教員室

    ああ大変だ。裏じゃ、『ナウシカ』はノーカットだし阪神巨人は1点差のエラいゲームやってるし。“バンコラン”浅野温子なんて見てる場合じゃないんだけどな。
    問題は一つ。
    恋愛か?教育か?どっちかにしたまえ。
    タフで堅茹で卵な女教師が、仲村トオル&そのご家族を見る度にいちいちうるうるするのは、ちょっとうっとおしい。昔の話はサクサクっと終わらせて、取り敢えず教育問題に専念して頂きたいものですな。
    何せどーも“町田透”と“薫っちゃーん”の取り合わせが変にシリアスなお顔で向き合ってるのが、不自然で不自然で。あ、もちろんこれは『あぶない刑事』のお話ですことよ。
    キャスティングが濃ゆくて濃ゆくて、一時間見るには少しスタミナ付けといてからテレビの前に座らないとあきません。何せ、野際陽子と益岡徹のツーショット見なきゃならないんだから、こりゃあニンニクラーメンの1杯や2杯じゃ効かねーぞってもんだ。その中でも特に、山下容莉枝の高音がキッツいなぁ。このヒトも、TBS学園系ドラマ御用達か?
    ストーリーとしては、昨日の『智知』と違って、初回ではまださほど展開してませんな。これから、江戸南中のゆがみひずみがどう噴出するか、が見所といえましょうか。でも、脚本が『29歳のクリスマス』の鎌田敏夫なんで、野島伸司ほどのあざとい爆発力はあるかどうか。
    それにしても“スマスマ”横山めぐみは、TBSに出るとどうして元ヤンキーになっちゃうんでしょうね?元々はあの『北の国から』のマドンナだったっちゅうのに。『人間・失格』でも似たようなカミサン役を演じてたよね。
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オトナの男

    東芝日曜劇場で脚本が大石静、演出が吉田秋生。役所広司に段田安則で西村雅彦。これで面白くなかったら、プロデューサーは首切りモノですな。
    今回は、演出の巧さが良く出てます。あれだけ味の濃い役者を揃えておいて、それなりに一つのドラマに仕立て上げている腕前は流石といえましょう(エラそうだにしたに)。すでにお約束の、西村さんおでこバッチンも、その前に果敢に手のひらに電話番号書いちゃうムチャさがあってこその自然な流れ。菊池麻衣子チャンと段田さんの“親子見合い”も、丁寧なカット割と巧い台詞立て、段田さんの柔らかい顔面筋肉を駆使して実に安定感のある画面造り。うちの夫には、密かにグルグル回っていた回想シーン(水町と深雪のデートシーンね)の時計が大ウケでした。
    余貴美子!前クールでは、精神的に不安定な観月ありさのおかーさん役で目一杯陰気オーラを発してましたが、今回はちょいと色っぽい、デキる女医役。巧い女優さんならではの、“コロッと人格変異”の妙味を堪能させてくれてます。おでこ西村に対抗するにゃ、これ位押し出しの強い役者さんでないとね。
    この中で、少々辛そうなのがやっぱり、案の定の松本明子。とりあえず、顔で喋るのはやめなさい。その口じゃ口。口さえ大きく開けなきゃ、意外に美形だっちゅーのに。水町(役所広司)を振り回し成瀬(段田安則)に惚れられ、野々宮(おでこ西村)にもちょっかいを出される超ヒロイン。所々、「これならいけるかな?」という表情を見せる事はあるものの、やっぱりまだ全体的には“明るくゲンキな『ダイスキ!』のあっこちゃん”が強目かな。これでバケられれば、一番美味しいのは彼女の筈。演出・本人の努力ともに奮起を期待いたしましょう。
    ところで。
    スポーツクラブのシーンですが。段田さんの背筋力どえらいっすね、相変わらず。あれでセリフ言うんだから凄い。惚れ直したねにしたには。マザコンでも許す(笑)。確かに綺麗だし、香川京子サン。
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ガラスの仮面

    問題は藤真理子。
    なんと、かつて坂東玉三郎演出・大竹しのぶ主演でこの『ガラスの仮面』が舞台化された時、彼女は“姫川亜弓”役だったのでした(笑)。
    そこから何故春さんになる(笑)。しかも大ハマりだ(涙)。
    顔は丸いが健闘中の安達祐美(あのどんぐり眼は少女漫画的だ)、思わず「ゴメンナサイっ!」と謝って後ずさってしまう程そっくりな野際陽子(原作者もあまりの事に笑うしかなかったようだ)、まだお芝居してないから有利だねの松本恵(彼女もかなり“少女漫画”な顔してますな)。なかなかいいキャスティングですなぁ。立派リッパ。
    ここに入ると、気の毒なのが次のお三方。
    まず、小橋賢児の桜小路くん。ま、これは身長といい顔といい全滅。桜小路君はヤンキーじゃないです、決して。
    それから、田辺誠一の速水真澄。あそこまで悪役面じゃまずいだろ、“紫のバラのひと”が。
    そして、もっともマズいのがかとうかずこの姫川歌子だあ!折角月影先生がアレなんだから、もっとウルトラゴージャスな女優持ってこなきゃダメでしょー!
    別にランクとかそういうんじゃなくってさ、なんか全身から“ゴージャス”振りまいてるのがいるじゃない?世間には。ド正装したときの名取裕子とかさ。駄目だよー、そのまんま東のカミさんで「冷しゃぶぅ〜」をここに当てちゃ。
    ま、漫画原作系はどうしてもイメージがありますからね、むずかしいっちゃ難しいでしょうが。でも、原作者が拗ねちゃった『いいひと。』とは逆に、テーマが絞り込み易い上に一番爆発力があるキャラがそっくりだから、最大公約数的にOKでしょうな。
    それにしても、懐かしいぞ。ウン十年前に(ウソウソ、十数年前・・・あ、変わらないって(笑))読んだコミックの第一巻そのもの!変にいろいろいじくらず、エッセンスだけ上手に取り出す脚本水橋文美江の勝利ですね。とりあえず、月8ではあるがあと数回見よう。『イグアナ』以来久しぶりにハマるかも。音楽がこれまた凄いんだよな、流石月8。
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ビーチボーイズ

    頭の悪い岩城こーいち。岩城こーいちよりアタマ悪そうっちゅうのは、相当なもんだ。これじゃ竹野内豊も苦労するよなぁ(笑)。
    広海(反町隆史)の元恋人、『大黒茶』のCMのおねーさんですね。あのCMでは妙に老けて見えましたが、実際は意外と若いんだな。
    ありがちなキャラクター設定にありがちな配置、ありがちな展開と来て、取り敢えず主役の二人がどれだけ客を呼べるかって問題ですな。過去に挫折した脳みそ筋肉お調子者男と現在進行形で挫折中のカチカチエリート男に、ちょっと訳ありのカッコいいオヤジと寂しい思春期、こっちもちょっと訳ありのいい女が絡む・・・書いてるだけで笑っちゃうぞぉ。
    こういうビッグキャラ激突形式は、当てても外してもデカいんですが。
    いい例が、木村拓哉と山口智子の『ロング・バケーション』と、こっちも木村拓哉と田村正和の『協奏曲』。『ロンバケ』は、このテのパイオニアだったこともあって“ピンクの象”とかのディテールがウケましたけど、同じテは何度も使えないもんね。
    これ、ハズしかな?なんかあざといぞ、脚本も演出も。海は確かに綺麗だけど、反町うるさいし“仮面ライダー”ネタはこの世代の脚本家の常道だし。あと、マイナー路線で“キャシャーン”ネタとかね(笑)。展開もちょっと冗長だし、ビジュアル的に二人が結構似てるので、連続でずーっと見るのはちと辛いかも。
    にしたに、以前“魚眼レンズで覗いたみたい”なんて言ってしまったことのある広末涼子ですが。これはなかなかいいぞ。ゲンキ一杯!ではなくて、ちょっと気の抜けたところで勝負すると、ま、主演の二人よりヨッポドお芝居上手よ。だから、もう唄はやめてオネガイ。


用心棒日月抄

    テレ朝は、亡くなられたのをいい事に、藤沢周平先生を舐めてないか?
    何故青江又八郎が小林ネンジだよう!オヤジだし大根だし、刀を差してる緊迫感がまるであれせんやないかい!激怒である!そのうえ寺島しのぶに、この小林オヤジを「こんなカッコいいお侍さん」等と呼ばせる不届き!天誅!天誅!責任者呼べーっ!
    ・・・折角藤沢先生の御本なのだから、もうちょっと格調高く毒づきたかったんですが。何せどうも、地がどうしようも無いもんで・・・。
    何年か前にNHKでやってた時には、青江を村上弘明がやってましたよね。嗅足組の女が黒木瞳で。その時も、大して合ってるとは思わなかったんだけど、これに比べりゃまだ余程マシってもんでしょう。
    もう、何ふざけてんだか。結構真剣に怒り狂っておりますにしたに。こんな無茶するんだったら、最初から“藤沢周平”っての外して欲しい。滅多に時代物を読まないにしたにが偏愛する、数少ない時代小説のシリーズを、見事に踏みにじられた想いです。
    画面造りも、妙にツヤツヤしてて風情が足りない。『必殺』のスタッフは何処行ったんだよ?御本人様達がもういい歳であっても、ノウハウくらいは後継しとけ!莫迦もん!ビデオで撮るな!藤沢周平だぞ!フィルムで撮れっての!
    ・・・あああ、びっくりマークいっぱい付けて喚き散らしたら、いい加減疲れちゃったわ。
    何せもう、小林捻侍ってのがなぁ。どうしてこんなヘタクソを、皆珍重するのか?近頃では珍しい、生っ粋の大根だからか?キャリアさえあればいいってもんじゃ無いだろうが。最近じゃ、ポッと出のタレントのおねーちゃんだってもそっと小ましな芝居をするぞ。何だよあの「また人を斬ってしまった」ってのは。石川五右衛門かい(笑)。


魔法仕掛けのフウ

    わーい。
    マーショ様だぁ。
    こんなところで実写版にお逢い出来るとは(笑)。
    しかも、ちゃーんとボヤッキーまで附いてるじゃん。升さん何やってんだか(涙)。MOTHERの新作頑張ってね。
    とりあえず、今更鈴木蘭々にこの役をあてる、事務所の戦略が良く分からん。いいのか?その路線続けちゃって。


ボディーガード

    あの、財前直見が殺人を目撃した駐車場って、天王洲?『Gift』で桃井かおりさんと早坂由紀夫が死体担いで走ってたのもあの駐車場だよねぇ。良く見るぞー、『G−2』とかって染め抜かれた位置表示。
    天王洲って、すっかり恵比寿やお台場に食われて、今閑散としてるんだよ。だから、ドラマのロケが異常に多いらしい(笑)。許可取るのすごくラクだって噂を聞いたんだけど、ホントかいな。まあ、本当でしょう(にしたにのダンナは、天王洲に出資してる会社にオツトメ。“失敗案件”として、社内ではナカッタコトになってるらしい(笑))。
    ちなみににしたには、長渕剛を一目見るだけで全身にぶつぶつが出来てしまう“アレルギー”さんなので、ドラマ本編はちゃんと見てません。ごめんなさい。週刊誌に依ると、何だか相変わらず好き放題やっておられるようで。頼む!大仁田!タタんじゃってくれ!
    そーいや、制作発表の時の財前嬢の脅えきった顔がツボだったなぁ。ツーショット写真撮影の時も、すっかり腰引けてたし(笑)。


最後の恋

    どんなに私が中居のファンであろうと!めった斬るのがこのコーナーの宿命!(そんな、おおげさな)
    いやいやいや、あざといねぇ北川悦吏子。常盤貴子に小田和正だよ。「こんな〜にせつ〜なくなっるほどっ、ひとを〜好きに〜なれる〜なんてっ」覚えちまったじゃねーかよたった一晩で。これをアザトイと呼ばずして何と呼ぶ?
    もう、王道と言っていいような土台固めの上に、『ラブストーリー初主演!』の中居を持ってくる辺りがむちゃむちゃウマいな。んでもって、劇中に“Yen Town Band”だよ。「やっがて〜あ〜いのうったが〜」だよ。もう、鼻の奥ティッシュのコヨリで刺激されてるよーなもんだわな。無理にでも泣け!って。今時の医学生って、“Yen Town Band”も知らない位勉強してるのか?・・・ああ、でも北川悦吏子、取材の名目で医大生と合コンしたっていうからきっとそうなんだろうな。
    にしたには、北川サンの脚本を、世間ほどは評価してません。
    なんか、小手先のテクニックが多すぎる。鼻に附いちゃうんですよ。「これならきっとキュン!と来る!」って判ってて書いてる部分が多すぎるんだな。いい例が、『ロンバケ』の“スーパーボール”。『愛していると』の“FAX”。にしたにみたいなスレた視聴者には、少々こそばい物がある訳ですわ。
    たった一つ、彼女の脚本でエラい部分を挙げるとすると、その隙間でしょうかね。
    意図しているのかしてないのかはともかく、ものすごく映像に依存してる部分が大きい。スカスカに隙間を作って、そこば映像で何とか埋めてくれ、っていう現場依存の側面が異様に強い。
    がちがちに書き込む三谷幸喜(『竜馬におまかせ!』の失敗は、ここに起因すると私は見てます。そのうち“ぐるぐるメディア”で書くぞ)と違って、彼女の脚本は映像一つでぐん、と上がる。それも、やっぱりあざとい程に濡れたような奇麗な映像だと。TBSのスタッフはその辺流石に手慣れていて、アップ多用の(ま、主演二人がかなりアップに耐え得るルックスですから)美しい画で盛り立てまくってましたが。
    北川悦吏子って、本質的な台詞とか、緻密なストーリー展開をすっ飛ばして、“テレビ番組として役者を際立たせてみせる才能に富んだ脚本家”とでも言えるんでしょうかね。
    それはそれで大したもんだとは思うけど、やっぱりちょっとな。
    流行るとは思う。中居ファンとしては、ここでこのドラマは絶好のタイミングだとも思うし、健闘を祈る。ただ、やっぱ鼻につきそうなんだよなぁ3ヶ月の長丁場。ううむ。
    ところで、タイトルバックでつくづく思うんだが、中居!常盤嬢より華奢やぞ!バイクの免許はいつ取った!(←つい突っ込んでしまう、“元バラエティ班”中居サイドの哀しい性)