日本人旅行者が声を揃えて「良い」という街、ホイアン。自分も相当の期待を持ってこの街に来た。
感想を先にいうと、まぁまぁというところだろうか。
ホイアンがまぁまぁというより、古建築マニアの自分が「世界遺産の街並み」という過大なイメージを持ちすぎたのがそう思ってしまった原因だと思う。
ホイアンはそれぞれの建物が、土産物屋や画廊(異様に多い)として今も使われている。そしてアジアン雑貨にハマっていたり、カフェ通いしているような人が見ても納得しそうな洒落た店が多い。
旧支配国のフランスのテイストもいたるところに出ているので、日本人の女の子にウケるのは、わかる気がする。
しかし、自分はそれを見ていて「ここがカオサンみたいになっちゃわないかな?」という危惧を少し抱いた。
おいしくて安いベトナムフードだけおけば十分なのに、まずくて高い欧米フードが幅を利かし、店内のテレビでは欧州サッカーが生中継されている。(ベトナムのテレビは普通にチャンネルをまわすだけで欧州サッカーがいくつも見ることができる)
こんな風景はまだまだ一部のことではあるが、これが当たり前になったら大変つまらないものになるなと思った。
これは厳しすぎる評価かもしれない、街なんだから商売をして当然だし、客の好みに合わせるのも当然だ。しかし、ここはホントに社会主義の国か??
さらに、街に全然溶け込んでいない店はほとんどないので、洒落たカフェや画廊が多いというのは、優等生なのかもしれない。
そんなことを考えているうちに、視界に邪魔なものがない、タイムスリップ出来る空間を想像した。
・・・・唐招提寺・・・・・法隆寺・・・・・自分はそれを奈良でいっぱい見たじゃないかと思った。
しかしあのような「純度の高い古いdifferent」を街の保存で適用するのは無茶な話なのかもしれない。それこそ、店の店員に民族衣装を着させて、アスファルトを剥がし、車やバイクを通行禁止にしなければならない。
この問題は簡単には言い尽くせない難しさがある。
たまたま自分がホイアンに来た日は、ちょうど日越国交30周年を祝うフェスティバルが始まった日で、学術関係者を中心とした日本人で溢れかえっていた。
ホイアン保存には日本が大きく関わっているようだが、彼らは保存についてどのような話をしていたのだろうか?

日越国交30周年記念イベントの模様
難しいとわかりつつも「Think different」「客に合わせるなよ、観光地!」といったことを自分も提言したいと思った。
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