“にしたにさんち”名物
冬の新ドラマ滅多斬り!

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ケイゾク

    ケイゾク・・・建前上は“捜査継続”ということになっている、迷宮入り事件の別称。

    管理官、野口五郎って(笑)。なんか、ドラマの管理官って、ああいう感じにしてくれっていう要請でもあるんでしょうか。ちょっと小柄で、面長系で。柳葉→筧→野口って、どう考えても一本繋がりますよねぇ(笑)。しかし、42歳で管理官ってのは・・・ほんの少し遅くないか?早乙女サン。室井サンは34歳でしたから(だから、もうええっちゅーねん『踊る』の話は)。
    ま、いずれにしても、今このテのドラマをやると、どうしても『踊る大捜査線』の亡霊がちらちらするんですが。いやぁ、会議室までそっくりとは・・・TBSも、かつての栄光や見栄や誇りはどこにも無いみたいですなぁ・・・。管理官インケンやし(笑)。新城サンが可愛く見えるわ(爆)。

    しかし、中谷美紀はさすがです。
    一見シャープ系な中谷サンですが、どう考えてもニンに合わない“ドンくさい女の子”をあっさりと見事に演じておられます。たいしたモンやなぁ・・・やっぱし“女優”やわ・・・。
    今回彼女が演じるのは、天下無敵の世間知らず・推理マニアな東大卒の幹部候補生。新城サンの後輩(だから!もうええっちゅうとるやん!)。お父様は、どうやら警察機構内では大変ご立派な方だったらしいんですが・・・ここまで世間知らずってのは、母親どんなやねん、と。岸田今日子サンだったら面白いな(笑)。あ、年齢が合わないか。

    一方で、どこまでも妖しげな渡部篤郎サン。何か暗いくらーい過去を持った刑事、という役柄なんですが。いやーん、ストーカー♪最初にあまりにも強烈な役でブレイクしちゃうと、何処までもそれが付いて回ってしまう、というのは、役者としては確かにお気の毒なんですが。でもなぁ、ずーっと過去の事件に関わる一人の男を監視しつづけるなんて・・・やっぱりストーカーじゃん(笑)。

    二係の同僚に、「勉強しまっせ引越しのサカイ」こと徳井優サン、顔の長さでは“帝都加藤”とタメを張る長江英和サン。いかにも吹き溜まり部署、というムードは、どことなし『いいひと。』『ショムニ』を彷彿とさせますな。部署のロケーションも、地下だし。
    鈴木紗理奈は、やっぱり大阪弁でしょう(笑)。ダメですよ、このコに無理に標準語なんて喋らせたら。元々が器用なお嬢サンですから、コトバの問題さえクリアになればそれほどおかしなお芝居は致しません。面倒見の良い姉御肌な巡査を演じておられるんですが・・・元ヤンキーって、そんなに簡単に本店勤務になれるの?補導歴って、警察官採用の際に問題にならないんでしょうか?

    今回、TBSとしては初めて演出を外注したらしいんですが。まぁ確かに、ちょっと実験的な映像も無きにしもあらず・・・といった処ではありますけど、特段感激するほどの目新しさはありませんな。
    TBSには、『眠れない夜を数えて』というヘンテコリン刑事ドラマの前例がありましてですね。やっぱり、女性キャリアが研修として捜査課に配属になり、そこのちょっと影のある刑事(三田村邦彦だったのだ!当時はまだ2枚目だった(笑))と共に事件を追うという・・・ちょっと薄暗い雰囲気のドラマだったんですが。
    この『ケイゾク』、画作りがちょっと『眠れない夜を数えて』に似てるかな。一見サイコ系(いや・・・中谷美紀/渡部篤郎が出てくると、何でもサイコに見えてしまうってのはあるんだが)。

    悪いか悪くないか、といえば、全体的に低調極まりないこのクールの中では、まぁそれなりのレベルに達してはいるんでしょうが。
    しかしなぁ、初回のトリックは、あまりにもオソマツ。これじゃ、本職の捜査一課の刑事サンが見ていたら、
    「オレ等はこんなん“ケイゾク”になんかしないわい!」
    って怒り出しそうな(笑)。
    質を保ったまま11回持たせるのは大変かも知れませんが、初回の今夜分くらいは、もっと気合の入った謎を見せて欲しかったですなぁ。もしくは、古い有名ミステリの本歌取りパロディネタとか、ね。
    それと、脇のキャスティングが弱い。もう一息、クセの強い人を揃えてみても良かったような気がします。その分ゲストに力を入れたいんでしょうが(初回のメインゲストは秋吉久美子)、せめて伊藤俊人サン位は仕込んでおいたほうが良かったんじゃないですかね。

    メインは一話完結ということで、何処から見ても見やすいようにはなっているらしいんですが。やはり、“ストーカー”渡部篤郎サンの過去がちょっと気になるところかも。節目節目(4話・7話・10話11話辺りだろうな(笑)。勝手な読みですが)ではとりあえずチェックを入れておいたほうが良いかも知れません。予想よりは悪くないんで、まぁしばらく様子を見ますわ。・・・っていうか、見るものが無いからさこのクール・・・。

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元禄繚乱

    うわーっ(笑)。
    一応、“大河ドラマ”は滅多斬りしないつもりだったんですが。
    これはなぁ、斬り甲斐がある(笑)。

    とにかく、何が面白いかって、キャスティングがたまりません。
    気合いの入った女優陣に比べて、男優陣はなんだかスキマな人々が勢揃い!
    いきなり高知東生が出てきたときには、「NHKも何がどうしてこの男を・・・」とびっくりしてしまいましたわよ。高島礼子効果とでもいうんでしょうかね。単なるC級スキャンダル俳優から、火事場泥棒的なのし上がり方でついに大河ドラマですよあーた。
    ま、「最初は奥さんの方が格上→結婚→ダンナもブレイク」という色男系は、大体ロクな末路を辿ってませんからね。三田村邦彦、石田純一、大澄賢也。どうなるか高知東生(但し、5回目までには切腹する羽目になるそうですが(笑))。
    もひとつおまけに笑わかしてもらったのが、吉田“ビッグ”栄作。高知東生との剣道シーン(ちなみに二人は兄弟役)なんて、何の深夜バラエティ番組かと(笑)。
    他にも、松平“デコスケ”健・宅麻“痩せろ”伸・村上“結婚は?”弘明等、どうにもスキマ系の俳優さんがテンコ盛りで・・・豪華なんだか寒いんだか今一歩判らない揃え方ですわ。勘九郎が勘九郎なだけに、周囲がこんなになっちゃったのか・・・(笑)。

    鈴木保奈美サン、30面下げて行儀見習いのおぼこムスメを臆面もなく(笑)演じておられますが。いやいや、これがなかなかの好演で。久しぶりに、“綺麗な保奈美サン”を見たような気がします。うん、この保奈美サンは文句無しにお綺麗ですわ。確かに、鈴木砂羽サンを押しのけて綱吉(扮するは萩原健一)に目を付けられてしまうのも、頷ける美しさです。おまけに、京マチ子サンに「魔性」と喝破されるってのも・・・あぁ、これ見てたらちょっと惜しくなったな、保奈美サンの引退。

    京マチ子さんと涼風真世サマ(←どこへ行こうとしておられるの?真世さま!)の陰険バトルといい、精一杯可愛く可愛くしてるのにどうしても頬がこけて怖い、スリリングな宮沢りえ嬢といい、何故アンタが大河・・・?と突っ込むその手もだらりと垂れる、山田まりやの吉原遊女といい・・・。
    普通に忠臣蔵をやっただけなら、どうしたって全49回は持ちはしまい・・・と、無理矢理詰め込んだ大量のキャストが、却って妙なリズムを作り出して、テンポよく話が進んで参ります。この先も、吉良上野介(石坂浩二:妖怪に近い万年青年も、ようやく年相応に老け始めた)の愛妾として奥菜恵が登場したり、大河おなじみジャニーズ軍団も登場したり(ヒガシと赤坂晃。この先ジュニアが登場する可能性も大)。
    ただでさえ、手垢がついているとは言え謎の多い題材ですから、持って行きように拠っては結構面白い展開も望めそうです。
    うーん、これは・・・スキマ俳優VS強烈女優陣のバトルも含め、結構注目かも(笑)。ま、多分どこかしらで話がシリアスになってきたら、そこが切りドコロでしょうが。

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サラリーマン金太郎

    さぶさぶさぶーっ!

    漫画を原作としたドラマ作りに異を唱える訳ではありませんが。TBSも、『ケイゾク』じゃなくってこっちの演出を外注すべきでしたなぁ。ドラマの文法で漫画を演出したって、サムいだけなんだけど。フジ系と違って、TBSはそういう吹っ切り方に慣れてないもんで・・・、中途半端な画造りになってしまって、かなり痛々しい感じが致します。

    東芝日曜劇場お家芸の“ウェルメイドドラマ風味”はすっかり陰をひそめ、何だか意味不明な漫画的エピソードの積み重ねで初回が終了。なにせ、金太郎(主人公:高橋克典)が息子を預けようと出向いた保育園の保母が、たまたま亡妻(水野美紀)にそっくりだったり、たまたま喧嘩したヤクザ者の頭領が昔の舎弟だったり、出会う女出会う女がどういう訳か金太郎に一目で惚れてしまったり・・・という、何とも言えない展開で。それこそ、漫画ならともかく、生身の人間が演じるにはかなり無理のあるシチュエーションの山積みですわ。
    しかも、ご都合主義もここまで来たら、徹底して漫画的に押し切っちゃえばいいものを・・・どうにも突き抜け方が足りない画面なんで、中途半端に寒々しいんですね。フジ『お水の花道』・テレ朝『おそるべしっ!音無可憐さん』位までがーっと突っ走ってしまえば、「あぁ漫画だモンね」と諦めも付くけれど、なまじちゃんとしたセットなんぞ組んで普通のドラマ風に撮影してるもんだから、展開の甘さがより際だってしまうんですわ。
    おまけに、ラストシーンが、金太郎を拾った準ゼネコン会長の津川雅彦との釣りシーンって・・・『釣りバカ日誌』か、おい。

    高橋克典は、型破りの主人公をどぉーん!と演じきるには、どうにも柔らかすぎるムードがありますな。・・・とはいうものの、本宮ひろ志の原作漫画通りのキャスティングはまずもって無理でしょうから、あまり期待するのも酷ってモンかもしれませんが。

    野際陽子さん、その白髪かつら似合いません。『めちゃイケ!』の光浦靖子そっくりです。同窓生として、後輩として申し上げます。どうかおよしになって(涙)。
    「あたしゃコドモは嫌いだよ」
    等と言いながら、金太郎の息子・竜太くんにメロメロになってしまう辺り、お約束演技もお見事なんですが・・・しかしなぁ、いくら形から入るといっても、その格好は・・・うーん。

    そろそろ深夜で司会するのも厭きたか、ホンジャマカ恵俊彰2度目の本格ドラマ出演。『お熱いのがお好き?』では、どさくさに紛れて、コメディ経験値不足の椎名桔平をしり目にオイシイ処を持っていったみたいですが。今回も、お得意の「なんで?なんで?」攻撃で存在感をアピール。
    鉛筆フェチの気がある設計課主任役で、あまりにも美しく鉛筆をけずってくれる庶務課の金太郎と真っ先に仲良くなる役どころなんですが・・・建築会社って、庶務課が鉛筆削るの?の?やっぱり設計課の鉛筆はそーやって配布されるの?で、ショムニのねーさん達みたいなのが、
    「削り済み鉛筆30本設計課に配達!」
    とかって配りに行くの?配送途中に芯が折れてたりするとショムニのねーさん方がオコラれるの?の?・・・うーん、鉛筆ぐらい自分で削るだろ、普通・・・。

    とーってもお上品さに欠ける青田典子サン、何故か重役秘書役でご登場。初登場シーンでの怒鳴り顔は、某「1!2!3!ダーッ!」の国会議員にウリ二つ(笑)。
    で、負けじと上品さに欠ける斉藤陽子サンは、これはもうばっちしキャラにピッタンコの高級クラブママ役。一目で金太郎にメロメロ(死語)になるんですが・・・いやぁ、タマランですな。陽子ママ・・・リアル過ぎて笑えます。このドラマ全体の中でも、陽子ママが一番リアリティあるわぁ。他はもう、ボロボロだから(笑)。
    保坂尚輝サン。役名、“鷹司誠士”。いかにも雅やかな家柄と、東大法学部主席卒業という華麗な学歴を持つ男。しかしなぁ、東大法学部主席卒業で、準ゼネコンに就職するのって・・・まぁ、あるのかも知れませんが・・・普通は官僚になるとか弁護士になるとか・・・うーん。

    無理に見所を探すとすれば、うやむやの内に金太郎と仲良しになってしまった(笑)会長の懐刀・秋野大作の驚くべき老け方(『カゴメ・野菜生活』飲んで元気なんじゃなかったのか?)と、森山周一郎サマの堂に入った悪役っぷりでしょうか。
    松竹クーデター以来すっかり精彩を失ってしまった羽田美智子サマや、これまた中途半端に“いいひと。”な役を熱演中の勝村政信クンも、どうにもパッとしませんし・・・正直、オープニングからダンナと二人で
    「げー、こりゃ見るモンじゃないよなぁ」
    とツブヤキ続けてしまいまして・・・うん、来週からは『あるある大辞典』見ますわ。キクマも気になるし(笑)。

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可愛いだけじゃダメかしら?

    榎本加奈子が何処に行こうとしているのかは不明だが、とりあえず川島なお美がついにこの枠に帰ってきちゃったという事実は事実な訳で。いやぁ、おかえりなお美、月8随一の助演女優サマ(笑)。むふふふふ、あの“私の血はワインで出来ているの”も、“この電車内で私より可愛い女は居ない”には勝てませんか。なんか痛快(笑)。なお美サンも、もう一つのレギュラー(?)枠は、すっかり滋サンと明菜サンに取られちゃったからね。せいぜいここで頑張って下さいましな(大笑)。

    しかし、病的に細い足っすねぇエノカナ。山口紗弥加チャン気の毒ですわ。一番最初に学内で二人が出会うシーン、お互いに超ミニスカで見得を切り合うんですが。フトモモの差が・・・差が・・・紗弥加嬢のスタイルが悪い訳では決して、決して無いんですが・・・何なんかねこの太さの差・・・気の毒・・・。

    もうすっかりこのテのぶちキレ役はお手の物、なエノカナですが。今回も吹っ飛んでる部分は「もうヤメテケレ」というテンションの高さなれど、それなりの繊細な表情も見ることが出来て・・・エノカナファンにはかなりポイントが高いかも知れません。んん・・・やっぱり、化粧を落としてジャージ着てる姿が可愛いよな、と思う私はすっかりオバサンなんでしょうけれども。
    で、そのライバルであり親友であるせつこ役、山口紗弥加。あと1年企画が前倒しだったら、まず間違いなく上原さくらの役どころ(笑)。目鼻立ちに派手さは無いものの、天下のエノカナ相手に健闘しておられます。
    美人ぶってイケイケやってる処よりも、「何故イケイケになってしまったたか」をしみじみ述懐するシーンの方でより彼女の本領が発揮されるのは、『走る公務員』でモテない役を誠心誠意演じきった後遺症なんでしょうか。それにしても、ボサボサ頭とどてらがヤケに似合うなぁ山口紗弥加。

    希良梨ちゃんカッコイイっす。ボーイッシュな口調もお洋服もよくお似合いで、かなりイケてます。何せ榎本加奈子と山口紗弥加の間ですから、『ボーイハント』に於ける朋チャンと同等程度の存在感が要求されるんですが。なかなかに効いてますよ、このキャラ。これまでの中でも、本格デビュー『ギフト』以来のオイシイ役どころかも知れません。
    問題は、フジの人気ドラマ『GTO』で非常につまんない役を演じるのが得なのか(あ、そういえばこの役、エノカナが降りて希良梨にシフトしてきたんだっけね)、テレ朝ゲッパチ辺りでオイシイ役を演じるのが得なのか、どうにも判然としない・・・ということでしょうか。

    いやしかし、ストーリー的にはですね。月8にしては驚異的なデキの良さ!主演の二人の可愛いこと!しかも、キャラクターそのものにメリハリがあるため、意外な程テンポが良くって面白い。これは、ことによると大穴な佳品に仕上がるかも知れません。なお美と『音無可憐』さえ出しゃばらなければ(笑)。
    企画の時点で、いかにも“ゲッパチ”な甘さが目に付いた(なにせ、エノカナになお美に草刈正雄だからな(笑))んで、完全に舐めきってたんですが。
    これが意外と、可愛い女の子同士のなかなかイカした友情物語だったりなんかして。少なくとも、これまでの“ゲッパチ”に比べると、断然ディテールがしっかりしてます。一見イケイケな女のコの地味で小汚い(笑)実情や、友達の出来にくい子が同志を見つけたときの照れくさい喜び等が、ちょっぴり切なくリアルに描写されてる処は、事前の評価の低さを良い意味で裏切ってるかも。少なくとも、それこそ同じ女子大生の友情モノ・『ボーイハント』に比べて、ずっと心理的にリアルですわ。
    何ていうのかなぁ、学園祭映画ノリとでも言うんでしょうか、どうしてもメインストリームのドラマに比べてチープな感じは否めないんですが、チープな中で若い人たちがワイワイ言いながら作っている熱気、みたいなのがそこはかとなく感じられて、楽しめます。

    おまけに。普通11回〜12回程度の1クールを、思い切りの良いことにこの枠は、“9回連続”に圧縮。そりゃもう、ケバケバ女同士の友情物語だけで12回はキツいですもんねぇ、いかになお美が居ようとも(笑)。この割り切り方はなかなかに優れてますわよ。11回はきついけど、二桁手前の9回なら見ようという気も起きないでもありませんもの。えぇ、100円と98円の差程度しか無いんですけども(笑)。
    久しぶりに『イグアナの娘』レベルのドラマかもしれません。かなり無理ムリで“音無可憐サン”なんぞが出てくるところはまぁご愛嬌ですが(笑)。・・・うーん、そうだな、それが問題なんだよなぁ・・・。予告編に拠ると、来週も『おそるべしっ!音無可憐サン!2』なる劇中劇があるようですが。あれをずーっと続けるつもりなら私はそこで見るのを止めるな・・・アレは流石に、ちょっと辛いものが・・・。

    で、初回に登場する山口紗弥加のダンナ役が、なんとホンジャマカ石塚(笑)。なんつか、たまらんセンスしてるんすねぇこのせつこってコ。

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ボーダー

    「世の中は変わった。プロファイリングもすでに時代遅れだ」
    と申されたのは、サイコパス日向真奈美サン(as小泉今日子)ですが。沙粧妙子と組んだらさぞやド迫力でしょうなぁと思わせるプロファイラー・明菜サン。案の定、なお美/滋/一つ空けて明菜、というローテーションで回してきた日テレではございますものの、なお美の神通力(・・・あったのか?そんなモン)がすっかり消え去った今、この黄金のローテも危機に瀕しております。さて、次はダレだ・・・?

    それにしても明菜サン、いつになったらあのこけた頬は、「ちょっとエッチなミルキーっ娘」(←明菜サンデビュー当時のキャッチフレーズ)時代に戻るんでしょうねぇ。
    今回は、一人でウルティマオンライン(?)に耽る、ネクラな心理技官。くわえ煙草も銀縁の眼鏡も、なかなかお似合いなんですが。囁くような台詞回しが、少々ばかり聞きづらいですわね。なにせ設定が設定なだけに、彼女の口から煩雑な専門用語が頻出する可能性も高く、この点はちょっと問題かも知れません。

    筒井道隆クン、珍しくあまり性格の良くない役(笑)。ここの所、三谷幸喜作品の中でのトボけたにーさん系ばかりを見てきたせいか、どうにもその口調とキャラとがそぐわないんですけども。何せ、
    「また何かいやなことあったんだ?・・・ヤなことあると、抱きに来るから」
    等とカノジョに言われてしまう鬼畜系。一生懸命ワイルドさを出そうとしているのは判るんですが、口調もたたずまいも、どうにもぽやぽやと見えてしまうんですねぇ。それならそれで、もう少し別の人選もしくは別のキャラでも良かったんじゃないかと思うんですが。何せ、あの筒井道隆が、“足で稼ぐのが信条の、たたき上げのトラウマ持ち刑事”ですわよ。何だかついつい笑っちゃいます。えぇ、「で、“赤い洗面器”のオチは?」とついつい突っ込んでしまいたくもなるというモノですわ。

    こうなると、一番まともに頑張っているのが、交通課から転属してきた婦人刑事役の佐藤仁美チャン。ムードで押し切る明菜サンと、どうにもぷぷぷな筒井くんに挟まれて、きっちりとしたお芝居を見せてくれております。実は、隠れ芯。今後、明菜サンがキレればキレるほど、彼女が演出上のキーになっていくのは間違いないでしょう。まぁ、それが即座にブレイクに繋がるかどうかは、この枠の性格からいってちょっと無理そうですが。

    まだ初回ということもあり、根津甚八がどうにもぱっとしません。
    ま、それは高橋ひとみサンも一緒なんですが。
    女性法医学者ってのは、男臭い口の聞き方をしなければいけない、というセオリーでもあるんでしょうか。ひとみさん、あまりにもニンに合わない男言葉でございます。
    「桐恵って愛想無いだろ」
    ・・・“だろ”はムリです、“だろ”は。
    明菜サンの古くからの友人、という役回りだそうですが・・・少しほっぺた分けてあげて下さいませんかね(笑)。

    初回の犯人役に、鶴見辰吾。最近こんな役ばっかりですなぁ。どうせなら、実生活でのご趣味でらっしゃる女装(某トーク番組で、自ら暴露してたので間違いなし)をなされば、よりインパクト強かったのにねぇ。
    これから、まだまだいろんな事例が出て来るという話ですが・・・『心療内科医・涼子』並の濃いゲストを迎えられるかどうかが、成否の分かれ目かも知れません。いずれにせよ、『SMAP×SMAP』の裏として、全く系統の違う路線で勝負をかけているこの枠・・・そろそろ定着ファンも着いてくる頃ですんで、案外そこそこ行くかも。

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御家人斬九郎

    何何何、斬九郎サマも本日スタートだったの?
    だってだってー、テレビ雑誌の新番組告知には全く載っていなかったんですものー!いやんいやん。めそめそ。

    っつーかですね・・・このドラマ、どうやら『水戸黄門』とか『はぐれ刑事純情派』みたいに、ある一定の期間をおいて再登場を繰り返すという形式を取っているみたいでですね。97年の秋クールに、既に“滅多斬り”の俎上に載ってるんです。
    以下、その時の再録。
      ああ、そう、そうなの(泣)。
      テレ朝の財産・『必殺』のスタッフの残党は、みんなフジに行っちゃったのね(涙)。
      あの光と影、水の使い方ったら・・・なんて美しい画面なんでしょう。頼む『御宿かわせみ』のスタッフよ、一度でいいから『斬九郎』を観て、少しは画づくりって奴を勉強してくれぇ。最後の殺陣シーンでは、斬九郎長回し8人斬りの妙味も堪能させて頂きましたし、とにかくこの番組はスタッフがエラい!画面だけでも十分楽しめる!
      原作をあまり熱心に読んでいないせいなのかも知れませんが(ゴメンナサイ!)、岸田今日子サンの“美食家の母上”ってのがまたいいんだよなぁ。私が知ってる限りでは、庶民が2年は暮らせる金高を、料亭の板前を家に呼びつけるという暴挙をおかして(笑)、一週間弱で使い果たしちゃったっていう話があったんですが。やりかねん、岸田今日子の風貌なら。しかも、元々は名家のオジョーサマで、徳川御三家にも一目おかれる程のヒトだというのがまたいい!この、目一杯浮世離れしたおかーちゃんを演じられるのは、やっぱり岸田今日子をおいて他に無いね。正にベストキャスティング。ちなみに、今回放送のストーリーでは、彼女のお家柄が結構重要なファクターになってました。
      それと、若村麻由美演じる芸者蔦吉が綺麗。
      やっぱり芸者は綺麗じゃなくっちゃねぇ。しかも、キレのいい喋りっぷりなんで、ちゃーんと深川芸者に見える。この場合、やっぱり“見える”ということが重要なんですな。例え歴史的事実とは少々違う部分があるとしても。
      渡辺謙のガタイの良さと、舞台仕込みの所作の美しさは、やはり時代劇でこそ映えると言えましょう。裾を絡げてちゃ、と抜く(刀を)辺り、思わず「いよッ!」と声をかけたくもなるってもんです。少なくとも、“鍵師”よかいいやな(笑)。
      でも、たった一つ注文をつけさせて頂きたい部分が・・・。
      それは、本日初回のスペシャルゲスト・北大路欣也サンの頭にのっかっていたもとどりだ!太すぎだっちゅーねん!誰もご注意申し上げなかったのか?出来なかったんだろうなぁ、多分・・・。

    懐かしいなぁ(笑)。この時は、テレ朝が沢口靖子で『御宿かわせみ』をやっていて、そのあまりのヒドさにぶっちぎれて居たんですね。
    1年少々経った今、テレ朝から時代劇の火はかき消えてしまいましたな。木曜8:00の枠、このクールからついに現代劇化ですから(笑)。あんな時代劇なら、やらない方がマシです。えぇ、ご英断。どうせならバラエティにした方が良かったんじゃ・・・?

    で、肝心の『斬九郎』、一年経っての感想ですが。
    渡辺謙サン、益岡徹サン、塩見三省サンの男性陣が、とにかく渋くてヨイ!という辺りは変更無し。あんまり“イマドキ”の顔ぶれじゃないかも知れませんが、それぞれの役者さんが非常に良く役柄をかみ砕いて居るんで、ちっとも地味に感じません。
    母上サマこと岸田今日子サマは、更に鬼気迫る怪演で・・・、もうナニも申し上げることなどございません。えぇ、むしろこっちは“パワーアップ”と言えましょうな。凄いぜムーミンたら。
    で、パワーダウンしちゃったヒト。
    若村麻由美サン・・・(泣)。増毛のCMで、見栄晴なんかと共演するから・・・(号泣)。一去年の秋は、息を呑むくらいお美しかったのに・・・(いや、今でもお綺麗はお綺麗なんですよ。ただ、こないだの仰天するような美貌は・・・ハイ消えた<愛川欽也風)。

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夜逃げ屋本舗

    いいぞ千堂あきほ!感じの悪い五代高之をコテンコテンにしておくれい!
    久しぶりに、キャラと合った適役が舞い込んできましたなぁ。片眉をクイっと上げるその角度も、なかなかに“一筋縄ではいかないデキる女”風です。えぇ、カコナールのCMから降板して久しいあきほさんですが、ここで一発あてておいて頂きたいものですね。

    日テレ営業中、シノハラ演技中(笑)。珍しく、いつも程派手にはうひーともぐふーとも申しておりません(ま、ついつい出てきてしまう部分はあるようですけれども)。まだ少々表情筋が“シノラー”ですが、元々、ムードはあるものの無闇に可愛らしすぎない、という、非常にドラマ向きのリアリティあるキャラクター(笑)してますから、もう少し演出家に揉まれたら、かなり見良くなるんじゃないでしょうかね?周囲がちょっと地味メなので、ムードメーカーとしてのシノハラの起用は、そうそう的外れじゃないような気がします。全体のバランス的には、そう悪くない感じがしますが。

    かつては、同じ日テレで主演を張ったこともある国分太一クン。でも・・・まぁ・・・この辺りでちょろちょろ地力をつけておいて、ある程度歳が行ったら個性派俳優に転換する・・・というのが、一番長生き出来るルートの様な気もしますし(笑)。
    役柄は、手先の器用な、少々お人好しのおぼっちゃまクン。んんん・・・まだキャラが固まっていないのか、他のメンバーに比べて一歩引いた感じアリ。健闘をお祈りいたします。

    立河宣子って、意外と器用なんですよね。唄わせてもソコソコ、芝居させてもソコソコ。どう転んでも、一番手には遙か遙か遠い辺りに居るんですが(笑)。脇で存在感を示すに当たっては、不安を感じさせない安定感で何をさせても巧くこなしてみせるんですわ。
    何せ本人のキャラがキャラですから、演じる度毎に全く違う人格になる(例:『ハルモニア』『ケイゾク』の中谷美紀)という訳には参りませんが。胸の谷間をチラつかせながら突然すっとんきょうなアイデアを繰り出す、鬼軍曹タイプ(笑)の経理担当を、今回もかなりソコソコのレベルで演じておられます。ポッと出のセクシータレントの割には、使い勝手がいいんだよなぁ(笑)。食いっぱぐれの無いタイプ。

    『ワンダフル!』で、原千晶の胸元にヘラヘラしている姿を見慣れているせいか、今回のシャープなイメージに、ついつい怒濤のツッコミを入れたくなってしまう東幹久クン。
    ま、キャラクターのバランスから行ったら丁度いいんじゃないですか?・・・っていうか、どの辺の役割なのかがきっちりと見えてこなかったので、コメント不能っちゃコメント不能なんですが。
    映画では、益岡徹サンが演じておられた(ワタシはひとつも見たことが無いのですが)役割だそうで。設定的には、非常にクールでシビアな、源氏(中村雅俊)の右腕・・・という事なんですがね。うーん、こういう商売で、なおかつ中村雅俊の右腕というには・・・少々若すぎるんじゃないでしょうか?まだキャラの立ちがアマいこともあって、少々迫力不足かも。

    で、これらのメンバーに囲まれた中村雅俊ですが。
    中村雅俊ってのは、基本的に大根役者なんですよね。たまたまこれまで、あの世代で他に人材が居なかっただけで、何となくそれなりの位置に来てるような風情がありますが。最近、40前後の舞台出身個性派俳優が増えてますからねェ。おまけに、お笑い出身まで役者業に乗り込んで来てますから、中村サン厳しくなっても仕方がない処です。
    今回も、言ってみれば映画の実績があっての起用、みたいなノリがありますわね。

    こんな感じのレギュラー陣を揃えてお送りする『夜逃げ屋本舗』。
    ご存じ、人気(・・・人気?)映画のスタッフと同じメンバーを揃えて、
    「大不況につき、営業を開始いたします」
    をキャッチフレーズにお茶の間に殴り込み・・・という目論見な訳ですけどね。
    んんん・・・映画を転用、という事で、何となくお手盛り企画風に見えてしまうのが情けない処。確かに時宜にも合ってるでしょうし、冷静な目で見てみると、(まぁ、うかつに夜逃げを奨励しているように見えるのはある種リスキーですが)それなりにつまらなくは無いんですよ。でもね、どうしても、
    「企画力不足で仕方ないから映画を借りてきた」
    というムードが漂ってしまって・・・。むしろ、映画無しでゼロからやった方が良かったかもよ?キャストも一新して(っつーか、映画のキャストで残ってるのは、どうやら中村雅俊だけらしいんだけど(笑))。

    映画からの転用、というので少々もどかしい思いをしたのが、登場人物の説明の甘さ。
    「大体映画でお判りでしょうが」
    という意図が見え見えで、初回だというのにレギュラーメンバーがきちんと立ってないんですよ。普通、第一回目ってのはキャラの紹介に終始するのが常道なんでしょうけれども・・・。
    この辺、最低でもあと2回程度できちっとカタを付けておかないと、映画を知らない人にとってはちょいと敷居が高い感じかも。ただでさえプロットに頭を使わなくちゃいけない類のドラマなんですから、その辺はとっととカタにハメないと、ねぇ。

    豪華ゲストが毎回登場!というフレ込みなんですが、初回が松本明子・・・“第一回スペシャルゲスト”って・・・(ちなみに、近藤芳正サンは単なる“第一回ゲスト)。”
    で、そのアッコちゃん。自費でカラオケバーに行っては、プロはだしで和服着て唄い狂うヒトヅマ役なんですが。うーん・・・以前のアイドル界では「歌が上手い」キャラだった筈なんだけど、やっぱり演歌となるとどうもね・・・。折角一番いい処で「河の流れのように」を熱唱するんですが、どうにも迫力不足の感は否めませんで。・・・ま、裏が『お水の花道』で、おまけに『世紀末の詩』に予算を使いすぎたらしい日テレちゃんとしては、あまりムダなお金をかけられないんでしょう(笑)。ここで天童よしみ辺りを引っぱり出せたら、起爆剤としてはかなり良かったんでしょうけどもねぇ・・・。
    で・・・次回が雛形“走る女”あきこか・・・(ちなみに、今調べたところ、何と第3回のメインゲストはマイケル富岡らしい・・・!どこが“豪華ゲスト”だよ(笑))。もう一つ、“豪華ゲスト”がウリの日テレドラマ・『ボーダー』も、初回が鶴見辰吾でしたし・・・ま、せいぜい経費削減してください>日テレ。

    これ見てて一つ思ったこと。
    フジは・・・『ナニ金』レギュラー枠化しないの?
    あれこそ、結構いい感じだと思うんだけどなぁ・・・。

    ところで・・・千堂あきほの使えない部下役・東根作寿英(むつかしい名前やの。覚えにくい)って・・・、緒方幹太に似てません?

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