成田離婚
出会って8分で結婚じゃ(笑)。多分ドラマ史上最短(笑)。
プロット的には、このクール一番の期待作。いきなり離婚とは、キャスティングの特性を活かしたなかなかの企画ですね。途中で、その折角の企画がばったり倒れてしまうのが一番の心配ですが。ちゃんと離婚するんでしょうねぇ?やっぱりくっつき直して、めでたしめでたし!なんていう安易な展開だったら怒るわよ、マジで。
しかし、アップ多用の『いいひと。』風演出はともかくとして、旅行中のケンカが妙にリアルやな(笑)。瀬戸サン演じる夕子曰く、
「この旅行中アタシが3回も死にかけたの、アナタ知らないでしょ?!」
はいはいはい、よーく判ります。おめー自分の事しか考えてねーだろ、っての、旅行に一緒に行くと痛感するんだよね。結婚式の段取りもぜーんぶアタシが決めた!ってのも、世のかなりの女性が「あるあるあるある!」と『百人に聞きました』状態(古い・・・マー坊だ・・・)になったことでしょう。それに対する男性側の言い訳も非常に「あるあるあるある!」。うちのダンナも言いました、おんなじ事(笑)。がー。怒りがぶり返してきたぞ(笑)。
さてキャスティング。
部長森本レオさまのソフトな声、すっかりどーかしちゃった阿部ちゃん(いつの間にやら、コメディセンス抜群の“役者”になってしまいましたね。元々は竹野内系デルモ族だったのに、今やすっかり劇団系)、相変わらず肌と声の綺麗な深津絵里、『星金』の悪役魂は何処行ったの?の沢村一樹、最近レギュラーの切れたことが無い近藤芳正。
濃い。
濃いわぁ。
だからお願い、あまりアップにしないで(笑)。特に阿部(爆)。
このメンバーでこういうテーマなら、ごく普通に撮ってても充分マンガ的な映像になると思うのよ。それを、無理して『いいひと。』っぽいセンスの画づくりにしなくても・・・っていうか、二乗三乗の効果故に、少々クド過ぎる感あり。むしろ、クサナギ君の特性を活かして、淡々と進めていったほうが、“そこはかとない”ズレっぷりが際立って面白いのでは?
元々彼の味は、端っこでちょっと困ったり隅のほうで意固地になってたりする姿の、不思議な存在感にあるような気がするんですよ。『どっちの料理ショー』なんて、その“困ったり意固地になったり”という魅力が、隅っちょのほうで全開してるのがたまらなくイイんですけどねぇ。
クサナギくんとダイレクトな可笑しさって、最初はまあまあ嵌まってるだろうけど、あまりやり過ぎるとそれ以外に出来なくなっちゃう様な危険を感じるわ。
史上最悪の噛み付き犬・悪意のドラマウォッチャー(嘘よっ!本気にしないように!)にしたにとしては、このクールはちょっと不本意である。
さすがに秋だけあって、夏場の“勢いだけ!なーんにも考えてません!”的ドラマが少ないんだよねぇ(笑)。みんなそこそこ健闘してて(まぁ少なくとも初回は)、噛み付きがいが無いったら。この『恋の片道切符』も、“そこそこ”ラインには到達してるんだよ。悔しいのは何故(笑)。
ストーリーとしては、コメディ風味とロマンチックがギリギリのバランス。これ、もう少しドタバタしても変だし、もう少しシリアスになっても安定が悪いよ。今後扱いに気をつけて欲しいのが、高島礼子演じる“環”の不倫。ここであまり深刻になりすぎると、非常におかしな事になるので要注意だと思う。それと、(まあ、設定上致し方ないのだろうが)双子の晴海と鳴海を入れ替えましょ、みたいな展開。きっと出てくるんでしょうけど・・・ドタバタコメディじゃないんだから、あまりガチャガチャしないで頂きたいものだわ。折角、一番のコメディリリーフ稲垣吾郎が、目一杯抑えた可笑しさで勝負してるんだから。バラエティ的な笑いを演出したらダメだと思うよぉ。要注意要注意。
江角マキ子さん。
前回『月の輝く夜に』に比べると、晴海(双子の、お利口でおとなしくて真面目で慎重で堅実な方)役も、さほど違和感無くなりましたね。ま、シーン数が少ないのが幸いしてるんでしょうけど。でもやっぱり、鳴海(双子の、お莫迦でうるさくって放浪癖があって大胆でおおざっぱな方)のがガラに合ってる、という感は否めません。多分本人はあそこまでガラッパチじゃないんでしょうが、ああいった極端な性格のほうが楽に造形出来るからね。
ゴローちゃん、懐かしの『トミーとマツ』(笑)。酒呑むと切れるってのはオーソドックスかも知れないが、中途半端な切れかたが却っていい味。ハムスター飼ってるってのもいいし、あんまりあざとい演技ではなく、それこそ“そこはかとない”珍妙さを漂わせているところもいいですね。プロデューサー殿によると、「たたずまいだけで可笑しい彼にぜひコメディーをやって欲しかった」んだそうですが。良く判ってらっしゃる!実は、SMAPで一番可笑しいのって稲垣吾郎だよねぇ。最近、劇団新☆感線の粟根まこととかぶるんだよな、風情が(笑)。
内藤剛志サン、頼むから、同時期はキャラクター統一して。こっちじゃ“直情型お人好しでシャイな、身汚いオジサン”、『不機嫌な果実』では“オンナ扱いに長けててお洒落で金もあるナイスミドル”。『不機嫌』見るたんびに、こっちの無精ひげオヤジを脳裏に閃かせてしまうじゃないのよ(笑)。見てて混乱しちゃうじゃないのさ(涙)。どっちも演じきる懐の深さは凄いと思うけど、何も同じクールで両極端をやるこたぁ無いでしょうに・・・。
高島礼子サン、だからお願い高知東急とは別れて(笑)。アナタのその美貌とセンスは、2流のヒモなんかに食いつぶされていいものじゃないと思うわ。むしろ“顔だけのオトコをちょっとつまみ喰い♪”って展開のほうが許せる気がする(どうもそうみたいね。安心しました・・・って、何を?)。
宇梶剛士(ぴかりん)、稼いでるね。
夕べの弱気が嘘のようだわ。
ダブルですこ外しー!パフパフー!
テレ朝は、かつてのNHK時代劇を根こそぎかっぱらってきて改悪する所存なのだろうか。ふーざーけーるーなー!原作では、るい25歳(しかも“数え”だから、本当は23位)東吾24歳(こっちも数えだから、22〜23歳)なんだよ!
当時の25歳ったらまぁ年増(涙)の範疇に入るから、沢口靖子でも仕方が無いと思えば思えないことも無いけどさ。東吾だよ東吾。24歳の、しかも原作の設定では、比較的のんしゃらんな御気楽次男。村上弘明、がっちりしっかりし過ぎなんだってば。どうみても沢口靖子の“るい”より年下ってこたないわな(涙)。
こうなると妙に癪に障るのが、脇役の“ニン”の合いぶり。畝さん・お吉・嘉助等々、なかなかに良く考えてあるキャスティングなだけに、却って苛々も募ろうってもんです。つやも炊き具合も絶妙の美味しいご飯に、くそまずいカレーかけて食べてるような感じだわ。
NHKの時は、真野響子と小野寺昭だっけ?あ、これも結構トシ行ってるコンビだわね?でも、小野寺昭のあの無色透明ぶりの方が、村上よりは・・・。
本来東吾は、神林家の家督を「継いでくれ」と兄にいわれてるくせに、どーも野心に乏しい、兄思いでのほほんとしたオトコなんですよ。それが、いつでも兄の寝首を掻きそうな(しかも、兄役が津川雅彦(笑)。いつ掻かれてもおかしくない悪役顔)眼光鋭い村上弘明じゃぁねぇ・・・。がっかり。平岩弓枝サンもなー、何故許したかなー。テレ朝には、『用心棒日月抄』という、言い訳の立たない前科があるってのに・・・。
その上!
この枠!
何故!何故、この“時代劇離れ”の御時世に、あんな艶の無い画面を作るかな?!
しつこいようですが、『必殺!』シリーズのスタッフは何処へ行ったの?何なのよあの、風情もへったくれもないぺらぺらの画面は!フィルム使えとまでは言いませんが、あまりにも色気が無い。オーソドックスな現代劇と、丸っきり同じ文法で撮るような題材じゃないでしょうにねぇ・・・。
もしかしてこれって、時代劇撲滅運動の一環?こんな質の低いドラマを放映しているようじゃ、元々の時代劇ファンだって見なくなっちゃうわよ。
個人攻撃と受け止めて頂いても結構。
でも、私は葉月里緒菜の演技は下手だと思う。
以前『Gift』のゲストに彼女が出たときにも、別のHPに投稿させて頂いたんですが。
瞳が大きくて本人に雰囲気がある分、誤魔化されちゃうんだよねぇ。でも、本筋のところで“演じて”ない。『ふぞろいの林檎たち』の中谷美紀や『最後の恋』の常盤貴子、『ビーチボーイズ』の広末涼子に『友達の恋人』の瀬戸朝香等々・・・。たとえ脚本がしょーも無くたって、セリフ以外のところでその女優が演じている“彼女”の気持ちを表現できる若手女優は最近増えてきた。
それなのに、葉月里緒菜は、喋ってる(もしくは、脚本で表情が予め説明されている)場面以外ではもの凄く“ハヅキリオナ”なんですよ。どうかすると、科白を喋ってる最中でも“ハヅキリオナ”。表情を見ていて、(本当はこの“サオリ”って女、何を思っているんだろう?)というのが全く判らないのだよ。いや、役柄的な“内心を見せないキャラクター”っていうエクスキューズとは、無関係な部分で。彼女の場合、
「無表情なサオリ」
ではなく、
「無表情なハヅキ」
なんだもん。
また彼女、“無表情”だったり“世を拗ねて”たり、本人の独特の雰囲気をフルに活かした役どころが多いからね。きっと、世間的に地金が剥げるのはまだ先の話でしょうが。剥げる前に化ける可能性だってあるんだし。
でもとにかく、現時点では葉月里緒菜の演技には納得が行かないぞ。
それと、もう一つ納得行かないのが、にぎやかしの山田花子(笑)。いいじゃんそこまでしなくとも(涙)。PUFFYの二人だけじゃ不安だったってことか。本人は、
「私の美貌で葉月さんを食ってしまわないように気を付けます」
と言い放ったそうだが(そのときの葉月里緒菜のリアクションこそが見たかった)。
あっちこっちで“無駄にハンサム”と言われる(笑)役どころの唐沢寿明。まーさーにーその通りって感じ。アンタのその整った顔は、“無駄”以外の何モノでもあれへんって気がするわ(笑)。CMで小出しにしてたら、ようやくテレビドラマでも性格破綻者のキャラが来たわね、おめでとう。それにしてもこのドラマ、貴方といかりや長介以外のだーれも御芝居してないような気がするのは私の気のせいかしら?相島(山田花子のダンナ役)!遠山(パチンコ屋のカウンター)!もちっと奮起せい!・・・あ、でもどうせこれ見ないもんな。この時間、クサナギチェックと岡健チェックで忙しいし(笑)。ムキになることも無いか。
7時から御昼寝ならぬ御夕寝してたら、9時47分まで寝てしまった。
私はこのまま『恋のためらい』を見ることがかなわぬまま、
12月を迎えてしまうのだろうか?ああ。
豊川悦次って、良く見ると変わった顔してるよね。ね。
このヒト、コメディの方が味が立つような気がするんだよな(だからと言って金払ってトヨエツ見に行く気もしないし、大体私は昔から中島らものファンで、『永遠(とわ)も半ばを過ぎて』という世にも美しいタイトルを『Lie・Lie・Lie』なんて風に改悪するセンスが全く理解できないので、彼が珍しく喋くり倒すというこの映画は見に行かないけど)。
夏川結衣の顔、好きなんですよ実はにしたに。生まれ変わるなら、あのテの顔に生まれたい。喋る時の口元に難アリなのも、崩れた雰囲気があってなんかイイ。何より、あのテの顔は絶対男にモテそうだ!(そこかい結局)
ま、そんな“抑えフェロモン顔”の夏川結衣サンですから、佐野史郎にストーカー的激愛を捧げられるという役柄は、賀来千賀子よりずっとハマってるって感じ。いかにも、男の執着心をそそりそうな雰囲気があるじゃないですか。ああいうのが、実は一番“魔性系”なのかも知れないねぇ。
佐野史郎!そのオヤジが仲谷昇!いやぁ、そんな所にヨメに行くとは、かほり(結衣サンね)も根性あるぞな。今時の若い女は、ドラマでもない限りあんな梁山泊みたいな場所には行くまいよ。但し、ドラマでもない限りあんなに見事に恐い親子も居まいが。
トヨエツと佐野史郎が酒を酌み交わしてるシーンは、“怪優激突!”って風情で面白かったなぁ。狐と狸っていうか、狐と狐(笑)。でも、天下のトヨエツを“怪優”だの“狐”だの言ったら、今度こそ本当に寝首掻かれるかなにしたに(笑)。
そうそう、某テレビ雑誌で読んだんだが、トヨエツと佐野史郎、演技論で意気投合してるんだってね。撮影の合間によく語り合ってるんだそうだ。凄い情景だぞそれは。
かほりの娘・詩織役の杏ちゃん。いやぁ、達者な演技をするお嬢さんだこと。最近のチャイドルは、美貌と実力を持ちあわせてないとダメなのね。何せ世代的に、このテのドラマだと供給に比べて需要が少ないから。子役が多いハシダスガコドラマでも、殆ど縁故だしなぁ(笑)。かといって、『木曜の怪談』もイヤっちゅうことになれば、競争率は厭がおうにでも上がるってモンでしょ。レベル高いのもむべなるかな。
お気に入り・永作も出てることだし、しばらく様子を見てみようかな。展開はかったるそうだけど、一応主題歌も年末のパーティシーズンに向けてマスターしときたいし(笑)。
宝生舞チャン、顔丸くなったねぇ。一時期のげっそり状態から復活したみたいで、めでたしめでたし。でも、相変わらず凄まじい瞳してるけど。あれでガンつけられたら、ワタシゃ泣くね。荷物でも金でもなんでも置いて逃げるぞ。
ストーリーとしては、エヴァ風近未来SF。大地震で壊滅したと報道される『幕原市』(幕張市議会辺りからクレーム来ないんだろうか(笑))に乗り込んだ少年二人が、そこで起こっている事態に立ち向かっていくという展開。脚本が、かつてのとんねるず関係でおなじみ遠藤察男であるところから行って、本格SFとしての美しいセンス・オヴ・ワンダーは望むべくもありません。「使徒って何?」と思ってずーっと見てたのに、結局それに関する説明は何も無かった・・・みたいなコトが、このドラマでも起こり得ますな、多分。“少年”をキーワードに、バイオ系の謎が横溢する世界観の中で主演の二人が活躍する、いわば『ロボット不在のロボットアニメ』。ま、SF的設定を借りた少年二人の成長物ですね。
悪役(であろう)白竜さんのりりしいことったら(笑)。もう、完璧ですね。御尊顔拝しただけで、「あ、このひと悪いヒト」ってすぐ分かる記号論的顔面。冷徹な知性を感じさせるところが、悪役商会の皆さんとの差異でしょうか。その白竜サンが居る部屋がまた、いかにも日テレ土曜9時のセンス。『FIVE』との見事な連携性が際立って、完全に独自の雰囲気を醸し出しております。
Kinkiの二人、そろそろこの枠逃げた方がいいんじゃない・・・?君らは、TBSでもそれなりの実績がある訳ですし(笑)。いや、正直、このテの少年物よりもう少しオトナのドラマに出した方が、先行き考えたら得策って感じがするんですけど。“主演”にこだわるからこうなるのかな?
それにしてもこの二人(特に剛)、こなれた芝居をするねぇ相変わらず。光一と剛のキャラが逆だ、とどこかに書いてあったようですが、本当は“要領のいい剛”“すぐ熱くなる光一”って・・・ひねりが無いような気がするんだが。
抱き合わせというか何と言うか、小原裕貴クンなんぞも出てて(原クンや佐野クンは出ないのね、もう“少年”じゃないもんね(涙))、『お父さんのためのジャニーズ講座』という風情もありのこのドラマ。ま、10月からは野球中継も無いことだし、ノンビリやって下さい。
ああ、そう、そうなの(泣)。
テレ朝の財産・『必殺』のスタッフの残党は、みんなフジに行っちゃったのね(涙)。
あの光と影、水の使い方ったら・・・なんて美しい画面なんでしょう。頼む『御宿かわせみ』のスタッフよ、一度でいいから『斬九郎』を観て、少しは画づくりって奴を勉強してくれぇ。最後の殺陣シーンでは、斬九郎長回し8人斬りの妙味も堪能させて頂きましたし、とにかくこの番組はスタッフがエラい!画面だけでも十分楽しめる!
原作をあまり熱心に読んでいないせいなのかも知れませんが(ゴメンナサイ!)、岸田今日子サンの“美食家の母上”ってのがまたいいんだよなぁ。私が知ってる限りでは、庶民が2年は暮らせる金高を、料亭の板前を家に呼びつけるという暴挙をおかして(笑)、一週間弱で使い果たしちゃったっていう話があったんですが。やりかねん、岸田今日子の風貌なら。しかも、元々は名家のオジョーサマで、徳川御三家にも一目おかれる程のヒトだというのがまたいい!この、目一杯浮世離れしたおかーちゃんを演じられるのは、やっぱり岸田今日子をおいて他に無いね。正にベストキャスティング。ちなみに、今回放送のストーリーでは、彼女のお家柄が結構重要なファクターになってました。
それと、若村麻由美演じる芸者蔦吉が綺麗。
やっぱり芸者は綺麗じゃなくっちゃねぇ。しかも、キレのいい喋りっぷりなんで、ちゃーんと深川芸者に見える。この場合、やっぱり“見える”ということが重要なんですな。例え歴史的事実とは少々違う部分があるとしても。
渡辺謙のガタイの良さと、舞台仕込みの所作の美しさは、やはり時代劇でこそ映えると言えましょう。裾を絡げてちゃ、と抜く(刀を)辺り、思わず「いよッ!」と声をかけたくもなるってもんです。少なくとも、“鍵師”よかいいやな(笑)。
でも、たった一つ注文をつけさせて頂きたい部分が・・・。
それは、本日初回のスペシャルゲスト・北大路欣也サンの頭にのっかっていたもとどりだ!太すぎだっちゅーねん!誰もご注意申し上げなかったのか?出来なかったんだろうなぁ、多分・・・。