二九のじゅう八
99/8/某日 生ビール/カンパリ/ねぎタン/中トロカルビ/吟上カルビ ハラミ/石焼ガーリックライス/大根サラダ/じゃこねぎ豆腐 合計 ¥5,140 (サービス券500円利用)
カンタンに言えば、"ちょっと小洒落た焼肉屋"。 下北沢を起点として、あちこちに展開している居酒屋グループ"楽"チェーンのヒトツらしく、全体的にはシャレた呑み屋風になっておりまして。 店の真中に止まり木風の椅子がずらっと並び、そのぐるりをカウンター席がとりかこむというレイアウト。脇と奥に少しだけ椅子席がありますが、家族向けの店内ではありません。女性グループが数人で「たまには焼肉食べたいねー」と軽く入れそうなお店(実際、我々が入った時には、カップルか女性グループばかりでした)。 味ですが。 "吟上カルビ"(880円/一口ステーキ風の切り身が5切れ)も、"中トロカルビ"(680円/3切れ)も、脂が乗っていて大変に美味。テーブルに到着した時の見てくれは、いかにも少なめの盛りつけなのですが。いざ食べてみると、味と脂のボリュームがけっこうあるもので、それなりに満足してしまいます。 特におすすめなのは、"ねぎタン"(530円/かなり大きい7切れ)。添えられてくる、胡麻油とレモン汁・胡椒でしっかり味付けされた小口ネギが、美味かつ大量。ちまちまといかにも"添え物"的に付いてくるのではなくて、「どっちが主役?」というくらい山盛りに盛られてくるのは大変に嬉しいところです。ネギ余ったら、そのまま酒の肴につまんでもいいし(笑)。 いただけなかったのが"じゃこねぎ豆腐"(580円)。 "楽"グループなだけに、居酒屋メニューは充実か・・・?と思いきや、これが存外のまずさ。 オーダーした時には、「冷奴にかりっとしたじゃことネギが振りかけられているモノ」というイメージを抱いていたんですが。来たのは、なんと 「冷やし揚げ豆腐」("豆腐のマリネ"ともいうらしい)。 冷えて油くさくなった衣に、更に油っこいドレッシングが染み渡って、得も言われぬ独特の臭みが・・・。一体どうしちゃったのかしら・・・?と首を傾げたくなる失敗作。ま、これは"当日のおすすめメニュー"だったので、きっと早々にラインナップから消えると思われますけどね。もし発見しても、オーダーしないが吉よ。タダでさえ肉で口の中脂っこくなってるのに、わざわざ別の変な油を口に入れる必要は無いもんなぁ・・・。 シメは、石焼ガーリックライス(680円/2人前)。 "ガーリックライス"というよりは、"石焼ビビンバガーリックライスバージョン"という感じかな。ナムルの具材、たっぷり乗ってます。ただのガーリックライスじゃありません。 これはねぇ、にんにく好きなヒトにはタマラナイ逸品でございますことよ。良く熱せられた石鍋に、たっぷりガーリックを効かせたライスとナムルの野菜。最近の焼肉屋さんでは、石鍋の熱しが甘いために、魅惑のおこげが殆ど味わえない・・・という言語道断な石焼ビビンバが供されることも少なくないんですが。とりあえず、開店して間もないせいなのか、ここの石鍋はかなりきっちり熱いです。さいごまで、じっくりおこげを堪能できますのよ。金曜の夜に、これだけ食べに訪れたいくらいのシロモノでございます。オススメ。 テーブルの七輪の上で肉を焼く(カルビ中心、あとはせいぜいハラミくらいかな。それと、ホタテなどの海鮮もちょろっと。最初のメニューではレバーが無く、後から"今日のオススメ"というカテゴリで出しているみたい)というスタイルなんですが。椅子が居酒屋風にちょいと高めなので、「家族で腰を落ちつけてじっくり食う」というスタイルではないかも。 テーブル上の排気ダクトががんがん煙を吸い取ってくれているので、空気は比較的清浄。その分、「肉を食う!」という醍醐味には欠ける部分もあるかも知れません。 総じて、小人数で、会話の合間に焼けた肉をつまむ・・・くらいの方が、ストレス無くこの店の形態と付き合えると見ました。 しかしアレですわ、夫婦で腹いっぱい焼肉食べて、5000円ですからねぇ。これは、かなり安い範疇に入るんじゃないでしょううか。1度サービス券を使うと、どういう訳か倍返し(笑)で券が帰ってきますんで、 「有効期限切れないうちにもういっぺん行っとくか」 の無限地獄に陥りそうな予感もひしひしと。味・値段・雰囲気と、まんべんなく平均点をクリアしていると言えましょう。 ただし、料理にいくつかハズレがあるみたいだなぁ。前回行った時も、サイドオーダーのヒトツがあまり美味しくなくて、うちにしては珍しく残したくらいだから。この辺、今後の課題かな(<何をエラそうに)。
では、星。 雰囲気 ☆☆☆ 味 ☆☆☆ コストパフォーマンス ☆☆☆☆ (各々5つで満星)