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ちょっと気になる「モーニング娘。」

それにしても流行っておりますね、『サマーナイトタウン』。
何処に行っても掛かってるし、大体一日中頭の中から離れませんわ、あのサビが。
♪大嫌い、大嫌い、大嫌い、大スキ、はぁ♪
ってヤツですね。

これに関してつくづく思うのが、つんくという男の“歌謡曲”における絶対的な才能。
なんとも切ない夏の少女のイメージを、マイナーなメロディラインで見事に切りとって見せ(音楽評論家かオマエは)、まるでお手本のような転調からサビに入るこの手腕は、“歌謡ポップス”パイオニアの石井竜也(元米米クラブ)を軽く超えてるね。
何といってもやっぱり強烈なのは、あの
♪はぁ♪
でしょう。
こればっかりは、いくら『夜もヒッパレ』で温泉シスターズやサーカスが見事に歌い上げようとも、あの十代のオンナノコたちのニュアンスは出せないもんな。プロモート/作詞作曲である、つんくの勝利ですわね。

しかし、とことん気の毒だなぁと思うのは、これを唄う『モーニング娘。』の皆さん。
楽曲はどんどんチャートを駆け上り、ちょっと街を歩けば耳にしない日はないって位に掛かりまくってるのに、その実『モーニング娘。』の皆さんを実際によく判別しているという人はあまりいないんじゃないか、と。

大体、ボーカル(?ちょこちょこ切り替わるからよく判らん)のコは昔の遠山景織子そっくりだし、なーんか榎本加奈子に似た感じのコは居るし、あれこっちは淡白にした奥菜恵風だと思えば、後ろに目を転じるともう一人遠山景織子っぽいのが居たりして・・・つまりは、みーんなそれぞれ確かに美少女ではあるけれど、同じ系統の顔立ちなんですわ(んと・・・一人だけ系統が全然違うのいるけどね)。

女のコグループにおける容姿の差異化と言えば。
例えば、昔懐かしいおニャン子クラブなんてので言いますれば、福永恵規とか新田恵理なんてのは、アイドルというには余りにも目が細いし顔もトンがってましたわよね。当時の工藤静香なんて、今見たら仰天ですぜダンナ(笑)。
ただ、そういう“アイドルらしくないけど何かが突出した”コを混ぜることによって、おニャン子というのは一人一人が際立ったわけです。

最近で言えば、SPEEDね。
唄わなかったら本当にその辺の中学生な寛子、アイドルと言うには余りにも鼻と上唇が・・・の絵里子、もうキャイーン天野の生き別れの妹としか思えない(いつ本人がネタにするかが楽しみだにしたには)仁絵・・・に混じるからこそ、一応正当派美少女の多香子も認識されるのであって。
これが、全員多香子だったら、ダレも「どのコがドレ」なんだか覚えてくれようとはしない筈。

ところが、『モーニング娘。』のお嬢サン達は、みんな同じ系統の美少女ばかりなんですね。ホント、一つのグループの中に「遠山景織子の姉と妹(間に遠山景織子を入れると完全に繋がるってヤツね)」が居るってのは、どうも頂けない。
しかも、皆そこそこ歌も巧いんですわ。CD聞いててすぐ「あ、これあのコのパートだ」と判るほど突出して声に特徴がある(若しくは音程が不安定)という事が無い。つまり、「誰がどの娘」というのを追及することを、始めから拒否しているユニットっぽいんですな。
始めにキャラクターありきの曲、じゃなくって、始めに曲ありきのキャラクター設定、みたいな感じ。
幻のデビューシングル『モーニングコーヒー』の時も少しそう感じたんですが、今回はとくに顕著ですな、この感覚が。

にしたにはどうしても、『モーニング娘。』の皆さんがテレビに出てきて『サマーナイトタウン』を熱唱なさる度、
「ああ、つんくって凄いなァ、こういう粒ぞろいのクローンみたいなオンナノコ集めて、こんな歌謡名曲作るなんて・・・タダ者じゃない」
と思ってしまうのです。
この辺りまでぜーんぶ含めてつんくの戦略だったらスゴいな。それはそれでかっちょええ(笑)。



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