『猛毒注意!裏Hanako』

記念すべき(?)第一回目のアップは、特別企画(笑)として、
先日フジテレビ系列『料理の鉄人』であの陳健一を破った
脇屋友詞のお店、『トゥーランドット』をレポートします。


トゥーランドット
98/3月15日/ランチタイム
    冷たい前菜5品盛り合わせ(詳細は本文)
    暖かい前菜(帆立貝柱と海老のすり身の包み揚げ)
    翡翠見立てのスープ(春菊とはまぐりの剥き身)
    オマール海老・春キャベツと貝柱のクリームソース添え
    中華風牛ヒレステーキ・新玉ねぎの甘酢餡添え
    マンゴプリンとフルーツトマトのアイスクリーム
合計  これに、ワインと紹興酒をグラスで一杯づつ頼んで、お二人様合計税サ込み
    ¥11,500程度でした。     コースそのものは一人¥3,500です。
12時の予約だったのですが、案外空いていたのでちょっとびっくり。
例の『鉄人』の放映日が前日だったというのに、お客は私たちを含めて3組しかいませんでした。
ま、あまり広いお店という訳ではないので、満席だったら窮屈に感じたかも(実際、かなり狭い。
実は、もともと『クイーンアリス大使館』というフレンチレストランのただの2階席だったのを、
わざわざ異種レストランに仕立て上げたものなのです。夏には、横浜のホテルに独立店舗を開く予定)。
1時からのお客様が相当数居たらしく、私たちが出る頃には8割程度の込み具合でしたが、精算中にカウンターで様子を伺っていたら、まだまだ予約に余裕は有りそうでした。
なんでだ?脇屋友詞って有名じゃないのか?『料理の鉄人』フリークの私が騒いでるだけ?
でも、あの石鍋裕(初代“フレンチの鉄人”)がその才能に惚れ込んで、自分とこのお店のワンフロアをそっくり彼に預けた位のお人なんだけどなー。

『トゥーランドット』というお店の名前でも分かる通り、内装は中華というよりインド系。
天井から鳥篭はぶら下がってるは、ペルシャグラスは飾ってあるわ。
お茶のお急須がかぼちゃの形をしていて、妙に可愛かったです。だって、サーブしてくれるのが(こっちはフレンチ系の)ちゃーんと黒服にエプロンした美青年クンなんですものー。
フレンチレストランの2階というロケーションだけあって、ワインリストが素晴らしく充実しておりました。
ワインって、中華の生臭さを増幅してしまわないのかな?と思いつつ、そういえば吉祥寺の『竹炉林房』(ものすごく美味い!後日レポートします)でもワインがたくさん用意されてたな、と振り返るワタクシ。

甘口の白ワインをオーダーしたのに紹興酒が来てしまった!というアクシデント(面倒くさいから何も言わずに呑んだ)もありましたが、最初のお皿の美しさにはちょっとびっくりいたしました。
よく、若向けの主婦雑誌で、「おもてなし・ちょっとゴウカに見せるこのテクニック!」なーんていう記事がありますね。あれのお手本みたいな感じですわ、正に。
ひし形の洋風皿(ウェッジウッドにありそうな奴。違ったけど)に、小鉢に盛られた前菜が色とりどり5種類。
真ん中の、“新じゃがと菜の花のゼリー寄せ”は少しだけ大き目。四隅にそれぞれ、“クラゲの酢の物”
“うどの胡麻マヨネーズ和え”“春菊と菊の海苔巻き”“ピリカラピータン豆腐”が配置してあって、
まあ奇麗なこと奇麗なこと。
お味の方は、ま、普通よりはすこし美味しい位のものでしたが、なにせ見た目が美しいため、実状の倍は豪華に見える(笑)。
セッティングって本当に大切なのねー、と痛感した次第でございました。

特に美味しかったのは、翡翠スープ/一口ステーキ/デザート。
スープは、良く『鉄人』でもやっているような茶碗蒸仕立てになっていて、色も香りも楽しい逸品でした。
ステーキはねぇ・・・はっきり言って、一般的にも中華仕立ての方がフレンチ式のステーキよりおいしいと思うの。
しっかり焼いてあるんだけど、片栗粉で覆ってある分、旨みも逃げないしものすごく柔らかい。
ここのは、一口サイズとは言え結構な大きさのお肉が3切れ、もちろん味も上々で、満足度はかなり高かったです。
そして、何といってもデザートのマンゴプリン!
正に、「まったりとしてコクがあり、それでいて爽やか」。
プリン部分はミルクの風味がかなりこってりしてるんだけど、中にたっぷり入った果肉が絶妙の抑え。
添えられたフルーツトマトのアイス(これはさっぱり系)との相性も良く、思わず「お持ち帰りは
無いんでしょーか」と聞いちゃいそうになりました。
惜しいのは、コーヒーが出なかったこと。やっぱりこのデザートには、烏龍茶じゃなくって濃ゆいコーヒーでしょうなあ。

いやー、この味でこの場所(南麻布・おふらんす大使館のすぐ隣)でこのお値段は大した物ですよ、本当に。
「ものすごく美味しくって、もうこれ食べたら死んでもいい!」という程の味ではなかったにせよ、
美味いか不味いかでいったら確実に「美味い」。なにせ、メニューに一品も“ハズレ”が無かった!
(ま、“平凡なお味”というのは2・3ありましたが)
冒頭にも書いた通り、なぜか空いているこのお店(もう駄目かも。何せ鉄人に勝っちゃったからな)。
今がチャンス!一度行ってみる価値はあると思います。
何というか、食い歩きにおける“基準点”的な感じかな。平均してどのお料理もまあまあ、という奴ですか。
では、星。

味 ☆☆☆☆   見てくれ ☆☆☆☆☆   サービス ☆☆☆☆   ロケーション ☆☆☆☆

(各々5つで満星)




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