天気予報の恋人
ひとつ質問。
午後2時のFMってのは、本当にこういうユルい番組やってるんですか?
「恋を、しようよ」
と連呼してエンディングテーマに雪崩れこんでいくという信じられない恋愛指南ラジオ。おぉ、とほほだ!本気でとほほだ!それを本気で思い切り楽しみにしている田口(ナイナイの矢部)もとほほだ!あぁ、知りたいような知りたくないような、昼下がりのFMラジオ番組の実態。AMなら想像つくんですけどね、毒蝮三太夫とか上柳昌彦とか。
容姿にコンプレックスを持つオクテの恋愛指南DJが、美しい友人の写真を自分と偽りホームページに載せたことから引き起こされる間違いの悲喜劇。いかにも月9枠らしい軽目のタッチで進む初回だった訳ですが。
やはり、バブルの夢は再現出来ないのでしょうか。あの頃の“ゲツク”と同じフォーマットに乗せた恋愛物なのに、どうもこの枠独特の「浮き足立ち感」「ふわふわ感」「おまえら仕事そっちのけで恋愛沙汰にばっかりカマけてんじゃねーよ感」が薄くてですね。妙に鈍重な感じが。うーんとうーんと、そうねぇ、フルーツパンチにモルトビール入れちゃったような感じ、とでも申しましょうか。
画面が重たくなる元凶、しょぼくれた中年男(でも見た目はちょっとカッコイイ)に佐藤浩市。どうしてこのヒトが月9の主役なんだかさっぱり判らないキャスティングですわ。
あぁ、いえ、問題は“主役”という部分でして。これが、脇でヒロインの気持ちを揺るがせる、酸いも甘いも噛み分けたちょっとえぇ感じの中年男・・・ってのなら、非常にぴったりとフィットしたんじゃないかと思うんですけど。どうして今この時期に、主役。しかも、天気の事には詳しいが女心には疎いショボくれた中年役。グレーのチョッキ着てるんだよ、チョッキ!ひー!違うー、こんなの視聴者(主に30女)が見たい浩市サンじゃないー!
ここしばらく、女性を振り回しつつも女性に振り回されるちょっと世慣れたオトナのオトコという役どころで露出の多かった浩市さん(『タブロイド』『アフリカの夜』『独身時代』など)。事務所的にはここで一気にチャージをかける心づもりなのかも知れませんが。いやぁ、ヘタな使い方すると、元々の渋くて危険な味まで失せちゃうっすよ。
自ら「あたしアタマ悪いもん」といい放つ顔だけ女。で、実は子持ちでちょっぴり健気だったりして。お馴染み『ロンバケ』桃子以来続く当たり役に、水を得た魚のような稲森いずみさんですが。同じく自家籠中のアタリ役(「容姿に自信が無くてちょっとだけヒネてるコ」ね)の深津っちゃんに比べると、やっぱり台詞回しには多大なる難点が。
いやしかしそれにしても、あれだけ可愛いのに(舞台ではホントにホントに綺麗だったのよー!色は白いし可憐だし目は綺麗だし)「容姿にコンプレックスのある役」が多いよなぁ深津っちゃん。なぜだ。でもレッサーパンダは可愛いぞ!ものすごく可愛いぞ!うん!
で、どっちがメインなんでしょう。情報誌によると、とりあえず佐藤浩市と恋に落ちるのは稲森いずみみたいなんですが。えーと、格的にも深津ちゃんの方がメインで然るべきなんでは・・・?ストーリー的にも、いわゆる“少女漫画”の世界では、
「サエなくて内気なヒロインが、最終的には美しい恋敵とのバトルに勝利してシアワセに!」
というのが常道なんですけどね。このままだと、バツ1の佐藤浩市とケナゲな未婚の母稲森いずみがくっつく・・・という、『セミダブル』風ストーリーになってしまうような。うーん、それはあんまり好ましい展開じゃないなぁ、個人的には。
初回は、ものすごーく意外なことに、米倉涼子がなかなかのポイント稼ぎ。彼女、鳴り物入りのモデル出身女優なんですが。いきなりひっつめ髪に眼鏡・薄メイクにすが目と、「気象庁あたりで働くダッサい女」全開ですわ。おまけに、心惹かれている田口(ナイナイ矢部)が仕事の都合でランチ合コン不参加決定するなり、こっそり廊下でスキップする後姿が意外とイカしてまして。
台詞がほとんど無かったのにも助けられ、非常に印象的でございます。ま、次回以降どうなるのか判りませんけども。
ナイナイ矢部、居るよなー!ああいう懐き(なつき)のいい後輩!という独特のオチャラケ今時青年をそつなく演じております。ま、万事「そつ無い」感じだよな、矢部って。
うっかり主演を張ってしまう前のユースケ・サンタマリア的な役どころですが。ユースケも、松たか子とキスシーンまでしといて、今更すぐにこのポジションまでは後戻り出来ないだろうからなぁ。しばらくはこの辺りのキャラを矢部が食いつづけることになるんでしょうかね。
ストーリーとしては、懐かしの『君が、嘘を、ついた』系ですかね。
軽い気持ちでついた嘘が、後々まで恋に影を落とす・・・という、恋愛モノのある種の王道ですが。
前述の通り、単なる総当たり戦的ラブストーリーにするにはどうにも鈍重な感じだし、かといってゲツクの枠的なことを考えても、あまりにもシリアスなストーリ展開に持って行く訳にも行くまいし。妙にコナれた台詞(特にヒキの強い台詞も無いが、耳障りな台詞も無い<演じる役者さんの技量の深さも影響してるんだろうけど)のせいもあって、なんだか全体的に中途半端ですわ。
佐藤浩市サンの「こんなのアタシが見たい浩市サンじゃなーい!」なキャラが、吉と出るか凶と出るか。ワタシは、あんまり見たくないなぁダサショボい浩市さん。深津っちゃんよりも稲森の方が上格ってのもイマイチ納得行かないし。うーん、とりあえずワタシは見ないな。永遠の仔
いやーん(笑)。ニシタニさんボケ老人じゃわ(笑)。何度も連呼されると切ないわー(笑)。
中谷美紀演じる看護婦が老人病棟担当・・・ということで、何故か革靴を抱きしめて徘徊する、“ニシタニさん”という老人が登場するんですね。で、中谷美紀の勤務風景を点描するしーんで、やたらに何度も、
「あらー、ニシタニさんどこに行くのかなー?」
と声をかけられるという・・・しくしく(笑)。
たしかに豪華かつ原作の雰囲気を尊重したキャスティングなんでしょうけれども。
それにしても、それにしても、あぁあまりにも新味の無い顔合わせ。『ケイゾク』コンビと『ブロイ』コンビ(『恋愛詐欺師』コンビとも言うな)。
そして中谷美紀は、『女医』に引き続きこの枠で医療関係者。あぁ、徹底して新味が無いったら。
そうそう、ジラフとモウル(男性2人)なんですが。どうも、キャスティングが原作のイメージと逆らしいんですなぁ。
よほどキャラクターが固まっていたらしく、テレビステーションのドラマ増刊号では、思い切り逆に書いてありましたわよ、刑事=渡部篤郎:弁護士=椎名桔平って。椎名桔平の刑事もかなりムリからですが、渡部篤郎の弁護士も相当ムリですわ。
あるドラマサイトでは、
「『ケイゾク』のイメージがあまりにも強いので、敢えて渡部サンを刑事役から外した」
という見方が強くなっているようですが。しかし、上司に「いいデカだ」といわれる硬骨漢で、かつ心の傷に触れられると暴発するたぐいの刑事といえば・・・やっぱり渡部サンの方がイメージだよなぁ。
原作未読のワタシでも、
「ナンだかヘン、ナンだか逆」
という違和感は拭い切れませんで。
うーん、これから見続ける視聴者は、頭の中で必死に切り替えモードを発動させることを余儀なくされるかも。どうせ最初から、役者の顔ぶれをやたらと見覚えのある妙味の無い組み合わせにしてしまったんだから、前作のイメージにこだわらず、刑事=渡部篤郎:弁護士=椎名桔平にしてしまえばよかったのにねぇ。
それにしても、どうしてこんなに脱ぎたがる、椎名桔平。石田ゆりちゃんとのかなり濃い目のラブシーンの前後で、あまり美しいとはいえないお尻を出しまくっておりましてですね。えーと・・・何と言うか、視聴意欲減退ですわ。
一応、虐待の傷跡が生々しく肌に残っている・・・という設定らしいんですが。あぁそれにしても汚いオシリ。しくしく。これならもしかしたら、渡部サンのオシリの方がマシだったかも知れませんわ。そういった意味でも、キャスティングは逆だったんじゃないでしょうかね?
石田ゆり子さん、なんだか更にお芝居がヘタくそになっているような気がするんですけども。大丈夫かおねえちゃん。あんまりキャラが立たない役どころのせいか、余計にヘタが目立つような。
ま、何せ共演が、良くも悪くも極端に濃い中谷美紀ですからね、ゆりちゃんとしてもなかなかに辛いモノがあるとは思うんですが。それにしても、どうも薄い上に台詞回しもたどたどしくて。こちらの思い込みのせいばかりでも無いと思うんですが、不気味中谷パワーと男優二人の粘り腰とでバリバリに漂う画面上の緊張感が、いきなりゆりちゃんの台詞回しでぷっつん!と途切れるこのスリル。うーん、サスペンスフルですわ。
ところでゆりちゃん、話題主演作の割に露出が少ないと不評だった『不機嫌な果実』よりも露出が多いような気がするんですけど。こんなトコで無駄に見せても仕方ないと思うんですがいかがなモンでしょうか。折角銀行のCMキャラクター取ってきたんだから、も少し抑えた方が・・・?<余計なお世話ですな。
原作に関しては、あまり言うべきことは無いと思われます。今世紀最後のベストセラーだそうで。上下巻というボリュームの上に文庫化されていないという悪条件が重なって、ワタクシはまだ未読なんですが。
なんだかエラい量と重いテーマですからねぇ。うまくテレビ化(しかも、川島なお美・中森明菜を擁するキワモノ枠として有名なこの時間帯で)出来るんでしょうか。とてもとても不安。
ストップ&スローモーションを多用した画面作りですが。これって、あまりしつこく使うと却って安っぽく見えるんだよねぇ。軽いテーマをスローモーションで誤魔化すのならばいい手だけど、ここまで重厚なストーリーの上に、折角キャスティングにもいかにも重たそうな処を持ってきてるんですから、小手先でいろいろやらずに骨太な芝居1本で押しとおした方が効果的って気も致します。
そうそう、骨太と言えば、塩見三省サン素敵でしたわ。前枠の渡辺いっけいさんとは好対照の実にキャラが立ったいい役ドコロ。脇からかっさらいそうな予感すら感じさせます。ワクワク。
藤真理子サンどこへ行こうとしてるんですか。
『ガラスの仮面』を彷彿とさせる、ボケて訳のわからなくなった母親役。若かりし頃は男に狂い、渡部篤郎演じる息子を虐待していた・・・という役ドコロなんですが。これが、ボケて排泄障害は起こしているわ、息子は判別できないわ、火事は起こすわ、とにかくもうズタズタの状態な訳ですわ。何だろう、藤真理子って“体当たり系演技派”というのを目指してでもいるのかな?
っていうか、藤真理子って元々どういうポジションの女優だったっけ。既に原初の立脚点すらすっかり見失ってる感が・・・。林真理子サンとツルんで東山紀之の追っ掛けしてたのは知ってるけど、女優としてのキャリアに途中空白があるような気がするのはこっちの思い込みでしょうか。
気になった事。
中谷美紀の子供時代を演じるコが、どーも島袋寛子に似てるような気がして。や、顔が似ているというよりは、単に髪型がデビュー当時の島袋に似ているだけなんですが。
しかし、なんというか、「オトナに汚された」感じがどことなく似てる・・・ううむ。いいのか、島袋。お立ち台で化粧ベットリして踊ってる場合か<話がどんどんズレてますが。ナースのお仕事 3
『天使のお仕事』で大コケした観月ありさの、起死回生人気ドラマ第三弾。
しかし、『天使・・・』の失敗でよく判ったんですが。この『ナースのお仕事』人気は、あくまで“ナース”という単語の力に拠るものであって、決して観月ありさという女優自身の人気に依存するものではないんですなぁ。熱量としては、明らかに観月<ナース。“観月ありさが出てるから見る”んじゃなくて、“看護婦だから見る”ということでしょうな。
ということは、ナースでさえあれば、観月ありさじゃなくてもいい訳で。むしろ、センターを変えて『新・ナースのお仕事』にしてもいいんじゃないかって気もせんではありませんが。ま、よほどの事情が無い限り、しがらみの都合で今更変える訳にも行かないんでしょう。
それにしても相変わらずソツの無いどたばたぶり。ショムニのパロディまで始めるお調子っぷりで、1時間しっかり気を逸らしません。少なくとも、余計な情緒や思い入れによるタルみが無いだけ、付けっぱなしにしておいて聞き流す・見流すにはちょうどイイ感じですわ。
本日初回は、シリーズ3作目にしてついに出産を迎えた長塚・松下夫婦のドタバタに始まり、お約束のように新人研修医と朝倉が図らずも出会うシーン・恐怖の新人赤木(神田うの)と朝倉(観月)とのバカバカしいバトル・前シリーズから引き続いての大島主任代理(伊藤かずえ)ヴァーサス尾崎主任(松下由樹)の権力闘争・夜中の患者急変緊急手術と、息もつかせぬテンコ盛り。このペースで半年持つんか?とお思いの向きはご心配めさるな、毎回毎回同じパターンで手を変え品を変えつつ貫き通すんですから、このドラマは。どこから切っても金太郎飴的安心感。逆にいうと、ある意味初回と最終回だけ見れば大筋が完全に理解できるという・・・。
や、それにしてもホントに、誰がやっても同じだと思うんだけどなぁこの機械工業的バカ脚本は。適度にユルくて適度にお涙頂戴。で、大体一度は何かのトラブルが起こる訳で。そのトラブルを乗り越えることによって、ナース朝倉や研修医(今回は藤木直人)が成長して行くんですわね・・・ってことは、患者は踏み台か。日本一入院したくない病院。
頭の中身は全く使わなくても大丈夫という、ほとんど環境音楽的ドラマ。順番的には、昨晩のずっしり重たい『永遠の仔』の次に観るのにちょうどいい軽さですわね。ナイス編成(そういう問題か?)。
それにしてもアレだ、『隣人は秘かに笑う』で懲りなかったんだろうか、周囲は。あれでまだ神田うのを起用しようという根性が凄いな、根性が。
そういえば昔彼女、
「ドラマのお話は頂くんですけど、待ち時間が長かったり台詞覚えたりしなきゃいけないじゃないですか。そういうのアタシ苦手なんです。瞬発力が勝負のバラエティとかグラビアの方が合ってる」
とインタビューに答えてたんですけどね。『隣人』、映画『御法度』に引き続いての演技挑戦は、ちったぁオトナになったという成長の現われなのか、それともえり好み出来る立場じゃなくなったのか。
プッツン新人看護婦、ほとんど地としか思えない傍若無人ぶりで演じておりましたが。朝倉に多少なりとも感化されて看護婦として成長する・・・という展開だとしたら、“成長した後”の表現はものすごーく難しいんじゃないでしょうか。
それにしても、ナース服がこんなにも似合わない女性タレントってのも珍しいよな。朝倉(観月)とのデルモ立ちミニスカナース服対決は見ごたえあったけど。
新婚の伊藤かずえさん。松下由樹さんとは、実生活のお立場が逆な訳ですが。あぁもう、意地悪ナースを思いっきり楽しそうに演じてらっしゃいます。ここまでキャラが立っている役は、演じててメリハリがあって気持ち良いんでしょうね。パート2の時も同じ役どころで弾けてらっしゃいましたが、今回はもうほとんどマンガの域。デフォルメきつすぎて、所々正視できないような状態までブッ飛んでらっしゃいましたわ。
今回はむしろ、お取り巻きの高田聖子さんがチェキかも。ヘンなテンションで伊藤さんにへつらってらっしゃいますが。初回の今回は、カラオケボックスで絶妙なノセ語り芸(『ショムニ』の戸田恵子さんと同じ傾向ね)を炸裂させておられました。うーん、あれ毎回やってくれないかなぁ。
石原良純は、何かフジテレビ上層部の弱みでも握っているのか?
『モナリザの微笑』に引き続き、どう考えても彼の出演する意味は皆無だとしか思えないキャスティング。アリtoキリギリスまで引っ張り出してるんだから、本来いらんやろ石原良純。実力的に「彼が出ると画面が締まる」という訳でもないし、目の保養になる訳でもないし。いらんて、良純。
主演、観月ありさと松下由樹。
肩の力が抜けたたたずまいで、安定感は抜群です。顔を見合わせて笑い転げるところなんて、ほとんど素なんじゃないかと思う程。新味は無いものの、ブラウン管の向こうとこちらに生ぬるいコンセンサスが出来あがっているだけに、何の心配も無く淡々と見続けることが出来る訳ですね。このまま行ったら、現代版『水戸黄門』確定。敢えて難を言えば、この二人ヘンに安定し過ぎ。まだ、『週末婚』陽子的“キョウレツにイヤなオンナ”の引出しを持つ松下さんはともかく、観月サン何をやってもいつでもどこでも「アサクラーッ!」になってしまうんじゃないかと。彼女の今後がちょっと心配だったりして・・・まぁ、基本的には、観月ありさのキャリアなんぞワタシの生活には何の関わりも無いんですけどね。
予告を見ていたら、次週2回目にしていきなりキスシーンですわ。おぉ、展開早いな・・・。諸星・TOKIO松岡と経て、朝倉もそろそろ結婚でしょうかね。で、いよいよ大河ドラマの様相を呈するという・・・こうなったらいっそ、コメディ版『北の国から』を目指すってのもアリかも知れませんわね。センパイの娘と朝倉の娘がまたナースになってセンパイ後輩となる、とか。うぷぷ。
言うまでも無いことですが、ワタクシはお付き合いしませんわよ。そういえば、今回はなんと6ヶ月(2クール)の長尺に挑戦とか。うーん、前クールの金八にでもあやかったのか・・・ま、“医者の不養生”にならないように、出演者の皆さま頑張ってくださいまし。へぇ。ショカツ
『ショムニ』『ケイゾク』を意識したタイトル、『踊る大捜査線』を意識した設定。何とかオイシイとこ取りを狙ってみました・・・という感じなんですが。
あぁ、それにしても松岡昌宏とはこれイカに。や、松岡本人はかなりスキなんですけど。でもねぇ、ちょっとばかり華が足りな目というか。
下手に整った鋭角な顔立ちのために、こういうシリアスなエリートの役をやらせると、ハマり過ぎてどうも引きが足りないのよね。面白味というか妙味が不足。
たとえば、筧利夫のエリートだと、身長&おでこコンプレックス(<ファンとも思えぬ言いぐさだな)がある種の“引っかかり”となって、視聴者の心のササクレ部分にぐぐっと摩擦を起こすんですが。松岡の場合、意外性や引っかかりが無い上に、いかんせんスマート過ぎ(たとえば織田裕二みたいなズブトさが無い)る分だけ、スケール感が乏しくなってしまう恨みがありますわ。これが、おもいっきり『天国に一番近い男』みたいなブッ飛んだコメディとなると、彼も途端に生き生きと精細を放ち始めるんで、一概に松岡の存在感の咎とばかりは言えないとは思うんですが。いずれにせよ、プロットと松岡との間に緊張感が無いので、そこがちょっと残念。同じエリートキャラで言えば、くさなぎつよぽんの『TEAM』の方が、“演じるべきキャラクター”と“演じる本人”との妙な緊張感が高かったですわ。
あと、眼鏡光らせ過ぎ、松岡。レンズ安物?
『眠れない夜を数えて』(<実はスキだったのよ。プレ『沙粧妙子』でプレ『ケイゾク』。今なら絶対ネットブレイク間違いなしのカルトドラマですわ)では、ちょうどこのドラマで松岡が演じてるようなキャリアを演ってた田中美佐子サン。えー・・・そろそろもちっと潤いのある役もやっていいんじゃないでしょうかね?『智子と知子』だの『OUT〜妻たちの犯罪』だのと、こと連続ドラマにおいては、触るとガサガサ・・・とささくれの音がしそうな乾いた役ばかりが続いておりますわね。今回の役は、なんとなく沙粧妙子っぽいんですが。役柄を作り込み過ぎたのか、肌は荒れ放題髪はボサボサに乱れ放題で、見ててちょっと辛いかも。うーん、いくら何でも、もうちょっと身奇麗にしたらどうよ・・・?<オマエに言われたかないですな。
高樹沙耶さん、なかなかに潤ってますなぁ。田中美佐子の親友役なんですが、こっちは俗気の抜けない色っぽいキャラクターで。いきなり、乾いちゃってる田中美佐子に
「ホストクラブ行こうよぉ」
などとヌケヌケと誘いを入れる、科捜研の女。
主演女優の田中さんがバサバサに乾ききっているだけに、どうにも絶妙の緩衝材として十全に機能なさってます。主演女優を食わない程度の、かといって周囲には埋没しない程よい華やかさと美しさ。巧くも無く下手でも無いバランスの取れた演技。これはもう、当代一の「セカンド女優」と申し上げてよろしいでしょうとも。30才代の女優サンがハバをきかせる中、こういう“主演女優の親友役”ってのは食いっぱぐれがありませんからね。高樹サンの今後の課題は、少しでも長くこういうポジションをキープする事でしょうなぁ。
橋爪功さん。
見る気も起きなかった『京都何ちゃら案内』とは違って、何考えてるか判らない中身の濃ゆそうなオッサンですわ。一癖も二癖もありそうな中年・・・橋爪サンの引き出しの中では、個人的に思いっきり好きなパターンなんですが。一体どの程度まできちんと書き込んでもらえるのかどうか、という点において一抹の不安が。折角あの橋爪功に、久々に懐の深そうなキャラを振ったんですから、しっかり使いこなして頂きたいものですわ。無駄に使い捨てして欲しくないなぁ・・・。
田山涼成さん、ここに来てだんだん色が出始めましたかや。元ネタ(笑)『踊る大捜査線』では交通課の課長だったんですが、ついに刑事課の課長さんですわ。これって出世だよねぇ、ね、ね。
前クール『お見合い結婚』では、ギリギリまで影の薄い(そして最後に向かって物凄い見せ場があった!)花嫁(候補)の父を好演なさった田山さん。今回は、どこまでも米搗きバッタな役どころでございます。米搗きバッタの意地を思い切り見せて頂きたいものでございますわ。うひゃひゃ・・・実は密かにお知り合いだったりするんで、どこまでも御贔屓させて頂きますのよ。ちょっと位の癒着は許してね(笑)。
本人自ら「ここンとこ“顔に似合わぬ繊細な”とか“オチャメな”刑事役が多かったんですけど、久しぶりに顔と一致したイカツい役です」と仰せの村田雄浩サン。どうも、『呑』のCMで高島“極妻”礼子の尻にしかれているイメージが強い村田さんですが、今回はコワモテの役だそうで。あ、いかん、やっぱり高島の顔がチラチラする・・・。
タイトルバックモロにケイゾクやんかー(笑)。
恥も外聞も無しか、河野圭太。
脚本は・・・えーと、田中美佐子におんぶにだっこ。そして、『官僚vs現場』というシチュエーション頼み。
出てくる事件は類型的だし、周囲の人間の書き方も類型的だし、対立の構図も類型的だし。
下手に画面が暗いせいか、脚本のツメが甘いせいか、それとも“スリー・アミーゴス”みたいな息抜き系のゆとり部分が全く無いせいか、『踊る大捜査線』のような奇妙な明るさと熱気が感じられないのは辛いところでしょうか。かといって、『ケイゾク』ほど思い切ってカルト臭くする度胸は無いみたいだし・・・ちょっと全面的に中途半端かも。ただ、このテの“中途半端”は、数字の推移によっては現場が思い切り開き直った挙句に大化けすることがありますからね。もしかしたら要注意かも。
一応3回目くらいまでチェックして、そこで行間に渦巻くニオイが盛り上がらなかったら却下、という感じですわ。
それにしても。いくら何でも、主題歌TOKIOはヤバいでしょやっぱり。合わないってばー・・・うぅ。ショムニ
ちなみに、『ショムニ』の“ニ”は、漢字の2だそうです。パート2ってことで。だから何だ。
戸田さまキャディの格好似合い過ぎ。居そうだしなぁ、ああいうキャディさん。
宝生さんのファーストフード店員もなかなかナイス。客の女子高生に「オバサンっ!」といわれて、思いっきり強烈な無表情で
「ポテト、いかがですか?」
と圧力をかける凄みもナイス。えー、後日の参考のためにその他のショムニ課員出向先も念の為書き残しておきましょうか。京野ことみはドジ丸出しの工事現場の交通整理、櫻井淳子はナゾの庭師、高橋由美子はブライダルショップのコンサルタント、そして、主人公江角サンは漁師(笑)。カツオ2尾を揺らぎもせずに持ち上げるその腕力に感服ですわ。
連ドラ・スペシャルと、どんどん原作から乖離しつづける人気ドラマ。この場合、某『いいひと。』と違って、原作者がそのズレを面白がるだけの大人の余裕があるだけに、妙な横槍も入ること無くどこまでも暴走し続けている訳ですが。
暴走の一端を担うのが、高橋克実・伊藤俊人の人事部コンビ。やはり、面白い漫画と面白いドラマは、悪役にクセがあればあるほどその魅力を増すわけで。
と言ってもこの二人、ドラマの屋台骨を支える程スケールの大きいワルという訳では決してなく、むしろ思いきり小市民的なスケール小さ過ぎの情けないワルという部分が、インパクトありすぎの江角サン相手にいいアクセントとして効いております。あの役を演じる役者さんが、もちっと貧相過ぎたり逆にスケール大き過ぎたりしたら、ドラマ自体が全然別のモノになってしまっていたでしょう。そういった意味では、決して替えの効かないベストキャスティング。『ショムニ』の魅力は人事部にあり、ですわ<うそ臭い・・・。
ミニスカ黒髪のガタイ良し女がズバリ啖呵を切るという新味はともかく、内容はお約束まみれの説教ドラマ。ストーリーのフォーマットを一切崩す事無く、続編としての王道に則ってきっちりと作ってきましたな。
初回の本日は、多少前半にたるみがあった(似たようなシーンの重ねが多過ぎ)ものの、やっぱり最後にショムニーズがずらっと並んでびしーっと啖呵を切ると、
「おぉ・・・ごリッパ」
と意味も無く溜飲が下がります。えぇ、ストーリーの荒唐無稽さや江角千夏がカマすお説教の陳腐さはどうでも良くて、とにかく“ずらーっと並んでびしーっと”ってのが重要なのね。このヘン、まるっきり『水戸黄門』ですわ。前段はどうだっていい訳でして。
もしカタルシスが欲しいだけなら、他局の野球中継が無事終了した頃合にチャンネルを合わせることをお勧め致します。これが、カッタルさを感じずに楽しめる1番の良策かも。
そういえば昔江角マキコ、
「千夏だけがワタシのイメージになるのはあまり嬉しくない」
って言ってなかったっけ?その割には今回ヤケに力が入ってるみたいですが。
うーん、『輝け隣太郎 』の時はこんな風になるとは思わなかったけどなぁ。
ストーリーの展開上致し方の無いところではあるんですが、初回の本日どうも戸田菜穂サン演じる秘書課・杉田美園の陰があまりにも薄くてですねぇ。これが何よりも残念至極ですわ。廊下の向こうからガンガンと足踏み鳴らしてやってきて、
「あーら千夏さんッ?!」
アゴ上げ右斜め45度!のお約束が果たされないと、なんだか消化不良を起こしてしまいそうです。本日はさらに、前夜の『ナースのお仕事 3』でもって見事な千夏・美園対決のパロディが演じられただけに、ご本家も是非見たいトコだったんですけど・・・あぁ残念。
さて、続編だけにソツ無くまとめて来たこの番組ですが。
最大の問題といえば、これはもう疑いよう無く江角マキコの主題歌な訳で。や、歌唱そのものに関してはまだいいんです。女優さんのカラオケ遊びの延長としてはマズマズのレベルでしょうし、何より、
「ヘタはヘタなりに頑張って唄ってます」
という潔さがいいんじゃないか、と。
「アタシうまいでしょ?どう?歌も芝居も任せてね」
的な臭みが感じられないのは、そこそこ好感度高いですわ(<それは、○たか子を念頭に置いたイヤミでしょうか?)。
しかし、どう考えてもあの歌詞(江角渾身の自作!)はマズいでしょう。
♪ギアをトップに入れて ♪ ハイウェイ ララ ラ♪
ぎゃー!書いてるだけで恥ずかしいぞー!ラララだぞ!ラララ!
マジメに唄っている江角も恥ずかしければ、うっかり作曲担当しちゃった布袋も恥ずかしい。その上、なんとも言えないあの踊りが恥ずかしさ倍、更に倍。やめときゃ良かったのにねぇ。調子に乗り過ぎ。天使の消えた街
ヒューマニスティックとキワモノのエッジすれすれ・・・という感じのストーリー。もちろん、映画『レインマン』のモロパクリですな。
『星の金貨』の成功で味をシメた日テレが放つ、お手盛りお涙頂戴路線。童話をネタにする処も手垢まみれ、という感じでしょうか。
初回の本日は、突然自閉症の異母兄・高野輝(フミヤ)を押しつけられ拒否感をあらわにする高野達郎(光一)が、いくつかの出来事で徐々に兄に対して心を開いていく端緒が描かれる訳ですが。
それまで兄を疎ましく思うばかりだった達郎の心がもっとも揺れるのが、パーティのシーン。
達郎と孤児院で一緒だったゆかり(田中美里にそっくりの板谷由夏が好演・しかし、どうしても“板谷”というと“ゲッツ板谷”を思い浮かべるワタシ・・・)が、
「ようやく陽の当たる場所に出た」
ということで経営に携わることになったネット関連企業(なんでも、ネットオークション関係の仕事なんだそうだ)の創業パーティで、達郎に付いて来て紛れ込んでしまった輝が周囲のアッパーたちにぞんざいな扱いを受ける・・・というシチュエーションなんですが。これがもう、呆れるくらいに類型的なシーンでなぁ。観ている方としては、ちょっと萎え。
特に若い世代の多いネット関連企業のパーティなんかだったら、むしろ自閉症への理解度と認識は、通常のいわゆる“創業パーティ”よりよほど高いんじゃないかと思うんですけどねぇ。それに、いくら何でも、パーティの中で引きずり回されて羽交い締めされるのはあまりにもやり過ぎ。いくら達郎の、
「ただ挨拶しただけじゃねぇか!それとも何か、アンタたちの世界では、こうやって丁寧に挨拶するのは流儀に反するってのかよ!」
という台詞を引き出したかったにしても、展開があまりにも漫画チックすぎて引いてしまいましたわ、ワタクシ。
他にも、自閉症の輝が何故か保証人にされている(そういう責任能力はあるのか?)等の小さな齟齬が目立ち、どうも気持ちを移入できない恨みがありますわ。大体、軽軽しく扱っていいテーマなのかも判らないし・・・。
大竹まこと、ヘン。ヘタ。バラエティで喋ってる時の大竹の方がずーっと面白いしキャラも立ってるし。
堂本光一からえげつなくカネを取りたてるワイドショー好きのやくざ、という役どころなんですが。どうも、あまり色も味も見えてこないんですよねぇ。
大竹の場合、状況に応じて臨機応変に繰り出す暴言とボヤキのバランスが特色な訳ですから。こういう風に、きっちりとシチュエーションを固められた台詞を喋るのはあまり得意ではないんじゃ・・・?それも、普段のキャラとは全く逆の、「もしかしたらこれが素なんじゃ?」と思わせるような気の小さい善人役ならともかく、何のヒネリもないプロトタイプの「ヘンなヤクザ」ですからね。今一歩面白みがありませんわ。
“インパクトのある濃い目な中年”という意図でついうっかりキャスティングしちゃったんでしょうが。なんか、「あーあ、やっちゃったなぁ日テレ」って感じですわ。何せ、主軸のひとり藤井フミヤがほとんど素人芝居しか出来ないんですから、脇まで素人使っていいってモンじゃありません。むしろこういうところは、段田安則さんとか小須田康人さん辺りを置けば、まだまだ転がし様もあった気がしますけど。もしくは、王道で大杉漣サンとかね。少なくとも、大竹まことの起用は明らかにマチガイだと思いますわ。このままで行くと、ヤクザ事務所のシーン、丸々ただのムダになってしまいそう。
で、シロート芝居の藤井フミヤ。
あのなぁ、元ネタの映画ではダスティン・ホフマンがやっていた役だぞ?それも、映画は2時間だけど、ドラマは全11回だぞ?
藤井フミヤの演技力で持ちこたえられるのか?
元々、誰か別の役者(失念)で企画が立っていたのを、色がつくのを恐れた役者側が断ったんだとかで。で、藤井フミヤ。ダスティン・ホフマンの猿真似という話ですが(『レインマン』観てないからワタシは知らないけどね)。うーん、やっぱりどう頑張ってもフミヤはフミヤだよなぁ。よりによってこんな難役・・・。
日テレも、そんなにまでしてこの企画にしがみ付く事情が何かあったんでしょうか。同じユル目なら、光一くんピンで主演の、ちょっと軽めのラブストーリーにでもすればよかったのにね。
『奇跡の人』山崎まさよしの好演を、今更ながらに思い出してしまいましたわ。あー、まさやんってやっぱりセンス抜群やってんや・・・。
のりぴーは、相変わらずの役ですなぁ。適度にストレスを溜めつつ笑顔で頑張るカウンセラー。ふとしたことから関わりを持った高野達郎にアドバイスをしつつ、高野輝の純真さに癒されていく・・・というキャラクターですが。十年一日、という感じもしますけど、今更ノリピーが冒険したってしょうがないしね。ま、普通に演ってればとてもオトクな役回りなんで、どうぞこのまま頑張ってくださいね・・・という感じでしょうか。お馴染みだけに可も無く不可も無く。
そういえば、のりぴーの職場点描でいきなりカウンセリング受けていた八嶋智人サン(『古畑 V』でやたらあちこちに出てきてたファミレスの店長、『BOSS』のCMで貴乃花の肩叩いちゃったヒトね)ですが。あれだけしか使わないのなら、いっそ“ヘンなヤクザ”このヒトに振っちゃった方が面白かったのに。貧相でコンプレックス丸出しの、ワイドショーでヒトの不幸観るのが好きなヤクザ。あぁ、似合いそうだ八嶋さん・・・。
で、“冒険”目指してつかこうへいんトコで女優修行中の内田有紀。内田サン的にはいい話題になったでしょうが、つかは内田を引き取る事で一体何のメリットがあるというのだろうか?そういえばつかさん最近、『ロマンス』で宮沢りえを使ってみたりせっせとジャニーズ事務所に擦り寄って見たりと、何だか意図不明なんですけど。うーん。
それにしても藤井フミヤだよなぁ。
エンディングテーマとして、相変わらずのフェロモン声でお得意の泣かせバラードを唄っておりますが。これはアレだ、江角と比べればもう雲泥の差と言うか、さすがにプロというか。例の如くにうっとりするような曲を嫋嫋と歌い上げておりましてですね。
あぁホントに、主題歌だけにしときゃいいモノを・・・何故わざわざ出て来るんだか。とほほ。君が教えてくれたこと
どうでも良いんですけどね、どうしてこう連続テレビドラマってテーマが重なりやすいんでしょう。医者モノクールがあったり、刑事モノクールがあったり、学校モノクールがあったり。今回は、“お天気関係クール”とでも申しましょうか。
昨日放送『天使が消えた街』のフミヤ(ラジオの天気予報が大好き)に引き続き、今回は高機能自閉症で天気予報に関して超人的な才を見せるという役どころのともさかりえ。これに、『天気予報の恋人』佐藤浩市サンを交えれば、見事に天気予報三すくみってヤツですか。あぁ、とほほ・・・。
懐かしいなぁ、ケイタイ電話のCMで夫婦役をやっていた二人。最近、CMでご縁のある二人がドラマで共演・・・というパターンがよくありますが(好例:椎名ケツ出し桔平と石田ゆり子)。久し振りの取り合わせなんで、さほど陳腐な感はありません。
それにしても、あの頃は洗濯機から泡あふれさせてたりしたもんなぁともさか。それがいわゆる“キュート”だったりしたんだもんなぁ。うーん、月日は流れる・・・。
上川さん、いかにもトラウマ持ちな元精神科医。かつて自分の目の前で恋人を死なせてしまい、その自責から医者をやめた男性。そして、その時のショックがもとで、涙を流すことが出来なくなって目薬が手放せないという・・・うーん、あまりにも類型的。類型的といえば、最初のシーンでまだお互いを知らないともさかと上川が出会うのも、これまためまいがするほど類型的。あぁ、今回このクールでは、一体何度“類型的”という単語を使えばいいんでしょうワタクシ。
「慎一さんの場合、乾いてるのは目じゃなくて・・・心の方なんじゃないの?」
死んだ恋人の妹(椋木美羽−−−こんな役ばっかし)が告げるこの台詞もあまりに陳腐ですが、
「涙を忘れた魂は、きっと悲鳴をあげてる。あなたの魂もそう?」
というともさかの台詞もこれまたがっくり。
泣かせたいのか?これは泣かせのキメ台詞なのか?しかし、あまりにも中途半端で、とっても寒い・・・。
まだしも昨日のフミヤの、
「いらない部品はありません。みんな大事な部品です。」
の方が、あれだけしつこくリフレインとして聞かされるとぐぐっと印象に残る感が。・・・ま、“まだマシ”って程度の問題ですが。
こんなユルくて寒い台詞を書いたのは誰ー?と調べたら、カミセンの『PU-PU-PU』をいくつか書いていた武田百合子サンというお方。うーん、うーん。このキャリアでこの題材は、ちょっとチャレンジャー過ぎないかなぁ?大丈夫かな?最後まで無事に辿りつけるかどうか、ちと不安な感が。前クールでは、『二千年の恋』の脚本家が、力量不足のために途中から増員されてたみたいですが。武田氏がその二の轍を踏まない様に、心からお祈り申し上げますです。
初音映莉子って、どう考えても池脇千鶴とカブってませんか?ふりかけ『塩鮭さまさま』のCMで初音を見た時には、「え?池脇にしてはヘンに地味な・・・」と勘違いしたくらいですが。
演技力・知名度ともに、どうも池脇に水をあけられてますな。池脇巧いからなぁ・・・。これが初音映莉子オンリーなら、「ま、最近見ないタイプのピュアな感じで可愛いからいいか」で済んだんでしょうけど。いかんせん、同系統で実力は上、というのが居るだけに、今後の展開が難しいかも。池脇千鶴との差別化をはかり、"初音映莉子"個人としてブレイクするためには、かなりインパクトの強い企画が必要かと思われます。
ちなみにこの初音映莉子、ともさかと同じ事務所なのね。もしかして抱き合わせ・・・?
宅麻伸もなぁ、こんな役ばっかしだわな最近。
自分の政治生命のために、ともさかの自閉症と特殊な能力を利用しようとする、冷酷無比な代議士なんですが。
あぁ、顔がどんどん貧相になっていきますわ宅麻サン。昔日の美青年の面影はいずこへ。そして、腹回り顎周りはさらにたぷたぷとして、貫禄というよりはぷよんぽよん。冷たくシャープな斬れるオトコの風情があまり感じられません。あぁ、かきくけ子(賀来千賀子)との仮面夫婦状態はいつ終焉を迎えるんでしょう・・・なーんて、役者が余計な事を視聴者に考えさせる余裕を与えちゃダメですわ。どうせ悪役なら、ばりっと気合を入れてオーラ出してもらわないと。「うわー!出てくるだけでワル!」という大杉漣サマを見習え、とは申しませんが、。
画面に出てきても何だか佇まいが中途半端なんで、どうしても
「あぁ、賀来千賀子・・・」
と思っちゃうんですわねぇ。うーん、やっぱり大根は大根ってことかしら。
真行寺君枝。えーと、森下愛子といい真行寺君枝といい、最近この世代の元美人女優が復活しつつあるのは、すっぽり空いた世代的穴に潜り込もうとする意図なのか、華やかなりしあの頃の生活が忘れられずに舞い戻ってきたのか・・・。しかし、相変わらずなんだか知らんが美人オーラびしびしですなぁ。それと、不幸オーラも。あぁ懐かしい、「ダメ、今降りちゃ」<今やどれだけのヒトが知っているやら。
加藤茶がともさか・藤原の父親ってのはムリがあるだろ、ムリが。っていうか、結構重要な役どころ(“家族”と言うものに強いコンプレックスを抱いていて、ともさか演じる娘・繭子や妻につらく当たる父親)なのに、割と近々までテレビ情報誌にキャスティングが載らなかったところを見ると、どこかでキャスト変更があったのに違いないでしょう。
かなり複雑な役なので、加藤茶には荷が重過ぎるのでは・・・リーダーこといかりや長介ほどの演技力には恵まれてませんからねぇ、茶。出番はちょっとだけよ、にしといた方が無難かと。
おーい、また東都医大だよー。
上川の元居た病院の名前が、東都医科大学病院。全く、何度“東都医大”という名前を使えばいいんだテレビ界。
っていうか、ちょうど良いんだろうなぁ“東都”って単語。実在の大学と重ならない名前ってのはなかなか難しいだろうし。最近学校も乱立してるみたいだからなぁ。
ちなみに、ココにもありました、“東都医大”。
前述の通り、その卓抜した天気予報能力をHPで開陳しているともさか。で、藤原竜也はそのトップページを作っている・・・ってコトなのかな?彼の営業のおかげでテレビ局の目にも止まり、ついにお天気森田さんに番組内でページについて言及される、という栄光が・・・。
「森田さんに誉められるなんてスゴいじゃん」
って・・・お天気の森田さんに誉められるのがそんなにスゴいのか?知らない間に“お天気の権威”みたいになっちゃってるようですが、森田さん例の不倫はもう大丈夫なんでしょうか。んんん・・・。
っていうか、ネットにうかつに顔写真出しちゃだめー!だめー!それも、本名とセットで出すなんてもっての他ー!特にオンナノコはアブナイでしょー!ストーキングされたらどうするのー!誰か藤原君にネット生活の危険を教えてやれえ!
タイトルバックはものごっつう綺麗なんですけどね。さすがにTBSって感じで。
ただ、ひとつ問題なのは。
このドラマ、主人公を自閉症にする必要性がどこにあるんだろうか、と。
猫が出て来たり時間的にすれ違ったりと、物凄くフツーの恋愛ドラマのフォーマットに則ったストーリー作りなもんですから、どうもともさかの障害が恋愛ドラマのエッセンスとしてしか機能していないように思えるんですわ。
ほら、最近は恋愛ドラマでも、携帯電話などのデバイスの普及で、あまりダイレクトに“障害”ってのが作りきれませんからね。そのスパイスの1つとして扱われている様なら、ちょっと気持ちとしては引かざるを得ません。
この辺、難しいところだと思うんだけどなぁ・・・個人的には、『天使が・・・』以上に辛いものを感じましたわ。
で。
約束に遅れて、
「約束を守らないのは嘘をつくのと同じです」
って言われた上川サン、どさくさまぎれにパーティに紛れ込んだ挙句に、カメラのフラッシュでパニックを起こしたともさかを救い出すんですが。
うーんと、いつのまにか肩寄せ合って座ってたけど、上川さんちゃんとともさかに謝ったのか?