“にしたにさんち”名物
秋の新ドラマ滅多斬り!

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チェンジ!(テレ朝系・月曜・20:00〜)
じんべい(フジ系・月曜・21:00〜)
奇跡の人(日テレ系・月曜・22:00〜)
走れ!公務員(フジ系・火曜・20:00〜)
殴る女(フジ系・火曜・21:00〜)
ソムリエ(フジ系・火曜・22:00〜)
剣客商売(フジ系・水曜・20:00〜)
食卓から愛を込めて(テレ東系・火曜・20:00〜)
タブロイド(フジ系・水曜・21:00〜)
板橋マダムス(フジ系・水曜・22:00〜)
世紀末の詩(日テレ系・水曜・22:00〜)
外科医・夏目三四郎(テレ朝系・木曜・21:00〜) 10/16UP!
渡る世間は鬼ばかり(TBS系・木曜・21:00〜) 10/16UP!
仮面の女(TBS系・木曜・22:00〜) 10/16UP!
眠れる森(フジ系・木曜・22:00〜) 10/16UP!
PU−PU−PU!(TBS系・金曜・21:00〜) 10/16UP!
あきまへんで!(TBS・金曜・22:00〜) 10/16UP!


チェンジ!

    あのぉ・・・阿部寛の“土下座の伝ちゃん”って、木村伝兵衛部長刑事(つかこうへい『熱海殺人事件』)の大パクリでしょ?
    待て待て待て待て、テレビ朝日の月曜8時枠でそんなコアなネタやっても、ダレも気付かんっちゅーの!大体、あまりにあざとすぎて、パロディにもパクリにもなってませんて。アレは、阿部寛的には良かったのかなぁ・・・?後でつかにボコボコにされちゃうんじゃないの?大丈夫か?

    しかし、この阿部寛といい、主演の浅野温子といい、何となく“都落ち”感の高い月曜8時。前のクールはMAXだよ?枠のレベルを上げるために豪華キャストを組んでみたんだろうが、むしろ却って時間帯の濃度の方に引きずり込まれているという雰囲気が・・・ほら、水でも何でも、低い方に流れるから(笑)。
    となると、放送前の夕方メイキング番組での、浅野温子の異様なハイテンションも、何だか切ないような。

    もっと切ないのが、藤原竜也。アンタこんなトコに出てる場合とちゃうやろ!世界の蜷川に見込まれた逸材やろ!このままアンタが小橋賢二化してしまったら、オバチャンは、オバチャンは、哀しいじょー!

    野村祐香。顔横に広がってませんか?浅野温子と親子っちゅーより、その付き人の深浦加奈子ねーさんと親子、の方がしっくり来そうな見事なエラ・・・蛍ちゃん(『北の国から』の、ね)のウイークポイントが歯茎なら、祐香チャンはエラでしょう、まず間違いなく。さぁ、どこまで育つ・・・?

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じんべい

    ああ、努力はしたんです努力は、それも最大限の。
    この努力だけは認めて頂きたい。
    でもね。
    でもね、どうやっても。
    どんなに努力しても、松たか子を見つめる田村正和サマが、
    エロオヤヂ
    にしか見えなかったのぉぉぉぉぉぉ!
    大体さぁ、バリバリの行動力で、鯨のために世界中どこにでも飛んでいっちゃう実践派の学徒には見えないでしょう、正和サマは。ええ、ご本人仰る処の、“変な警部補”の方がよっぽどお似合いですわ。
    おまけに、この正和サマの“非・現実感”に合わせているのか何なのか、松たか子もヒドいことヒドいこと・・・。台詞も妙に棒読みだし、表情は硬いし、間も悪すぎる。
    元々松たか子って、別にお芝居が上手って訳では無いような。共演者に引きずられてしか、個性を出せないタイプって気がするんですけど。『ロンバケ』『ラブジェネ』はともかく、NHKの『藏』なんて、洞口依子チャンに食われ切ってボロボロだったじゃないすか。
    そんな彼女が必死でタメの演技をしたところで、間延び以外の何モノでもないという(笑)。見てる方が困るような“間”は、きっちり刈り込んで欲しいよなぁ・・・。

    ストーリーも、何ともヘンチクリン。
    “義理の父娘”の微妙な関係が、淡々と・・・ではなく、初手からいきなりハイテンション(父娘ともに、やったら泣く。“父親の涙”は、今や武田鉄矢と西田敏行と橋爪功の専売特許だっちゅーの)で展開されるんですわ。
    「あのコなんかアブナいよね」
    「そうそう、父親の居る大学に入学するなんてヘンだよね」
    「ファザコンじゃない?」
    という娘の友人の陰口を使って、何とか踏みとどまろうとしている努力の痕跡は見えるんですが・・・どうにも、単なる涙腺異常の依存過剰親子って感じが・・・むしろこの二人は、心療内科医涼子サンのテリトリーなんでは(笑)。

    この際原作は一切カウントに入れないとしても、豪華なキャスティングだけがイノチの月9枠だから、と諦めるにしても、“あくまでオトナのファンタジーだ”と開き直っていいつのるとしても。
    全体的なトーンが、あまりにもヘンだわ。どっちかって言えば、“テレ朝月8”の雰囲気が紛々と漂うような・・・。

    それにしても、ここしばらくの月9はどうもねぇ。
    あの、あざとさの極みとも言える『ラブジェネ』の時に、
    「“月9”にダマされてつい勢いで見てしまった・・・!」と視聴者側が反省したのに対して、
    「やっぱ“月9”はこのラインでおっけー?」と制作側がカンチガイの度合いを深めてしまった、そのひずみが大きく出てるというか・・・。

    どうでもいいけど、クサナギ君はやっぱりこの辺りのポジションが落ち着くよなぁ。世間知らずの大学院生だなんて、見事にガラに合ってるというか何というか。ダサダサの眼鏡が視野狭窄ぅ!って感じだし、いきなりヘンタイに間違えられるのもいかにも“THE・クサナギ”。美味しいっす。
    “この辺が順当”で行けば、高島礼子サンもここいらへんが一番落ち着く。ヘタに肩に力を入れて主役張るより、色気をふうわふわ巻き散らかしながら、衛星の様にくるくる周囲を回っている方がニンに合ってる。うん。
    後、森本レオさんね。こないだ『ショムニ』でイヂめられてたのとは打って変わって、女子大生に人気のC調英文科教授。ヨイのはヨイんだが、これらの脇の方々、どうも無駄遣いって感じが・・・。ううん、いかんなこれは。

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奇跡の人

    なお美・滋・明菜・なお美・滋と来たから、今回も明菜かと思ってたんですが。今度は戸田菜穂ですか(笑)。ええ、流れから素直に考えると、ここは松下由樹よりも戸田菜穂をピックアップすべきでしょう。
    しかし、結局なお美のハダカが無いと、サイコミステリー系からは離れられないのねこの時間帯。

    元々この枠はここしばらく、裏の王者『SMAP×SMAP』に果敢に対抗して、チャレンジャーな企画を打ち続けているんですが。
    今回、またもや気合い入ってます。山崎まさよし・松下由樹主演、脇に戸田“アぁーラ千夏サン”菜穂、遊井亮子、豊原功補、植木等(笑)。一見地味ながら、よく見るとどーしてなかなかに濃ゆい顔ぶれですわよ。っつーか、どうにも昼メロ(笑)。

    “全記憶喪失”という、“心療内科”“虐待連鎖”に続くお得意の「医療系ターム」を持ち出して、勢いを付けよう・・・という処なんでしょうが。
    残念。
    『眠れる森』とカブってる(笑)。
    どっちも、テーマが“愛と血と記憶の物語”でしょ?ファーストシーンで殺戮が行われる処や、主人公が記憶に関してトラブルを抱えている部分など、重なる箇所が多すぎ。
    それなら、ミポリンとキムタク見るわなぁ普通。ああ、こんなに気合いを入れてかかってるのに気の毒過ぎる・・・まさか、フジでこんなコトになってるとは思っても見なかっただろうからなぁ。ほら、「どうせアソコは顔だけ揃えたらストーリーなんてどうでもいい作り方だから」とでも高をくくっていたのに違いない(笑)。

    いかにもシタタカそうな、性格ブス丸出しの遊井亮子チャンといい、初手から「タダじゃ済まさないわよ」って全身からオーラ漂わせてる戸田“あァーらショムニの皆さん”菜穂といい、女性がなかなかキャラ強そうで個人的には楽しみかも。
    特に、遊井亮子チャン。
    松下由樹が彼女のステップアップ作『想い出に変わるまで』(今井美樹主演・・・彼女どーなっとんや?ひからびてへん?)で演じた、主人公と恋人を取り合うその妹役(「おねぇちゃんよりアタシの方が、高原さんを幸せに出来るっ!」)を、見事になぞるがごとくに2回も演じてますからね。 一つは、『ストーカー』(渡部篤郎版)。もう一つは、『シングルス』(天海祐希主演)。
    新旧“年若き敵対者”対決とでも申しましょうか(笑)。これから、どのよーに亮子チャンが松下由樹をいぢめ、豊浦“どーみてもたちの悪いジゴロ”功補を誑かして行くかに注目ですわ。彼女が悪ければ悪いほど、ドラマ的テンションは盛り上がる筈ですし。

    松下由樹サン、「アタシどんどんヤな女になってくわね」・・・リアリティ有りすぎですわ。胸は相変わらずご立派ですが。しかし、いつもいつもニット着て強調してるよなぁ・・・どっちかっつーと、あの態度よりニットで強調された胸元が息苦しいんですけど(笑)。たまにはタップリした服も着て下さい。
    山崎まさよしは、顔からして8歳児です。ナイスキャスティング。

    あぁ、スマ裏でなければ、それなりに見たのになぁこれ。どうしたってこの時間忙しいモンアタシ。このクール野球も無いし(野球があると、延長の都合で少し掠るコトがあるんだけどな)。

    しかし、いきなり最初で殺されちゃった原田大二郎ってば(笑)。

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走れ!公務員

    さとう珠緒、苦手です。山咲千里も、苦手です。金子賢、別に好きじゃないです。
    しかし、このコーナー用に見ているつもりが、ついつい引き込まれてしまいました。スカート丈が長く、短ブーツを履いた『ショムニーズ』って感じでしょうかね。
    火曜8時は、ドラマ新設枠。8時と言うと、その時間帯の浅さからどうしても“子供だまし”風に見えてしまうことが少なくないのですが(例:テレ朝月8)。これは、下の9時枠の“フジ・働くお姉さんは好きですか?”路線の正統な後継。ううむ・・・ナメてたせいか、意外に面白くてびっくりだわ・・・。

    『婦人警官だってOLです』を合い言葉に、署(会社)の吹き溜まりであるしらゆり班(ショムニ)のメンバーが、アンダーグラウンドで大活躍。ひょんなことからそこに配属になった新人・一ノ瀬渚(塚原佐和子)が、とまどいながらも自分の足で道を切り拓いていく・・・というのが大筋でしょうか。
    完全『ショムニ』のパクリ系なんですが、この番組には“坪井千夏”はおりません(そういえば、山咲千里って映画『ショムニ』の千夏役に名前上がってたよね)。その分、爆発力に少々欠けるのが難と言えば難でしょうか。

    “ふたりっ子”岩崎ひろみが、かなりムリ目の役どころ。以前はレディースのヘッドとしてならした、ヤンキー姐さんなんですが。トーンがあまりに『ショムニ』なため、ちょっとがらっぱちを演ろうとするとすぐ“江角・千夏”がちらついて・・・これは損かも。気の毒かも。かもかも。
    “かも”と言えば、奥菜チャンでしょうか。親子三代警察一家の、優秀で生真面目タイプな新人刑事役。事務所も本人も、よく“さとう珠緒の次”という序列に甘んじたよなぁと思うんだが、本人きっちり演じてます。
    ただね、どうも声が。声が、舌足らずで可愛いんだわ。容姿端麗・成績優秀の筈なんだが、どうしても声と喋り方がアイドルっぽいんで・・・そこが今後の課題でしょうね。ええ、ぜひ戸田“あぁら千夏サン”菜穂の喋り方をじっくり学んで頂きたいモノです。

    いやぁ、それにしてもキレイになったねぇ奥菜チャン。さとう珠緒のファニーフェイスとアップが切り替わると、美貌の落差に驚くわ(笑)。ま、この場合主人公は“ドジでノロマな”キャラクターじゃなきゃいけない訳ですから、さとう珠緒でベストキャストなんですが(ちなみに、冒頭にも書いたとおり、ワタシは決して好きではないのだが・・・それにしても、さとう珠緒の演技は進境著しいな)。

    美味しいのは、意外にもそれなりに芝居をしている神取忍(プロレスラーね)でしょうか。藤崎奈々子は、まーんまのおっとりお嬢様でそれなりに味を出してるし、磯野貴理子も山口紗弥加も和を乱さない程度の頑張りで、むしろ肩に力が入りすぎて無い分、見てる方はすんなり入っていける感が。
    しかし、参ったのは山咲千里ですがな!
    何やあの黒い顔は!怖いでコワイでこわいでー!ファンデーションの色濃ゆ過ぎやっちゅーん!
    ・・・最初出てきた時には、本気でびっくりしましたわアタシは。てっきりそのままなお美路線を追いかけていくかと思ったら、こっちに来るかい!悪いこと言わん、やめた方がいいぞ・・・。

    今回のカネケンは格好イイな。少なくとも、『days』の頃に比べると、格段に男っぽくなってヨシ。しかし、そろそろ逃げとかないと、フジ以外に出られなくなるよアンタ・・・。

    フジ以外に出られなくなると言えば・・・六平直政サン(ポケットピカチュウのCMに出てたおぢさんね)、フジテレビに便利に使われてるよなぁ・・・。

    これはねぇ、時間的に余裕があったら、絶対に付けとくね。面白いわ結構。
    一話完結スタイルなので、ラストまでのテンションの低下をさほど気にせずに済むってのもいいなぁ。願わくば、カネケンを巡るラブストーリー的側面をなるべく減らして頂きたい。あんまりそういうのがカラむと、折角の“ショムニーズ”“しらゆり猛女隊”の活躍がぼけるから。ひとつ、よろしく。

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殴る女

    和久井サンは、現実認識能力に乏しい甘チャンの女の子を演じさせたら、ピカイチやね(笑)。当代一。わはは。
    相変わらず、夢見る夢子チャンの上に無邪気を装って周囲を巻き込んでいくという、冷静に考えるとおっそろしくハタ迷惑なワガママ娘を立派に演じておられます。またな、こういう天然チャンの周りには、必ず居るんだよ石黒賢みたいな物わかりのいい完全無欠の“イイ人”が。
    実生活だと、このままワガママチャンとそれを受け止め続けるイイ人との組み合わせが順調に生まれる訳ですが。それだとドラマにならないから、その甘チャンを少しづつ突き崩していくワイルド男が絡むわけで。
    今回この任に当たるのは、「ここもソーケイ!あそこもソーケイ!」という綜合警備保障のCMで、顔だけの芝居を見せまくっていた吹越満サン。通には、久本雅美の元カレという認識が(笑)。
    『オトナの男』辺りから露出が増え始め、『ニュースの女』で一躍ブレイクした吹越サン。今回は、かなりしっかりした扱いの役どころで気合い充分、ってトコでしょうか。
    気合い入れすぎて、きっちり減量したのはいいけど、頬がコケまくっておまけにスーツが似合わないこと似合わないこと!うーん・・・。

    視聴率クラッシャーとして名高い天海祐希サンですが(すまん(笑)。でも、彼女が出た番組って、大抵数字的には失敗しとるしな)。モノを食べる姿が、あまり美しくなーい!背筋丸ーい!そんなのユウキサマじゃなーい!おまけにフェミニンなカールのロングヘア似合わなーい!しくしくしく。

    東幹久は・・・どこで出てたっけ?という影の薄さ。深夜に原千晶と、ハイテンションで「ワンダフル!」ってやってる姿を見ていると、こういう理論派クール系なキャラはどーも・・・。
    一人気を吐いていたのは、ジムのオーナー小野武彦サンだけね。湾岸署のスリーアミーゴスから一転、金のネックレスぶら下げたジムのオッサン役。しかし勿論、あのお調子のよさは健在なんですけどね(笑)。何処に居ても、年齢不相応な軽薄笑いでかっぱらってっちゃうもんなぁ。ずるいよな。うん、ずるい。

    『きらきらひかる』から一コ飛ばしで、またも主題歌はミスチルですか。しかし、この枠の“フジ・働くお姉さんは好きですか?”路線、今回はちと辛いですな。タイトル負けしてるような感じ。2時間ドラマならともかく、このクールを丸々ひたすら、和久井映美のふくれっつらで持っていくのはもうツラいんじゃないか、と。『バージンロード』の時には、それでも反町が出てたり、ダレかかった途中で反町の生き別れの父(笑)岩城洸一がゲスト出演したりと、それなりの工夫があったけど。
    「え?あの和久井が、『殴る女』?」
    という話題性だけでは、あと2回も引っ張れればましといった処でしょうか。“働くお姉さん”路線は、すっかり新設の火曜8時枠に持って行かれちゃったしね。
    え?アタシ?見ない見ない(笑)。裏『うたばん』じゃん(笑)。聞くだけムダですわよ。

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ソムリエ

    出た、星護お約束のガーゴイル。
    しかも、星護お約束の丸の内ロケ。
    おまけに、監修服部幸雄(笑)。ええかげんにせぇや濱田組。

    しかしなぁ。
    ワイン一本で人質立てこもり事件を解決した挙げ句、
    「ボクはただ、お客様にふさわしいワインをお勧めしただけです」。
    んで、武田鉄矢に
    「ここはなぁ、レストランのホールじゃないぜ」
    と突っ込まれて返して曰く、
    「ボクにとっては、世界中がホールなんです」
    とは・・・!
    ここまでアホかつド気障な台詞を頬の筋肉一つ変えずに口に出来るのは、若手二枚目俳優数あれど、稲垣吾郎を措いて他にはありますまい(笑)。よしんば他の俳優が演じ切れたとしても、今度は視聴者側がテレますもん、ゴロちゃん以外だと。
    何せ、町中をあのソムリエスーツ(っていうのか?)着て歩き回っちゃうんですから。普通はそれだけでダメダメムードが漂うんだけど、THE・イナガキオーラのせいで、こっちも突っ込むより先に「はぁ・・・さよか・・・」と脱力してしまうという・・・いやぁ、濃厚ゴローテイスト満載。

    それにしても、さりげなく、岡本信人サン(たてこもりの犯人)がきちんとワインを味わっているのに大笑い。人質取っておいて、グラスの足を丁寧に持つな!光に当てるな!含むな!転がすな!

    注目は・・・っつーか、ゴロちゃん濃ゆ過ぎで、他がボケるわ(笑)。
    甲本雅裕のギャルソン位かなぁ、後から期待できそうなのは・・・。
    菅野チャン、自己中のワガママ娘をキュートに演じているのはいいんですが、どうしても走り方が『いいひと。』の妙子(笑)。とてとてとて・・・と、『サザエさん』タラちゃん走行中の効果音を当てたくなるようなお茶目走りなんですもの(笑)。あれはカットしてやれよカット。“ワガママ娘”のキャラに合わないって(笑)。
    鈴木“ミュージックフェア繋がり”杏樹サンは、ここんとここの辺のポジションに拘りがおありのご様子で。一時期ヒロインづいてたのに、最近は一歩引いて女性セカンドが多いわね。ま、これは、回転が速い最近の芸能界での、長生きの秘訣なんでしょうけれど。
    しかし、彼女のルックスにそぐう“切れ者”系のキャラって、久しぶりじゃない?ここしばらく、ずっと“トボケ”ばっかりやってたからねぇ。
    武田鉄矢は・・・ゴローだから鉄矢なのか?鉄矢だからゴローなのか?この得も言われぬ独特の(土着の)存在感は、常に地上3センチを浮いてるような吾郎様と相性抜群(笑)。意外にいいコンビぶりでびっくりですわ。
    たとえば、「自分のレストランに来てくれ」と鉄矢(大久保兼松という役名である)が吾郎様(佐竹城という役名である)を説得するシーン。
    人の話なんざ聞いちゃいねぇTHE・吾郎様の背中に向かって、熱く熱く暑苦しく語る鉄矢・・・かなりナイスな画でしたわよ。

    しかし・・・これ、『王様のレストラン』のパクリ・・・じゃないの?
    「お店にもワインにも愛情が足りません」って、とある天才が乞われて出向いた店を検分した後に飛び出してしまう、という辺り、完全に同じですもんね。店そのもののモチベーションが下がっているところも一緒だし。
    これから、この変人ソムリエの活躍によって、お店の団結力も高まり、頑ななオッサン(武田鉄矢)のココロも溶けていき、ワガママ娘(菅野美穂)もすっかりヨイ子に変わり、四方八方丸く収まり・・・そして変人ソムリエは去っていく・・・というストーリーなんでしょうが。
    この予定調和的最終回に向けて、どのように全11回をコナしていくかが注目ですな。よっぽど盛り上げていかないと、最後が見えてるだけに、途中で見なくなる人は多いと思うよ。

    でもまぁ、全体的なトーンが徹底していて、それはそれで楽しめそう。
    どうせなら、ここまでアホくさく真剣に大仰にやらないと、「オトナのファンタジー」とは言わないのだよ『じんべい』関係者諸君。がは。

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剣客商売

    池波先生ファン一同が怒り狂っているであろうこのドラマ。
    この処ダメダメなテレ朝の時代劇に比べて、どうしてもこの枠に(『斬九郎』とか『鬼平』とかね)肩入れをしていたにしたにですが。今回ばかりは、もう庇えません。っつーか、ムカツいてます。以前クソミソにけなした、テレ朝の『御宿かわせみ』と、さして変わらんじゃないか。うぐぐ。

    何がいかんって・・・ああ、どこから手を着けよう(笑)。
    まずは、全池波ファン永遠のアイドル・佐々木三冬サマのキャスティング。別に、大路恵美がどうのこうのって訳じゃないんですけど。三冬サンはあんな寸詰まりじゃないのよぉぉぉぉぉ・・・!しくしくしく。
    そうね、せめて10年前の涼風真世サマとか(等と書いていたら、真世さまったら二つ後の枠で大ブッ壊れしてた(涙))、ねぇ。すらりと背が高くて、凛々しくて・・・といったら、基本的には宝塚男役出身の女優さんがいいんでないかいな、と。大路恵美には気の毒だが、あの役は彼女にとっては重荷過ぎると思うよ。

    藤田まこともねぇ・・・どうしても、時代劇というと“主水”ですからなぁ。意外と軽サン袴が似合うのには驚いたけど、ううん・・・秋山御大にしては、少々鋭すぎるような。もっと、もーっとひょうひょうとしててくれないと。

    渡部篤郎も。あのね、大治郎サンは、もっと縦も横もデカイの!で、ちょっともっさりしてるの!・・・渡部クンも確かに気の毒だけどさ、何をやっても『ストーカー』って言われて(笑)。

    ううん・・・おはる役の小林綾子は・・・あの田舎臭さがフィットしてると言えば言えないことも無いんだけど・・・。

    何が一番問題かというと、スケール感なんですね。
    原作で行くと、秋山小兵衛っておじいさんは、本当に小柄なんですよ。で、彼を取り巻く息子の大治郎やらその嫁の三冬やら後妻のおはるやらが、みなどういう訳か柄の大きいニンゲンばっかり、という・・・そういう状態の中で、肉体的には一番小さい小兵衛が、その剣客ならではの勘ばたらきと頭脳でもって、ファミリーの核となって大活躍・・・という倒錯したスケールが、原作の一番の醍醐味なんですが。
    藤田まことが小さくない。渡部篤郎と大路恵美が大きくない。よって、魅力が半減している・・・とまぁ、こういう事なんですわ。

    お話は、原作に忠実な分、かなりのレベルに達してます。大体が、池波作品ってのは骨組みがしっかりしてるから、映像に乗せる時に脚色がラクチンなんですわね。
    映像も、この枠相変わらずの高レベル(故にこそ、妙に“必殺”っぽくって藤田まことが主水に見えちゃう訳だが)。
    そして、なんとなーく気の抜けた橋爪功のナレーションが素晴らしい。
    多分ねぇ・・・原作さえ知らなければ、そこそこ楽しめるんじゃないかな、と。
    なまじ原作のファンだと腹の立つことも多いかと思いますが、時代劇を敬遠していた方々には結構お勧めかも知れません。ああ・・・でもキャスティングがキャスティングがぁぁぁぁぁ・・・(煩悶)。

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食卓から愛を込めて

    賀来千賀子って演技ヘタ。断言しちゃうけど、ヘタ。
    とにかく顔の表情があまりにも大げさで、見るに耐えません。
    そして、お姑役の佐久間良子さん。あれは・・・演技が上手なのか?根がいぢわるなのか?嫁いびりが堂に入りすぎてて、『渡る世間は鬼ばかり』の赤木春恵サンの数百倍コワイっす(笑)。

    何故このストーリーを夜に持ってきたのか?おまけに、12チャンネルの8時台ドラマって・・・もうそれだけで、目一杯ダメダメムードですわ。これはなぁ、お昼のまったりした時間・・・そうね、『ごちそうさま』の後辺りで、のんびり世間様に迷惑かけないように放送されるべきドラマなんではないか、と。
    それにしても内藤剛志サン、あんた巨大な借金でもあるのか?このクール、初主演作まで控えてるんちゃうん?んんんんんんん・・・。

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タブロイド

    いっやー!佐藤浩市サンステキー!
    女好きで一見脳天気、実は切れ者の腕利き編集局長・・・素敵だわ素敵だわー!

    多分、このクールこれまでの中では最もバランスの取れたドラマ。
    内容のテンポも良いし、ミステリアスな引きもあるし、一方で一話完結のネタも仕込んであるし。で、キャスティングも、華と渋みを適当に組み合わせてあるし。

    女性陣は、常盤チャン(やっぱ上手いわ、このコ)・ともさか(あれは地だと思う(笑)。こないだNHKで演じていたお嬢様役は悲惨だった)・京野ことみ(これも曲者、なかなかいい味を出してる)の綺麗所に、ともさかの情報屋として小雪を出してくるなんざ、ゼイタクですわ。おまけに、編集部の経理に鷲尾真智子サンなんて・・・押さえドコロは心得てますわね、さすがに。
    男性陣も、佐藤浩市サマにカッシーこと柏原崇でしょ、まぁ、葉月にオモイデ扱いされちゃった真田広之はともかくとして、山谷初男やら酒井敏也やら田窪一世やら、こっちもなかなかシブいトコ突いてきますな。これで、藤村俊二辺りが編集局のOBか何かで出てきたらカンペキなんですけど(笑)。

    スタッフが『きらきらひかる』陣だと聞いて、納得。
    確かに、脚本にあそこまでの緻密さ(というか、専門的知識の確かさ)は無いかも知れませんが。でも、時間単位で毎日切り刻まれるように発刊されるタブロイド紙のムードを、ヘンにまったりしないで歯切れ良く切り取っていくのは、流石に手慣れた風情がありまして。

    初回は、“人気絶頂アイドルのヘアヌード”というスクープを、常盤・ともさかの両記者が、それぞれの切り口でかっぱごうとするのがメインストーリー。“ライバルから友情へ”とは、カンタンには流れそうにない咲(常盤ちゃん)とくるみ(ともさか)の対立ぶりがなかなかに楽しく、決して“いい子チャン”じゃないヒロイン達が活き活きと跳ね回っております。

    で、このがちゃがちゃした編集局とは別の時間軸であるかのように、真田広之絡みのサブストーリーが通低音のごとく展開する、という段取り。
    この辺も、鈴木京香の“妹探し”という通低音があった『きらきらひかる』に酷似してますな。
    真田広之は、苦労のおかげか元々そういうヒトなのか、たった数シーンの本日の出番の中で、見事に怪しく影のある男を表現なさっておられましたわ。

    願いはただ一つ。
    余計な恋愛沙汰で、このテンポを崩さないでくれい、という事。
    『きらきらひかる』が良かったのも、『踊る大捜査線』が面白かったのも、結局メインのプロットを優先して、ついつい彩りとして仕込みたくなる恋の話を徹底して脇に追いやったからなのよね。
    「『きらきら』が当たったから、それにラブを絡ませりゃカンペキでしょう」って事なら・・・ソレは違う、ソレはちがうぞ山口(プロデューサー)チーム。美男美女をまんべんなく揃えているから、つい色気を出したくなるのも判らなくは無いが・・・展開上、真田常盤の精神的な惹かれ合い、ってのまでは仕方がないけど、頼むからカッシーとことみちゃんの色恋沙汰まではやるな!そこまで行ったら余計だ!な!な!

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板橋マダムス

    カナさんっ!どーしてこともあろうに人事部長なんかと結婚を・・・!と、何故相島クンは泣き叫ばないのだろう・・・って、これ全部『ショムニ』の話ですが。
    フジテレビは、『走れ!公務員』といいコレといい、第ヒット作『ショムニ』の遺産を徹底的にしゃぶり尽くそうというつもりがあるみたいですわね。
    一つ前のクールは、企画が『ショムニ』人気に間に合わなかったんで、このクールに集中してそのテの企画が噴出してるんでしょうが。
    いやもう、江角を高樹沙耶にとりあえずすげ替えて見ました・・・っていう(笑)。しかも、本日の初回は、沙耶サンスケジュールの都合か何かでほとんど出てないし(大笑)。
    あまりにもテンポが速くて、マトモに見てると全然着いていけないんですが。何かしている後ろで流れている分には、非常に軽くて楽なドラマですわね。

    ストーリーに関しては、何も語るべき処無し。脚本の完成度的には、『走れ!公務員』にはるか遠く及びません。
    ただ、その分「キャラを立てる!」事だけに神経が見事に集中しているんで、見応えさえ期待しなければ、腹を立てる筋合いでもございませんわ。
    ・・・っていうかさ、裏が話題の『世紀末の詩』だもんだから、CM中のザッピングネタとしての視聴率稼ぎに専念してるみたいな感じが(笑)。で、あわよくばそのままずーっと見て貰おう、と、

    いきなり深夜に家におしかけられて、そのままドタバタと仲間に入れられて、気がつくと意外とノリノリで・・・という、とことん天然っつーかアホっぽい若妻を、桜井淳子チャン好演中。“カナさん”のあの妖艶さはいずこへ?というぶっ飛びぶりは、好感度アップ作戦としても効果大でしょう。
    個人的には、「マダムス」の中に奥貫薫チャンがいるのがポイント高いんですが。いやぁ、夏川サンといい奥貫チャンといい、にしたにも好みが偏ってます(笑)。

    それにしても、涼風“るろ剣”真世サマ!真世サマ!ああ!何て気持ちよさそうに壊れていらっしゃるの!
    “フェアリー”と言われたあの気品と美しさはそのままに、イッちまった宗教系の園長さん(「教育とは、愛です!」)を素晴らしいハイテンションで演じておられます。
    彼女の役どころは、急病に倒れた園長の代わりに赴任してきた孫娘。アメリカの大学で教育を学び、「争いのない美しい幼稚園を」との理想に燃えた女性なんですが。
    とても男役出身とは思えない(っつーか、ヅカ時代からあまり男男してない男役ではあったらしいんですけど)、可憐でアブない純粋培養のおじょーさま役。ええ、団地住まいの「マダムズ」とは最初から相容れない存在ですわ。
    これから、彼女と「マダムズ」の仁義無き闘いが11回にわたって繰り広げられる・・・という寸法らしいのですが、やっぱり敵は大きい存在じゃ無いとね(笑)。敵が巨大であればあるほど、物語は盛り上がるってモンです。
    少なくとも、『殴る女』の天海祐希サンよりは、そのふっきれぶりといい美貌と言い、ちょっと上に行っている感あり。

    もう一つの見所は、こういうドラマならではのテンションで怪演中の、寺脇康文御大ですわね。役どころは、ツマに逃げられて男手一つでコドモを育てる“クレイマー×2”なパパ。カレが完全にあのキャラで連ドラに出るのは、案外久しぶりだと思うんですが。
    御大のアホ演技は、あのメリハリが堪らないんですよね。なまじセンター近くで背負うモノを持って芝居するより、無責任に引っかき回すつもりで好き放題やってる寺脇さんの方がステキ♪

    裏が裏だけに、出演者諸君が何のプレッシャーも無くのびのびやってる風なのがお気楽で心地よし。この中で、一人苦労しそうな田口浩正サンもポイント高いなぁ(笑)。いくら苦労しても苦労しても身が細らないのが、彼のいい処なんですけどね。にょほほ。

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世紀末の詩

    山崎努を浪費しやがって。
    もう、その一語に尽きるな。

    正直言って、ワタシは何も語りたくない。

    ・・・って訳にもいかんか(これぞ、不明な情熱)。
    だってさぁ、いきなり幽霊だぜ?幽霊。んでもって、取り憑かれた竹野内が白髪になっちゃうんだぜ?見てるこっちは、どうせいっちゅーのじゃ?
    ・・・何て言うかね、作ってる側の自己陶酔がハゲしくて、視聴者おいてけぼりー、って感じ。
    結局言ってみれば、「野島伸司が坂井真紀と仲良くなりたいがタメにやってるドラマ」なんじゃないか?と、うがった見方のヒトツもしたくなるような。

    確かに坂井真紀は可愛いさ。妖精みたいなあのテの役を、嫌み無く演じられるなんて素晴らしいと思うわ。
    竹野内豊も、久しぶりにルックスに沿った、“ツラは良いけどちょっと頼りないオトコ”。個人的には、彼のベストプレイは『まだ恋は始まらない』だと思っているので、顔ぐしゃぐしゃにして泣き叫ぶ姿は嫌いじゃないんですが。

    でもなぁ。
    あの、「どうだどうだ!愛だよ?愛。凄いだろ凄いだろ!」な、“独りよがりテンション”の高さは・・・。
    山崎努が、“死に神”を自称して、“心貧しき少年”を救うくだりなんてのは、あざといとか何とかを通り越して、あまりの寒さに震えてしまいましたわ。

    元々野島伸司という脚本家は、“個的な感情”を平たく薄く延ばし、食べやすいようにひとまとめにして電波に乗せて提供する・・・というやり方を貫いているヒトなんで。
    今回の“愛”たらいうテーマに関しても、毎回、どこかで見たような(O・ヘンリとかの短編集で読めるような)類型的なまとめ方で、一見インパクトのある舌触りながら、食べやすくとりまとめてお皿に載せてくれるんでしょうな。

    こうなると、木村佳乃の、ヘンに地に着いた演技が浮くこと浮くこと(笑)。みんなが“野島ワールド”でふわふわ頼りなく漂ってるのに、このコだけ妙にどっしりマイペースなんだもん。彼女が出てくると安心する、ってのは、はっきりいって初めての経験(笑)。

    結婚式当日に花嫁に裏切られた割には、あっさり里美(木村)に興味持つなんて、立ち直り早いじゃねーか野亜(竹野内)という、お約束なツッコミでも一つ入れておきますかね。
    で、来週のゲストが遠山景織子と斉藤洋介(アゴのヒトね)。はぁ、2回目ともなると、野島お抱え俳優ですか・・・内輪で楽しんで下さい、内輪で。あたしゃ結構。ご遠慮しときまっさ。

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