“にしたにさんち”名物
夏の新ドラマ滅多斬り!

→ てれてれTV TOPに戻る
→ 日記三昧のおこんだて に戻る
→ にしたにさんちのおこんだて(HOME) に戻る
→ にしたにさんにメールを出して) みる




京都始末屋事件ファイル (ANB系・木曜・20:00〜)
彼女たちの時代 (CX系・水曜・22:00〜)  
らせん (CX系・木曜・22:00〜)
  てっぺん (ANB系・木曜・21:00〜)  
  to Heart 〜恋して死にたい (TBS系・金曜・21:00〜)
  独身時代 (TBS系・金曜・22:00〜)  
  新・俺たちの旅 (NTV系・土曜・21:00〜)
  恋愛結婚の法則 (CX系・水曜・21:00〜)  
  THE DOCTOR (TBS系・日曜・21:00〜)
  天国のKiss (ANB系・月曜・20:00〜)  
  女医 (YTV系・月曜・22:00〜)
  田舎で暮らそうよ (TX系・水曜・20:00〜)
  小市民ケーン (CX系・火曜・21:00〜)
甘い生活。 (NTV系・水曜・22:00〜)  
救急ハート治療室 (CX系・火曜・22:00〜)
  パーフェクト・ラブ! (CX系・月曜・21:00〜)  



『京都始末屋事件ファイル』
ま、方向性としては“現代に蘇る必殺仕事人!”ってヤツでしょうなぁ。いかにも安いのは仕方ないんですけども。はい。

何が安いって、古谷一行がヤスいヤスい。息子に、「お父がAV女優と浮気したのがきっかけでグレました」なんて暴露されたしょもないオヤヂ。いくら正義の味方ぶっても、どうしても背中にハダカの川島なお美がちらちらしてしまうという・・・、なんというか、アレ以来すっかり業を背負ってしまった感がありますなぁ。
「あの娘はヒトを信じようとしない。しかしオレは、彼女にヒトを信じようとする気持ちを取り戻して欲しいんだ。そのためには、まずオレが彼女を信じることから始めたい」
ぐはははははは!
これ、古谷一行のセリフなんですけどね。
真顔で言えば言うほど寒くなる、見事な演出ですわ。

おまけに、ストーリーも安いッ!
えーと、冒頭にも書きました通り、“現代の必殺仕事人”。簡単に言うと、人の怨みを晴らしますってコトなんですけども。複雑に言ってもそれだけなんです。っていうか、複雑にしようが無いっていうか。
普通、勢いづけという意味や準備期間の長さが相俟って、このテの“コンゲーム(他人に迷惑のかかりにくい吊り棚サギ)”系ドラマの初回ってのは、一応そこそこのレベルのトリックが用意されてるモノなんですな。で、だんだんネタが尽きてきて、終い頃には「ど、どうしちゃったの?」という展開に・・・というのが常道なんですが。
こちらは初手からヒドいヒドい、今時どんなヤツでもこんな寸借サギみたいなのにひっかかるかい!という寒い内容。この、夏向けの怪談にも似た寒さについては・・・えーと、詳しく実例挙げてご説明したいのはやまやまなんですが、どうも記述する気力が・・・。なんていうのかなぁ、子供向け実写版戦隊モノのトリックレベルっていうか、とんねるずのコントレベルっていうか。こうなると、テレビ版『夜逃げ屋本舗』の方が数段マシでしたわ。最初に『夜逃げ屋本舗』を見た時には、まさか“マシ”なんて単語をこのドラマに使うことに成るとは思いも拠りませんでしたけど。

地上げ屋の辣腕ジュニアに騙され、土地を取られてしまった女性が、怨みを晴らしたいとやってくる。そこで、“始末屋”の面々が協力して、彼女の怨みを晴らすお手伝い・・・という、書いてみれば1時間ドラマがたったの2行分ってのもアレですなぁ。ま、この枠に関して言えば、きちんとしたストーリーを要求したり、いわゆる“展開”を期待して見てても仕方ありませんから。
製作側は「京都ミステリー3部作」などとふざけているようですが、京都が怒るぞ京都が。

で、田中美里ってどこへ行こうとしてるんだろう?
厭味の無い容姿に、巧過すぎず下手過ぎない(これも大概な誉めコトバですが)爽やかな演技。使い道によってはそれなりの展開も見込める処なのに、何故か敢えて自分からせっせと安売りしているような気がするんですけど。いくら何でも、この枠に古谷一行と出ちゃマズいでしょう。

久我陽子(というよりアレだ、三国一の優柔不断オトコ・野口五郎の最新の恋人と言ったほうが早いか)ご出演中。これも『仕事人』フリークにはお馴染みでしょうが、キャラ的にデビュー当時の森口瑶子とすっかりカブってますわ。森口サンは、トヨエツと別れた後、こないだご結婚なさったそうですが。さて久我陽子の行く末やいかに。
顔も演技もかなり中途半端なんで、この際とっとと野口五郎と結婚するか、もしくはオトウサマを継いでばりばりの実業家として活躍されることをお勧めしますが。少なくとも、このままやってても山村紅葉が関の山ですな(個人的感想を言うならば、実業家の方が向いていそうな面構えだ)。

テレ朝専属俳優風間トオル。他局に出演の際には、もれなく浅野ゆう子がついてきます(逆か)。
なんだか中途半端に上達しちゃった演技が、妙に寂しさを感じさせますな。昔は大根中の大根で、その代わり「とにかくそこに立っていればいいの!トオルは!だってなんだもん!」という存在意義があった訳ですが。下手に芝居に対して色気づいちゃったせいで、ポイントがすっかりずれてしまった感在り。
そりゃまぁ、下手より巧い方がいいには決まってるんですけどね。でもなぁ、阿部チャンみたいな鬼気迫る“芝居っぷり”じゃないだけに、どうにも“ズレ感”“ダメ感”“テレビ用の造花っぽさ”が。彼はこのままどこまでしがみついて行けるんだろう、というヘンな興味が増してくる今日この頃、マニアックなウォッチャー心をくすぐる人材としては、大きな成長を見せているのかも知れません。

初回のヒロインがそのまま横滑りして仲間に入る、という展開はお約束中のお約束ですが。
テレビ雑誌に書いてある、「(古谷一行と田中美里が)年の差はあるが、恋心が芽生えてもおかしくない?!」(この“?!”がポイント)ってのはいかがなもんでしょうかね。
この期に及んで古谷一行を接待するようなマネしたって、テレ朝的には何のメリットにもならないような気がするんですが。
どんなにしょーもないプロットを使っても、お手盛りの展開を用意しても、それだけは止めたほうがいいと思いますわ。老婆心からのご忠告。
・・・ま、あたしゃどうせ見ませんけど。ね。

トップに戻る→



『らせん』
すいません。
いきなり、溺れる我が子を助けようともがく水中の岸谷さんのカオに向かって、「コントみたいだー」と呟いてしまった鬼畜はワタクシです。ハイ。

『リング・最終章』(“最終章”ってウソじゃんかー!と思ってたら、こっちは『リング』じゃなくて『らせん』だからいいんだそうな)の続編だそうで。
じゃ、『リング・最終章』見てない人はオコトワリなのか・・・と思いきや、ちゃっかり夕方に再放送している手回しの良さはさすがフジテレビ。少なくとも、視聴率のあまりの悪さに、現在放映中のドラマを途中から再放送枠にも回してしまうテレ朝よか、ずーっとマシと申し上げてヨロしいでしょう。

一応、「見ていなかった人も楽しめる、見ていた人はもっと楽しめる」
というコトになっているみたいですが。
なんていうか、初回の展開だけ見ていると、どうもテレビゲームっぽいんだよなぁ。ちょっとしたストーリーの甘さや嘘臭さ(特に、パソコン周りの嘘っぽさ)が、ものすごーくゲームっぽい。吉本多香美が、職場のパソコンを使ってネットである情報を検索している最中に、上司である内藤剛志にハックされる・・・というシーンがあったんですが。
いきなり画面が飛んで、「余計なことをするな」という表示が出てきた時には、
「おぉ、これは完全にゲームの手法だ・・・」
と呆れかえってしまいましたわ。今現在ワタシがはまっている、『ペルソナ2』(女神転生シリーズ)にそっくり。
アップ多用の演出も、どことなくゲーム画面のキャラ顔に似てるしなぁ。思わず、コントローラー持って岸谷五郎にダンジョン探索させたくなってしまいました。

海で息子を亡くし、そのために妻も精神の平衡を欠いてしまっているという境遇にありながら、「センセイはなーんにも悩みが無さそうで」という顔を生徒に向けつづけている女子校の教師・安藤役に岸谷五郎(ちなみに、この安藤というのは、原作では監察医。幼い息子を海で亡くした・・・という設定は同じで、演じていたのは佐藤浩市サンでした)。安藤は、元教え子であり、現在の教え子(野村佑香)の姉でもある美咲(須藤理彩)が、奇妙な事件の容疑者になっている事を知る。美咲の同級生であり、現在は科学捜査研究所に勤務する夏美(吉本多香美)の協力を得て、事件の解明に乗り出すが・・・という展開は、もうあちこちの雑誌に書かれているのでアレですが。
とにかく、矢田亜希子演じる“高野舞”の位置付けが判らないと、どうにも今一歩状況が・・・という感じ。こんなことなら、一応再放送で予習しとくべきだったか・・・。

ヤタアキ連投中。
貞子の墓参りした時の顔のシルエット、見事に頬がコケていたような気がするんですけど。このドラマ、連投王内藤剛志サンもご出演中なんですね。お二人ともカラダにだけは気をつけて下さいましよ。
ちなみに内藤サン。『人気者で行こう!』内企画の丸坊主対策なのか何なのか、妙に髪型をペッタリとさせていたのが目に付きましたです。えぇ、あれなら途中で坊主にしても、さほど気にはなりませんもんねぇ。こうなったら、いっそ丸坊主も見ておきたいような気持ちになってしまいますが。残念ながら(?)丸坊主はならずで、今後内藤サン演じる陸田部長の髪型がどう変化していくのか、注目されるところですな。

野村佑香、顔丸くなったねぇ。このコは安達祐美と違って、年になったら年相応の美少女になるかと思ってたんだけど。子役は顔が膨れるという何か強い強いジンクスでもあるんでしょうかね。このジンクス、ひょっとすると“貞子の呪い”よりよっぽど強烈なんじゃなかろうか・・・。

田辺誠一サン、珍しく笑顔の多い役処。髪もぼさぼさ、あまり身なりに気を使わない学究肌の若き俊英。意外な事に、笑うと顔立ちの綺麗さが際立ちますな。ここでブレイクしとけば、“速水真澄”“聖先生”と続くテレ朝キャラからの脱皮も夢ではありませんな。けっぱれ。
そして、助教授である田辺さんにまとわりついて、吉本多香美を敵視する助手役に、梓真悠子嬢。っつっても誰のことかサッパリでしょうか。あの加山“元祖芸能人は歯が命”雄三のお嬢サンですがな。
美人は美人なんですけどね、どうも印象が薄い。ほんの数秒だけの登場だったんですが、秒数に比例して・・・というより、秒数以上のインパクトの薄さが却って印象的で。
あれで「あ!あれ加山“湘南の健康バカ”雄三のムスメじゃん!」と気づいたマニアは、相当なヲタクなんじゃないかと。

升毅サンもなんだか顔面が広くおなりあそばしたような。もともとガッチリとした骨付きの方ですが、最近お顔の幅が加速的に増えているような。いやぁ、ああいう変に小心な詐欺師という役所になると、もう俄然生き生きしてきますなぁ。
「むーっふっふっふっふ」
と笑い出した時には、このまま“悪の大王デスクロックブルー”か何かに変身しちゃうんじゃないかとドキドキしました。

須藤理彩サンはアレですな、田中美里とは別のアプローチをなさるお積もりの様で。『救命病棟』で嬉々として松嶋菜々子(同じNHKの朝ドラ出身)の下についていたのでも判るように、“朝ドラ主演”の看板に拘る事無く脇で着々とキャリアを積もう、と。今の所、この試みはそこそこ成功してるみたいですな。少なくとも、安いドラマには出てないし。いわゆる“鶏口となるも牛後となるなかれ”の逆ですか。はい。ただ、もう少し出番があると良かったねぇ。

このドラマの最大のポイントをひとつ。
最後に流れるテロップを見るともなく見ていた私に、突如降下されたN2爆弾。
「映像協力:『奇跡体験アンビリーバボー』」

いいのかッ!いいのか鈴木光司!金さえ入ればいいとでも言うのかッ!

トップに戻る→



to Heart 恋して死にたい
ドラマの登場人物が住む部屋は、あまりにも非現実的に良過ぎる・・・とは、トレンディドラマの時代からよく言われるところですが。
それにしても、深田恭子の住んでる部屋、強烈に良過ぎっすわ。
今時、18歳のフリーターしてるような女のコが、あんな部屋(多分14畳くらい。下が、キッチン付きの8畳かそれ以上、少し段差をつけた上の部分にベッドを置ける4畳半もしくは6畳程度の部屋)に住むかいや。あんな部屋ならアタシだって住みたいわい。うきー。

そんな深田恭子のどこが可愛いのか今一歩判らないワタシ。そこはかとなく漂うヤル気レスなムードが、なんだか角兵衛獅子でムリに踊らされてる幼子みたいで、どうにも痛々しさが先に立っちゃうんですよね。あの、ちょっとセクシーなカップ麺のコマーシャルも、それが他人からどのように捉えられるかを教えられないまま、半ば騙されるようにしてやらされてるカンジがしません?本人妙につまらなさそうだし。

で、ようやくフジから引っ張ってきた深田恭子演じるのは、いわゆるイマドキで自然体な女のコ。これまたどうにも、やっぱり角兵衛獅子的な無理矢理さで演じさせられてるって風情なのがポイントですが。
ハルマゲドンが近いから、死ぬまでに恋をしたい!という・・・ここから、『恋して死にたい』というサブタイトルが出てきているんですねぇ。なるほど・・・って、この夏は何回このネタが出てくるんでしょうか。ノストラダムスもテレビの採算にすっかり取りこまれて、ありがたみも恐怖もへったくれも無くなってしまいますわねェ。

で、深田サン。
『P.S元気です 俊平』の瀬戸朝香同様、何故か背後に常盤貴子がチラチラするのは何故なんでしょうか。ああいう、一途で恋をすると他のことが何も出来なくなる女のコってのは、常盤/TBSラインの最も得意とするシチュエーションですからね。ロケ場所が井之頭公園という条件も相俟って、『愛していると言ってくれ』をついつい思い出してしまいますな。
ひたむきさと演技力に欠ける分、現在のところ深田恭子分悪し。こうして考えると、案外常盤チャンって大したテレビ女優サンだったのねぇと、ヘンなところで感心したりして。

えーと、自他ともに認めるミーハーなワタクシ、「いやーん!舞台は吉祥寺よ吉祥寺!(ただし、深田恭子がバイトする東急百貨店は多摩プラーザ店でのロケですが)つよちゃんと遭遇するかもー!」とはしゃいでいたのは事実でございますとも、えぇ、事実です。しかしアレですな、今回のつよちゃんは、どうも今一歩魅力に乏しいというか何というか。
深田恭子の視点からストーリーが動くせいなのか、どうもキャラクターが薄くて遠い感じ。終いにゃ、オンナに目を取られてデビュー戦でKO負けする間抜けっぷりで・・・口うるさいオバサンKinkiファン(ファンなのか?)から言わせてもらうと、「こんなのつよちゃんのキャラじゃなーい!」っていう・・・。
なまじ芝居にメリハリがあって、攻める演技じゃない部分でも充分勝負が出来てしまうせいか、深田“角兵衛獅子”恭子と引っ張り合ってしまって爽やかさ半減・・・。
「青春の甘酸っぱい恋もしくは恋に恋する想い」というテーマそのものが、スレちゃったオトナにはあまり響いてこない(共感性が少ない)だけに、ここで「見てるだけでなんだか爽やかでセツナいわ!」という雰囲気が画面から出てこないのは、ちょっと厳しい感じがしますわ。
どうも最近(『君がいた未来のために』とかね)、ヘンに一本気で軽味も面白みも無い役所が続いているつよちゃん。本人が顔も演技もちょいと濃い目系故、ここらで少しゆり戻しをかけないと辛いかも・・・。

携帯がかかって来るなり、ちゃんとハザードたいて車を停める辺りが、原沙知絵サンチャンとしてます。っていうか、ちょっとこういうのに手を抜くと、うるさいんだろうなァ視聴者が。すぐ抗議の電話なんてのがかかってきたりしてね。
沙知絵サンは、「あぁ、こういう“綺麗なおねえさん”ってモテるんだよなぁ」と妙に納得させられてしまうキャスティング。『お水の花道』でのドジっぷりとは一味違う、“憧れのあの女(女とかいて“ひと”と読む)”役を飄々と演じておられます。ま、可も無く不可も無く。

阿部サダヲさんナイス悪役。
堂本つよちゃん所属のジムの先輩で、嫉妬心からイジメたりもする・・・という小悪党役なんですが。初回というコトで随分可愛らしいイジメでしたけどもね、やはりTBSと堂本つよちゃんといえば、えげつないイジメが常道ですから、ハイ。これからの“ご活躍”に期待するようなしないような。
深田恭子のバイト先の店長役に、三波春夫の長男。これ、「そろそろテレビにでも出ておくか」という小劇場の中堅俳優さんが、最初のステップとして踏む類の役どころだよー。ダメだよ、レポーターくずれのダメ系ジュニアがこんな処で小銭稼いでちゃ。
このテの役は、出番は少ないながらも大抵毎週出てくるキャラクターなので、ちょっと一味違う役者さんを掘り出してくると、ぐっと面白みが増すんですけどね。ほら、田山涼成サンとか斉藤暁サンとかをすっと入れ替えてみると、シーンの締まりが随分違うような気がしませんか?その辺熱心なのはフジなんだよなぁ。TBS、最近ちょっとキャスティングに手を抜き過ぎじゃない?

つよちゃんの項でも書いたけれど。
ストーリーにも絵面にも主演の二人にも、「絵空事風のさわやかさ」が今一歩足りない。
地に足がついた演技といえば聞こえはいいんですが、テレビでああいうのを見てしまうと(何せデフォルメの世界ですからね)、地に足が5センチほどめり込んでいるような感じになってしまうんですわ。
一方で、プロボクサーだの非現実的なりっぱなお部屋だのを見せられてしまうと、どうも全体的な統合性が見えてこなくて。おまけに、オープニングもエンドタイトルも妙に爽やかかつファンタジック(どちらもプール絡み。特にオープニングは、青い水の中で主演の二人が抱きしめあっているという夢の様に綺麗な絵。この美しさは、『最後の恋』以来かも)なんですわなぁ。で、どっちにしたいの?とことん非現実的な夏のラブストーリー?それとも、深田恭子の同年代だけにターゲットを絞った青春リアル系?と、プロデューサーの肩をゆすぶって聞いてみたくもなってしまう初回の出来映えでした。
いかな小松江里子さんでも、これで11回をもたせるのは辛くないでしょうか・・・あぁ、小松さん『ママチャリ刑事』で一度地獄を見てるから、何も怖くないのか。なんだか納得・・・。とほほ。

トップに戻る→



新・俺たちの旅 ver.1999
カースケ(森田剛)中村雅俊、オメダ(三宅健)田中健、グズロク(熊沢伸六)秋野大作。山下洋子(上原さくら)が金沢碧で竹内紀子(宝生舞)が上村香子。オメダの妹真弓は岡田奈々、オメダの母(風吹ジュン)は八千草薫。
主要オリジナルキャストとの対応はこのヘンでよろしいでしょうか。

うーん。
まぁ、主演の3人はコナれてますわな。特に、三宅健の芝居。
皆がそれぞれにテレビ慣れしているせいもあるのかも知れませんが。適度な軽味と自然な雰囲気が明るい画面に良く似合って、非常に見やすいドラマとなっております。昨日の『to Heart』に比べると、格段に爽やか且ついかにも“青春!”という感じですわ。
この3人、各々がよくキャラクターを噛み分けて、きちんと役所を立てて演じております。日頃もグループ活動をしているが故に、相手を殺さずに自分を立てる術には長けているのかも知れませんなぁ。
オリジナルのカースケに比べて、森田剛が少々ヨワイんですが(これは、体格的な部分もあるかな)。その分、巧いこと3人の組み合わせでカバーしている感じがありますな。演技力では三宅健が一歩リードしているのを早めに見極めたか、繊細な芝居は全部オメダに回している演出もなかなかの才覚。
少なくとも、3人のチームワークの良さと演技のレベルは、好評価の対象に成り得るでしょう。・・・うーん、個人的には、V6のガキ共って好きじゃないんだけど・・・(<意味も無く悔しい)。

脚本は、オリジナルの鎌田敏夫を敢えて外し、小原信治等の複数回しで書く模様。言ってみれば、キャラクターの設定と“友情”のエッセンスだけを抜き取って、後は基本的に全く別のストーリーって訳ですね。
オメダの母親がエステの経営者だったり、携帯やティーンズ雑誌がばりばり出て来たりと、“リメイク”の古臭さはほとんど感じられません。今風の情景の中でも、オトコノコ同士の友情ってのは結構普遍的なのねェ、とちょっと感心したりして。
主演3人がかなり的確にキャラクターを掴んでいるおかげで、むしろ脚本側としては楽かも知れませんね。1から設定を考えるのではなく、ありものの設定を綺麗に動かせば良いわけですし。この辺、『ルパン三世』をいろんな作家がやりたがるのにちょっと似てますな。
初回のストーリーを見る限り、同じカミセンの3人が主演した『PU−PU−PU』に比べると、格段の出来ですわ。あれは、設定そのものがちょっと非現実的過ぎた上に、TBSにしては慣れないドタバタを入れてしまったせいで、なんだか珍妙なドラマになってましたから。ま、どうしてグズ六が6万円出すのをカースケが知ってたのか・・・などなど、細かいことを言い出すとキリが無いんですが。ほら、そこはそれ、何せ“ジャニ枠”ですから。ハイ。

“天下無敵のジャニーズ枠”こと日テレ土曜9時。前回の『蘇る金狼』は、賛否両論を巻き起こしたある種の怪作だった訳ですが。
今回のこの『新・俺たちの旅 ver.1999』は、非常に身の丈に合ったいい企画なんじゃないか、と。とにかくここで一番のポイントなのは、
「是非、本放送にハマった親御サンが、お子さんと一緒にに見てくださいね!」
というヘンな色気がゼンゼン無いこと!ま、局側としてはどうだか知りませんが、少なくとも作ってる側は、完全にターゲットを“カミセンのファン”あたりに絞ってきっちり勝負しているんですな。これが、却って画面に爽快さを与えておりまして。
正直全くカミセンには興味の無いワタシ辺りが見ていても、妙にすっきりと・・・そう、一切苛々せずにスムーズに1時間見続けることが出来たんですわ。これは、結構スゴい事なんじゃないかと。
・・・あー、ムズムズする。
見る前は、どんな風にケナしてやろうかと身構えてたのになァ。拍子抜けするほどまぁまぁのレベルに達してたもんで、振り上げた拳を下げる場所が無くて。うー、ムズムズ。

宝生舞に上原さくらと、気の強そうな女のコ(女のだけじゃなくて、富士真奈美まで!ひえー!)がしっかり脇を固めているのも、いかにも“日テレ土曜9時”的。ま、この辺はもういかにも“可も無く不可も無く”って感じでしょうなァ。
「まずキャラクターありき」のキャスティングなだけに、大外しは無い模様です。

らもさーん♪
『人体模型の夜』等でおなじみの作家中島らも氏、いかにも憎憎しげな悪役編集長としてゲスト出演。お子さんに「きゃー!カミセン!出なさい!サインもろてきてッ!」とでも言われたんでしょうか。ご自身“リリパットアーミー”という関西随一の人気劇団を主宰しておられるだけあって、なかなか堂に入った演技をしておられましたです。
最近は、筒井康隆といいらもさんといい、なんというか文士劇の範疇を超えたご活躍で。その内、自作自演の作家なんかが出て来かねんよなぁ(<椎名桜子<それは誰?)。

現代版にリメイク、とはいえ、オリジナルと一緒の部分もいくつかある訳で。
エンディングに、短い散文詩が流れる・・・というのもその1つ。初回の本日は、


男は 無駄に いのちを かけるものなのです


というもの。
一応、オマージュとしての部分を残しておこうという気持ちの顕れなんでしょう、オリジナル通りに1行ずつ見せるのではなく、すぱっとさらっと簡単に見せるだけ。この辺りも、お説教クサさをあまり全面に出さないように(つまりは、“親世代ウケ”をすっぱり放棄しよう)という意識がなせるのかも知れません。うん、これも軽くてヨロシイ。

しかしなぁ、今日のゲストヒロイン(と言っていいのかどうかも定かではありませんが)ミキ役の蒼和歌子のヘタクソさがもう!どうしようも無い!確かにご面相はいかにも最近のコギャルなんですが。いやしかし、もう少しマシな芝居をするコギャルは居なかったのか・・・?初回にこれではいかん、イカンよ!もう少し注意深くやってくれ!頼むわ!
・・・って、結局、開始前の評価があまりにも低かったせいか、あまりクサす処が無くてつまらないダケだったりして(笑)。

トップに戻る→



ザ・ドクター
前クール『恋の奇跡』で、菅野美穂に脳天からがじがじと食い殺されてしまった葉月里緒菜。最近、せっせと"可愛い役"を演じてイメージアップを図っているようですが、どうも成功しているとは言い難いのがお気の毒なところで。
堤真一を追って転院してくる脳天気な看護婦役なんですが。看護婦ってそんなに足りないのか?どこでも行きたいと言えば行けちゃうのか?そういえば、『ラビリンス』でも、高橋由美子が追っかけてましたよねぇ。

堤真一サン、トラウマ持ちの内科医役。演技力も確かなら、容貌もまぁ2枚目(ドラマ内では"馬面"とか言われてましたが)。しかしなぁ、満を持しての久々の民放登場にしては、どうも薄い役だよな。折角鈴木京香姫とのロマンスが発覚したばかりなのに、これじゃちょいとランク落ち感が・・・舞台では格好良いのになぁ・・・。

器用だなー!野球以外は(笑)。野際陽子だの堤真一だのという芸達者に囲まれて、長島一茂堂々の男性セカンドポジション。そらまぁシロートですから、台詞回しにたどたどしい処は少なくないんですが。でも、「うわー!出て行け!」というレベルでは決してありません。何だかなァ。
そういえば一茂、同じ東芝日曜劇場『なにさまっ!』が役者デビュー作。単なる話題作りの為に起用されたにも関わらず、意外にも妙に愛嬌のある演技を見せたため、加速度付けて出番が増えまくったという経緯がありますな。妹の三奈も、単なる話題作りの為にテレ朝に入社した(させられた)にも関わらず、使ってみたら予想外の逸材だったという・・・そういう家系なんか。期待されてないポジションにおいてはヤケに器用に頑張るという・・・(笑)。
しかし、いきなりこれで高岡早紀とラブシーンじゃぁ、ファンならずとも男性は腹立つでしょうな。バスローブ着て赤ワイン呑むのはやめてくれ。

もっと笑えるのが、永井美奈子。おいおい、アナウンサーってのは女優養成業なのか?それとも、今までの日テレ生活のなかで、いやでも演技力を養わなければいけない状況が多過ぎたのか・・・?少なくとも、葉月"自称女優"里緒菜の数倍お上手でした。
河相"パパ"我聞は、『心療内科医涼子』に続く見習い医者役。いくつになっても"ちょっと頼りない"キャラですなぁ。一茂演じる外科医の腰巾着なんだけど、なんかこのヒト年々ドラマの中でのセリフが減っているような。頑張れ、週刊アスキーでパソコンのユーザーズレポ書いてる場合じゃないってば。
そして、ほとんど最終兵器に近い嶋"男の勲章"大輔のご登場に至っては・・・このドラマ、何を目指してどういう方向性で作っているのか一切不明な状態に。

かつこの枠にしては珍しくブレイクした『サラリーマン金太郎』の夢よ再び(野際陽子サン被ってます)、という感じなんでしょうか。それとも、ちょっと明る目の『振り返れば奴がいる』。いずれにしても、全体的に漂う中途半端感が、かなり熱さを殺いでます。方や舞台中心に活動してきた実力派俳優(堤)、方やスポーツ選手上がりの器用なタレント(一茂・・・ポジション的にはかつての板東英二な)。この2人の"大型対決!"がメインだとすると・・・なんというかかなりバラエティ的な企画としか言い様がありません。

しかも、演出も演出なんだよなぁ。やたらアップ多用で、どうにも絵面がゴツい。いや、いいんですよ高岡早紀だの葉月里緒菜だののアップは。しかし、堤さんに一茂、挙句の果てには田山涼成サンのアップとは・・・ちょっとなぁ。
で、キャラのアップを多用しすぎているせいで、却って状況的な緊迫感が一切そがれているのは大いなる幻滅。全体的なリズムが、ちょこちょこ挿入されるドアップのせいで、逆に切れちゃってるんですよね。大体、折角ガタイがデカい堤/一茂を起用しておきながら、そのスケールのデカさを外して顔ばっかり映しててもつまらないんだってば。却って役者が小さく見えてしまいます。
それに、急患が運ばれてきても、"廊下を走る看護婦"でしか緊急性を演出できないというのは、プロとしてある意味恥ずべき事なのでは・・・?なんかなぁ、冗長でダラダラと面白くないんだよな。メリハリが無いから、"泣かせ"の場面もあまりに淡白だったし。

実のところを言うと、堤真一さんとっても好きなんですが。えぇ、『ピュア』は、あの和久井映見のあざとい演技(<鬼畜だな)にもめげず、かなりの確率で見てたくらいなんですが。
これはダメだ、いくら耐えても、毎週見る気には決してなれない・・・うーん。美保純が静かに健闘してるのは評価しても良いけど・・・。

ちなみに、一緒に見ていたうちのダンナ曰く。
「この病院ヒマだなぁ、何かってぇと医者が全員勢揃いしちゃうんだから・・・いいのか、こんなトコで担当医以外の人間が油売ってて」

トップに戻る→



女医
このクール、医者モノ多すぎ。

昨日の『ザ・ドクター』を観てて、
「どうして医局モノってのはこうもちんたらとテンポが悪いんだろう(例:『救命病棟24時』)」
と頭を抱えていたんですが。
さすがにシドニィ・シェルダンなのか、脚色者の勝利なのか、それとも演者の迫力か、こっちは1時間が結構短かかったですわ。ま、ほとんどが中谷美紀のド迫力に拠るものなんでしょうけども。・・・このひと、それこそ"テレビにおけるつかこうへい調"って感じなのよねぇ。顔は綺麗なんだが、どうも土百姓の粘り腰を備えてるというか、どっしり座ったふてぶてしさを持ってるっていうか。元々は、電波系繊細派でウッてたんじゃなかったっけ?どの辺から変わったんだろう?(<言うまでも無く『ケイゾク』でしょうな)。

中谷美紀と伊武雅刀との2人芝居から始まるこのドラマ、ある1つの事件を軸に話が巡って行くらしいんですが。それこそ、『ケイゾク』つながりの渡部篤郎サン主演・前のクールの『ラビリンス』と被ってませんでしょうかね。医局で起こる殺人、それに関わる複数の医者達の愛憎模様・・・。うーん、やっぱりカブってますわなぁ。日テレドラマ班、前後左右の連携無しってこってすか。
ま、『ラビリンス』を見ていなかった人には何の関係もありませんけども。

誰だー!りょうを"被虐待歴のある中国人女性"の役にキャスティングしたのはー!
大慧眼。
あの鉤目と血色のあまり良くない頬、そしてクールに広いおでこ・・・というかなり特異な美貌が、最も良く映えるキャラクターなんじゃないでしょうか。冷笑的で男性恐怖症、おまけに(哀しい過去故に)少々拝金主義気味と言う、とても印象的な役どころ。受けて立つりょう本人も、『ロンバケ』のあの頃が嘘みたいな好演ですわ。うん、これはかなりいい感じでハマってます。

そんなりょうが、入院患者の事情聴取の為に訪れた刑事から、人種差別めいた事を言われるシーンがあるんですが。
このシーンの、寺脇康文サンの格好良さと言ったら!
寺脇さん、「仁術よりも経営」を標榜して憚らない事務長役なんですが。りょうがその出自を揶揄された瞬間、刑事達に投げたその鋭い眼差し!・・・うーん、「こいつタダの悪役じゃない」と瞬時に視聴者を納得させる、見事な芝居でございました。ホントにこのヒト、ただのマヌケにーさんから底の浅いチンピラ、そして今回みたいな「実は・・・」系のスケール大きい憎まれ役まで、素晴らしい幅を持つ役者さんだなぁ、と。惚れなおしましたす。

ハマっているといえば、天然末っ子系女優大路恵美。
成績の悪さを、はちみつプレイ(<す、スゴイな・・・)で誤魔化して医者になった女医役。切羽詰ったときの白痴めいたドングリ眼が、いかにも狂気をはらんで良い感じですわ。こちらもなかなかの好演というか、ニンに合った役作りなんじゃないでしょうか。えぇ、いかにも簡単にコマされそうな渡辺いっけいさん(この人もよく白衣着るよね)との絡み、今後のチェック項目です。

しかし、そんな健闘中のりょう/大路恵美を軽々とすっ飛ばす中谷美紀の凄さは、もう何と申し上げたら良いか。
『ケイゾク』の時にもかなりゾクゾクしましたが、今回はまたきっちりとベクトルを変えて・・・しかも、それをきちんと形にしている見事さ。『恋の奇跡』と『ザ・ドクター』の連投で、却って基本的な芝居が全くなっちゃないコトを露呈してしまった葉月"自称女優"里緒菜に、爪のあかでもせんじて呑ませてやったらどうでしょう。中谷美紀ってだけで
「うーん・・・この先見ても良いかも」
と思わせてくれるほどの、独特のインパクトがありますな。
こう考えると、『DAYS』って凄いドラマだったのねぇ(中谷美紀とカンノの競演だ!)。あ、そういえば金子賢ってのも『DAYS』組でしたっけ<つけたしかい。

個人的に選ぶ、"日本一白衣の似合う女優・90年代"のトップは、めでたく桃井かおりさんに決定致しました(ちなみに、80年代は黒田福美だったりする(笑))。いえ、あくまでワタシ個人が選んでるんで、桃井サンはちっとも嬉しくないとは思いますが。
『ギフト』に続く、女性外科医としてのゲスト出演。いやぁ、カッコイイ。かつての『外科医有森冴子』三田佳子を抜いたね。凛々しくてちょっと孤独、いかにも人の腹ガンガンかっさばいてそうな風情。この人と中谷美紀のシーンだけで、充分1時間が楽しめてしまうというのは・・・さすがの年の功ってヤツでしょうか。
1回だけのゲスト出演ってのが非常に惜しい感もありますが、これはもう、役柄通り
「伝説の」女として、このドラマの中に君臨していただきたいものでございます。

で、
「これはいいぞー、『ギフト』並の濃いゲスト(葉月里緒菜除く)で攻めてくれば、かなり良い感じでこれまでの月10惨敗記録(『ボーダー』『ロマンス』)を払拭出来るかもしれないぞー」
と思っていたんですが。しかも、キャスティング表には、初回出番無しの細川茂樹だの萩原流行だのに混じって、鹿賀"ワタシの記憶が確かならば"丈史まで混じってるんですもの、期待しちゃいますわよねぇ。
それが。
そーれーが。
来週のゲスト、石田"不倫は文化だってセリフはなお美に教わりました"純一

だめじゃん。

トップに戻る→



小市民ケーン
真っ向から三谷"若殿"幸喜にケンカ売ってるとしか思えないオープニングですなぁ。あのナレーションと音楽は、どう考えても『王様のレストラン』調ですもん。
あの成功以来、フジは必ずワンクールに1つはこのテのウェルメイド(いや、大抵はウェルメイド"もどき"に終始してしまうんですが)ドラマを入れようとしますが。今回は、脚本が橋部敦子サンと福島三郎サン。橋部さんは、(視聴率はともかくとして)『ブラザーズ』での独特の台詞回しが非常に評判を呼んだ方ですな。福島三郎サンは、単発ドラマはいくつか書いておられますが、基本的には舞台の方。
描き様によってはかなり辛くなりそうな"小市民の生き様"を、キャリアある実力派と新鮮な才能がどんな風に軽やかに描くかってのは、ちょっと興味深い処です。

あー、また回ってる回ってる。『いいひと。』の初回でもくさなぎつよぽんが回り放題回ってましたが、星護サンのあの演出は、もう既に伝統芸の類すね。
ノリタケ演じる"小市民・権"がいきなり妄想モードに入った時の、ムダに豪華なコダワりだのヘンにバラエティ風なセットだのが、ツボに入る類の視聴者にとってはなかなかいいセン行ってるんでしょうね。好みは分かれるとは思いますが、ワタシはさほど嫌いではないです。
しかしさすがに、あんまりいい調子でトバしてると、どうかするとやり過ぎに成りかねませんなァ。本式の役者さんではなく、居並ぶお笑いの中でも特別デフォルメの才に長けた木梨憲武(内村光良と双璧だよな))が主演ですから。もう、どうしてもノリタケのやる気がそこここで見えてしまって、時折暴発しているのが・・・コントじゃないんだから・・・。

暴発と言えば。
エノカナ、またもコスプレ魂大爆発。真っ赤な悪魔の衣装(というか、真っ赤なバイキン全身タイツ)に身を包み、気持ちよさそうにうけけけけー!と笑っておられます。
折角、テレ朝月曜日の例の枠から脱却できて、ご本人サンも「やったぜコノヤロー!」とおおせられていたにもかかわらず、やっぱりこういう役どころなんですなぁ。いきなりあの衣装見せられた時には、エノカナもさぞやびっくりしたコトでしょう。こうなったら、一生一コスプレ女優として頑張って頂きたいものですわ。
独特の存在感は、確かに他の若手女優さんとは一線を画すムード。お得意のコスプレはともかく、ごく普通のシーンでもそれなりに芝居を見せてくれてるのが嬉しいですな。
それにしても、なんか極端に痩せすぎじゃない?足が細いのは元々だけど、頬まで病的にコケちゃって。途中で倒れたりしないでよー、このドラマはキミの存在感が1つの柱なんだから。

歯科医で(また医者かい!)悪女の羽田美智子サン。松竹のドタバタ劇以来、却ってテレビ出演が増えてますなァ。"映画女優"として育てたかった例の御曹司の手から離れて、むしろ災い転じて福となす、って感じなんでしょうかしら。
今回の悪女役、演技力なのか何なのか、ホントに腹に一物ありそうな雰囲気がタマりません。ただ、元"映画女優"にしては、ちょっとお芝居にたどたどしい面がほの見えるのが気がかりですなぁ。
これから、沢村一樹(久しぶりに、外見通りのクールな役どころらしい。『週末婚』とは全く逆で、これもまた見どころかも)とのカラミも増えるでしょうが、どこまで目一杯腹黒くなれるかが興味深い処です。

しかしなぁ、吹越サンも好きだなァこういうの。元々がコメディ劇団出身で、いまでも「お笑い出身ではありません、ボクはお笑いですから」と言って憚らないヒトですからね。ストイックな『殴る女』での役柄とは180度コペルニクス的大転回の、熱くて熱くて暑苦しい熱血オトコ。もう、とことんまで気持ちよさそうにカメラ前にして弾けたおしておられます。
この方、全体を俯瞰するのが得意なんでしょうか?ちょっと独特の星演出の中で、1つの重力点としてきちんと機能しておられるのは実に立派。普通、星護演出作品の中での舞台俳優って、狂言回しかちょっと浮き上がる(バラエティ風味の中で、やけに落ちついて芝居をしてしまうが故に、ね)のが常なんですが。それでいて、適度にノリタケを食わないような位置取りがこれまたプロを感じさせます。うん、ホントに、『殴る女』の数百倍イイ感じ。

で、狂言回しになるのかならないのか、ちょいと微妙な線・・・の小木茂光サン。なんと、キャスティング表では50歳の役どころ!まだ39やぞ!39!・・・よく引き受けたなァ・・・。
えーと、小木さんと言えば、一番判りやすいところでは『ソムリエ』の偏屈シェフでしょうか。かなりアクの強い、意地悪系の役が多い方なんですが。今回は、持ち味を逆手にとっての面倒見のいい教頭先生役。このヒトが途中でブレイクすると、ガゼン話が面白くなって行きそうなんですが・・・そうすると、収集つかなくなっちゃうかな・・・すまけいだの市毛良枝だの、他にも少々アクのキツそうな方々が大挙して揃ってますし。
いやそれにしても、こうして列挙してみると、伊藤裕子チャン影薄いな。頑張れ。

9時台の枠ということもあり、半ばバラエティみたいな気持ちで見る分には、軽くていいんじゃないでしょうか。何かしながら付けておくには、そこそこ見よいドラマだと思いますが。特に気にもならないし、面白そうな部分だけピックアップして見ていても何となく全体像掴めそうだし。真剣に見る類のモンじゃないけどね(笑)。

さて、今日の大ツボ。
ビデオで録画した方は要チェック!よ!エノカナが憲武の家に泊まった朝のシーン、憲武が洗濯しようと粉石鹸を取り出したその石鹸のハコに、何故か強烈なボカシが入ってる!どう考えても凄まじいボカシが!
スポンサー系の問題なんでしょうか。
・・・あー、あの小道具用意したAD、クビ飛んじゃったかな・・・。

トップに戻る→