すみか
98/6月某日/夕食 生ビール・カンパリグレープフルーツ 伊達鶏のハツ・レバー炭焼き / 伊達鶏胸肉のマリネ・ライム風味 倉掛村の野菜サラダ / 豆腐のコロッケ / うまか棒 合計 お値段は、後で。
地元ということで、ダンナはスウェットの短パン・ワタシはエプロンドレスという、とっても気軽な格好(っつーか、殆ど寝巻き状態)で入店してしまったんですけど。 いきなり睨まれましたさ、店員に(笑)。 まさに、場違い。 地下に広がる店内は、案外たっぷりとした空間でして。昔ロッポンギ辺りで流行ったような(いや、にしたには行った事ありませんけど)落とし目の照明に小洒落たインテリア。一旦地下のフロアに下りてから、少し上がったところにお座敷がしつらえてあったり、ガラス張りのセミオープンキッチンをぐるりとカウンター席が取り囲んでいたりと、“バブル時代の遺物”的な風情がふんぷんと漂っておりました。 はい、美味しかったですよ。さすがは伊達鶏。 ハツとレバー(塩かタレかを選択できまして、にしたには塩を)は、レモンを絞って頂くんですが。ねっとりと溶けるレバー、こりこりと歯ごたえのあるハツ、どちらも濃い味わい。 豆腐のコロッケは、おからが混ざったタネをピンポンボール大に丸めてかりっと揚げたもの。そのパリパリ具合と、おからのコクとがよくマッチして、(一応明太子ソースがちょぼっとかかってはいるんですが)ソース不要の美味しさでした。 伊達鶏のマリネ。霜を降った薄造りの胸肉を、たまねぎといっしょに軽くマリネしたもの。ライムを絞っていただくんですが、これが、口の中でとろりンと蕩けるような甘味でして。まさに、鶏の旨味が凝縮されたお味。歯ごたえを計算した厚みの絶妙さが、技ありといった感じでしょうか。 うまか棒というのは、海老のすり身や白身の魚を太巻きにして揚げた春巻なんですが。添えられたパクチーが演出するエスニック風味、格別。お好きな方にはたまりません、といった風情ですな。 で、問題は。 値段(笑)。 頼んだ皿数がこれだけで、お酒も一杯づつで、締めのご飯系も頼まずに・・・6410円とはこれいかに・・・! ううん、バブリー(笑)。 で、ふと周りを見廻してみれば。 確かに、“美味しければオカネなんて関係ないワ”的オネーサングループか“まだまだデートに肩の力入ってます”系発展途上のカップル、もしくは、“何でも好きなもの頼みなさい”風お洒落オヤヂ&ギャルの組み合わせ、ばっかりなんですな。 そりゃ、寝巻きみたいな格好で入ってきたゴフーフ、睨まれますって(笑)。 で、にしたに家は、 「おなか一杯って訳じゃないけど・・・家でそうめんでも茹でような」 っつってすごすごと帰ってきたのでありました。 ちょうどこの前日、『料理の鉄人』で石田純一が、 「“これが食べたい!”という究極の一品さえあれば、たとえ高価でもその店に通ってしまうものです」 とか何とか言っていたんですけどね。 このお店、そこそこ美味しいし雰囲気もいいんですが、この“究極の一品”が無い。・・・いや勿論、全部のメニューを食べた訳じゃありませんけど。ただ、“究極の一品”がどこかに隠れていそうな“におい”がしないんですよ。 どれもこれも一定レベルではあっても、突出した何かが無い。そして、高価い(笑)。 お店のムードも良いし、鶏好きな方にはお勧めといえばお勧めなんですが。お出かけになる時は、どうぞ大きなお財布を携えて、ね(笑)。
では、星。 雰囲気 ☆☆☆☆ 味 ☆☆☆ コストパフォーマンス ☆ (各々5つで満星)