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誘拐
東宝



まず、どーして観に行ったかっちゅーのが問題のような気がする(笑)。
『銀座の街を、札束抱えて激走する渡哲也』を観たい!というかーちゃんに連れられて、2年ぶりに行った映画館は・・・びっくりするくらいガラガラでした。
ま、平日金曜日初回の邦画に客が入る方がおかしいんでしょうけど。でも、それが“常識”になっちゃってるのが哀しいねぇ。

内容ですが。
30分長い。
前半戦は結構豪華なんだけど、「動と静の対比」を出したかったんだか何だか、後半のお涙頂戴部分がちと冗長で。あれが30分短かったら、“まあまあ”って評価になったんでしょうけど・・・。
ストーリーはねぇ、その“静”のパートに入ってしばらくすると犯人が割れます。
ま、意表を突くっちゃ意表を突くけど、まともに観てると簡単に分かりますな。トリックとしては、『火曜サスペンス劇場』的。『土曜ワイド劇場』って感じじゃないけど(・・・この差について語る気はありませんが、ぜひ感覚でご理解くださいませね)。うちのかーちゃん、「ねぇねぇ、あの人が犯人だよねぇ」と耳打ちしやがった。自宅のテレビで見てんじゃねーんだよっつーの!

酒井美紀(『白線流し』)の大阪弁がヘタクソでキツかったなぁ。関東人のにしたにが「聞くに耐えん」と思ったくらいだから、本場のヒトが観たらきっと怒るぞあれ。もうすこし、ちゃんと方言指導してあげるべきだったんじゃないか?
永瀬正敏はやっぱり巧いや。冒頭のちょっととっぽいにーちゃんから、ラストで泣き崩れるところまで、なんていうのかな・・・“首尾一貫”してました。人格がバラバラになっていない。AのシーンからCのシーンまでの間に、Bという気持ちの流れがちゃんと存在している。
んで、一方の渡哲也は、もう圧倒的な存在感で全部乗り切ってる感じ。もう、「それが刑事(デカ、と読む!必ず!)の役目だ」というセリフが、これ以上似合う役者はいないね。
あとね、映画的に豪華なキャスティングが結構ツボだったかな。
この“映画的”ってのがミソだったりするんですけど。結構、テレビでそこそこ見てる顔がちょい役で出てたりするんですよ。新克利とか柄本明とか、あとはゲストに劇団ワハハ本舗の梅垣だの元東京サンシャインボーイズの近藤芳正だとか。
一番笑ったのが、遊☆機械全自動シアターの白井晃。『王様のレストラン』の、イヤミなソムリエで一気に全国区となった白井さんですが、今回は犯罪研究家としてご出演。ツボを押さえ切った名演で、にしたにの脳裏に灼き付いてしまいました。彼が、全編でもっともインパクトあった(笑)。
西川きよしの長男が刑事役で出てたのは、渡哲也(西川きよしとは親友らしい。もうそれだけでナンシー関大先生あたりが1本原稿書けそうな取り合わせよね)が拾ったのか。売れてないもんな。二世のくせに。

では、コストパフォーマンス。
60%
でございます。ま、自分の金じゃ無かったからなぁ今回。



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