐の影響を色濃く受けている  

<<天平文化>>
時期は奈良時代全般。聖武天皇による国家仏教の推進により仏教が深く浸透し文化にも大きな影響を及ぼした。また、唐からインドまで渡来人が多く訪れ国際色豊かな時期でもあった。

<<弘仁・貞観文化>>
平安初期、空海・最澄が活躍し密教が広まった時期の文化。この時期になると遣唐使も次第に行われなくなり、国風文化への過渡期でもあった。

参考2:200年以上日本の中心だった奈良
(前期古墳時代(大和朝廷成立時期)からだと約500年、邪馬台国が大和に存在したなら約800年)

<<古代遷都史>>
時代 天皇 首都※2 所在地 期間 年数


※3
推古 飛鳥宮 奈良県明日香村 592〜645 53
孝徳 難波長柄豊碕宮 大阪府大阪市 645〜655 10
空位※4 近江大津宮 滋賀県大津市 667〜672 5
空位※5 飛鳥浄御原宮 奈良県明日香村 672〜694 22
持統 藤原京 奈良県明日香村 694〜710 16

元明 平城京 奈良県奈良市 710〜740 30
聖武 恭仁京※6 京都府相楽郡 740〜744 4
聖武 難波宮 大阪府大阪市 744〜745 1
聖武 平城京 奈良県奈良市 745〜784 39
桓武 長岡京 京都府京都市 784〜794 10
桓武 平安京 京都府京都市 794〜1192 398

脚注
※1 遷都時の天皇を明記しました。赤字は女帝です。
※2 首都が奈良県内の部分に着色を施しました。
※3 推古天皇の即位を飛鳥時代の始まりとしました
※4 近江大津宮に遷都した際、天智天皇はまだ即位しておらず、空位(中大兄皇子称制期)としました
※5 壬申の乱直後の飛鳥浄御原宮遷都時、天武天皇をまだ即位していなかったので空位としました
※6 聖武天皇期の740〜745年ごろ、藤原広嗣の乱や政争の激化などで政情が不安定になり頻繁に遷都が行われ、上記以外にも近江紫香楽にも離宮が造営されました。

【寺社別に見る】
国宝建築物が多い寺社順に並べてあります。1〜5の数字をクリックすることにより様々な角度から見られます。
また建築物の具体的な建造年などは各寺社のページに一部明記してあります。