救急ハート治療室
あー・・・。
やり過ぎ。
『お水の花道』、そんなに評判良かったんですか?
財前直見サン、いくら何でもこれはやり過ぎ。厚化粧してお見合いしてる最中に虫垂炎、汗みどろでドクターと怒鳴り合い、池中玄太並に突っ立った寝起きアタマ、激烈早食い及び大食い。
口を開けば「いい男いい男」と叫び、担当患者をえり好みして仕事そっちのけで大騒ぎ。いきなり患者(しかもガキ)に、「レベルの低い病院」とズバっと言い切られるのも仕方ありません。えぇ、どんなに辛い目に遭っても、こんな病院にだけは絶対に入院したくないもんですな。
このクール、異様なまでに医局モノが多いんですが。これは、中でも特別ユルい感じがしますな。甘くてハンパなヒューマニズムと正義感をダイレクトに表現するには、"命を預かる現場"という道具立てはとても便利ですからね。お涙頂戴にしても、余りに安易な設定過ぎるんじゃないですか?
今回も、「うわー!信じられない!」と思わず叫んでしまうような"お涙頂戴"シーンがあったんですが。いきなりコドモ使うのも反則なら、暴走ナースを「風穴」呼ばわりするのも反則。
ここまで全体的にユルいと、他の部分を注意深く見る気も失せてしまいます。
現在のところ、『ザ・ドクター』をぶっちぎって、堂々のカス第1位。まだ『パーフェクト・ラブ!』を(ビデオ録画したまま)未見なのと、『天国のkiss』が始まっていないのを考えると、トップの座は確定とは言い切れませんが(あ、ちなみに、『京都始末屋事件ファイル』は別格ね)。
京野ことみちゃん、医者役は・・・うーん。昨日の、桃井かおり・中谷美紀・りょうという凄絶な女医姿がまだ記憶に新しいトコだからなぁ・・・。ノーコメントと致したいところです・・・。
星野有香ちゃん、大阪弁バリバリの、金にうるさい看護婦役。『踊る大捜査線』の婦警役以降、ある種のネットアイドルになってるみたいですが。あー・・・安西ひろこの"男ウケする看護婦"同様、誰が演じても結果は同じという、非常に脚本家の愛情が感じられない役どころ。こういうのは事務所がちゃんとチェックしなければいけませんってば。全くなぁ・・・。ドラマとしては、こういうキャラクター(誰がやっても同じ)を作っちゃうのが、一番いけない部分なんだよね。あまり愛情かけすぎて、書き込み過ぎて支離滅裂になるのも困るけど。
初回で一番の困り者は、何と言っても剣太郎セガールでしょうか。いえ、セガールマンションではございません(<それはセザール)。
何でも、スティーブン・セガールの息子なんだそうですが。テレビ情報誌に「大阪弁を流暢に操る美形」と・・・美形・・・美形・・・うーん、さて困った(笑)。
確かに、恐るべき美しさを誇っていた往年の阿部寛にちょっと似ているのは認めよう。認めるけどさ、古手川姉妹だって、姉の祐子は美人だが、妹は良く似てはいるもののアレじゃないですか。似ているからって"美しさ"までも同質だとは限らないのがオモシロイとこなんですねぇ人間って。
ライオン丸(<しかし古いね)のような頭髪を振りたててるだけの初回。芝居に関しても海のものとも山のものともつかぬ感じで・・・とにかく、どう評価すべきなのか大変に困る辺りにおいでになるんですわねェ。
かといって、彼の今後を注目するためにこのドラマを見続けようとは、決して思わない辺りがミソなんですが。
とにかく、前枠が半分バラエティみたいなドラマでしょ?それなのに、こっちで更にテンションを上げられてしまうと、かなり息苦しい感じ。
これだけ見てると、「おぉ、バカバカしいけど元気は貰ったかな」という気分になるのかも知れませんけど。でも、連チャンでドタバタコメディは辛い(しかも、後枠の方がレベルが低いのはもっと辛い)。全体的に、意識が甘いドラマという気がします。ドタバタと元気に財前さんが弾けて、頑なな患者さんのハート揺さぶってちょっとお涙頂戴ってのは、安易ですわ。これからどう持って行くのかは知りませんが、ワタクシは初回でサヨナラ。
それにしてもこのクールのフジ、火曜日は2本ともコメディ・水曜日は2本とも自分探し(『恋愛結婚の法則』『彼女たちの時代』)と、どうも編成が機能していない感じですわねぇ。どちらかを入れかえるだけで、ずっと並びが見やすくなるのに。
吉田栄作ー!ニューヨーク帰りの外科医!ぐはははははー!
出てきただけで何故爆笑する>ワタシ。
でも、登場した瞬間の俺、吉田栄作です
な笑顔、ものすげーおかしかったんだもーん!いやー!いいぞ栄作!ついては行けないけど。
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彼女たちの時代
だって!だってさ!深津絵里よ!ふかっちゃんよ!おまけに水野美紀よ!期待するなって方が嘘でしょ?しょ?
・・・ちょっと残念ですな。
"閉塞したオンナ達のブレイクスルー"がテーマなんでしょうけれども。エンドタイトルだけで、11回分の全ての内容が語り尽くされてしまっていると言う悲劇。つまりはまぁ、オチの方向性が丸っきり見えちゃってる、ってヤツですか。
しかも、折角ふかっちゃんに水野美紀という『踊る大捜査線』コンビ(関係無いけど、この2人、仲悪かったらわざわざ親友役で再共演なんてしないよねぇ。すみれさんと雪乃さんって仲良しだったのね♪と、意味無くご満悦のワタシ)を揃えて、しかももう1人に中山"ガメラ"忍まで持ってきておいて、この脚本はなぁ・・・。
何と言うか、あまりにも淡々とし過ぎていて、ひっかかりが殆ど無いんですね。
折角、元"角川姫"渡辺典子を、「年下の男に溺れた挙句に刃傷沙汰を起こしてしまうお局OL」なんてので一発ゲストに呼んでおきながら、逮捕された後のフォロー一切無し。あまりにもあっさり次の展開に動いてしまうんで、その事件がどれだけ深美(深津絵里)に衝撃を与えたか、というのがちっとも見えてこないんですわ。せめて、面会室のシーン1つ入れておけばなぁ・・・んんん。
実力派深津絵里をセンターに、水野美紀・中山"ガメラ"忍(どうでもいいけど、最近ようやく姉に似てきたね。出たての時は、姉よか南野陽子にそっくりだったけど)、キャラクターのきっちりしている奥貫薫サン、サイドに回ると途端に器用でえぇ感じな椎名桔平、"年上のオンナにぶら下がるプー"なんてのは正に自家篭中の加藤晴彦。
甘い脚本を、役者の力技とキャラクター造形能力だけで押しきっている感があります。
一応、深美の視点から全部を俯瞰しなくてはならない・・・という縛りがあるため、何でもかんでも"深美が偶然見た""深美が偶然出会った"という形にせざるを得ず・・・そこが最大の"甘さ"になっているんですね。
それなのに、突然視点がズレて、椎名桔平の会社のシーンだの中山忍の授業シーンだのが出てくるので、ドラマに全体的な統一感が無い。
何て言うのかな・・・このクール、一番の期待作だっただけに・・・どうも脱力感が先に立ってしまって、これ以上のコメントが不能なんですが・・・。
このまま行くと、ただいたずらにこの辺りの世代の女性の気持ちを撫でさするだけのドラマになってしまうかも知れませんなぁ。なまじキャストに力があるだけに、「勿体無い!」という想いだけがカラカラとワタシの頭の中を空回りしておりますです。
香港では"アクションスター"な水野美紀サン。ストレスの挙句に皿叩き割ってゴミ箱に蹴りを入れるそのお姿・・・さすがのド迫力でした。実は、今日一番印象に残ったのはこのシーンだったりして。
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てっぺん
もの凄く印象的な、坂井真紀のかっぱらいシーンから始まったこのドラマ。なのに、あぁそれなのに、微妙に疾走感が足りないのは、彼女の運動神経不足のせいでしょうか。テケテケ走る割には、どうもすぐに捕まっちゃいそうな鈍足なんですなぁ。ふてぶてしい笑顔はともかく、全体的に"アジアな生活力/タフネス"にちょいとばかり欠けるかも。
小猿みたいな表情と、細長い手足を持て余すような動きは、まぁいかにも香港なムードなんですが。ちょっとインパクト足りないというか、線が細ッこいというか。
それと、どうにも気になるのが、「セリフが"ドラマ"に入ると、途端に演技がつたなくなる」こと。ごく普通の日常的な台詞はいいんですが、コトバがいかにも「演劇的」な色合いを帯びてくると、急に迫力が失せてくるんですな。『世紀末の詩』の時のような妖精的なキャラクターはともかく、1人で連続ドラマを1クール分背負うのは難しいかも知れません。んー、菅野なインパクトが恋しいなぁ・・・。
さて、どうして中国人同士(の筈)の樹木希林と坂井真紀がムリムリに日本語で喋ってるんでしょうか。どうして逮捕寸前まで追い詰められていた樹木希林が、坂井真紀とじっくり今生の別れを告げるヒマを与えられたんでしょうか。どうして置き引きである天辺(坂井真紀)は、逮捕もされずにノーマークで警官隊の中を抜けて九龍の中に入れたんでしょうか。いくら副社長のご招待だからと言って、どうして"日本一の商社"五大物産香港支社20周年記念パーティに、身元不祥なオンナが紛れ込めるんでしょうか。
いちいちうるせーんだよ
と、天辺チャンに言われちゃいそうですが。どうしても気になっちゃったもんで、ハイ。
『女医』桃井かおりといい、『甘い生活』中村玉緒といい(<あ、これちょっと毛色違うか)、ちょっと味の濃いベテラン女優をスポットで初回に呼んできて、ブースターの役割をさせる・・・というのは、最近の流行なんでしょうか。樹木希林、頑張って気を吐くも、やっぱり桃井かおりには勝てず・・・といった感じですわね。すぐさま墜落して意識不明じゃ、見せ場も何もあったもんじゃありませんし。残念だなぁ・・・こんなに濃いヒトを折角押さえたんだから、もっと使い様があっただろうに。ヌルい。
保阪"マイホームパパ"尚輝、いつも同じ役どころ・・・という非難はもう当たらないでしょう。せいぜいこの道に生きてください(笑)。需要はいつでもそれなりにあるでしょうし、ミルク代も稼がなくちゃいけませんしね。しかし、オールバックしてない状態だと、彼の頭髪って完全にライオン丸なのねぇ。おまけに、どうやら最近二十顎だし。単なる髪型美形発覚っつーか。高岡早紀はいつもあんなん見てるのか・・・よく耐えてるなァ。
そして、やっぱりいつもと同じキャラの雛形あきこ。あのテのキャラ造形だけ豪快に上達しつづけている、恐ろしい"専門職女優"になりつつありますな。初手から、ギロリと意味あり気に周囲をねめ廻すご登場。香港の夜景に映えて、アップに耐えうる見事なお芝居でございました。化粧も濃ゆくて、あーコワイ。拍手拍手。
ヒロミのセリフ。
「何だ知り合いかぁ、そうならそうと言えよ」
待て待て、いつの時代のセリフだ。ま、何分テレ朝のドラマなんで、ちょっとばかりのツメの甘さや脇のユルさは仕方の無い処でしょうか。しかし、そういう脇のユルさを補って余りあるほどの疾走感が全体的に乏しいんだよなぁ・・・多分原作漫画は面白いんだろうけど・・・。
漫画モノに強いテレ朝にしてはテンポが今1歩良くないのと、主演坂井真紀の引きが今1歩弱いのが難点。
「ちょっと苦戦かなぁ・・・」
なんて思ってたんですけども。
最後の最後に来て、山咲千里・佐戸井けん太・杉本哲太と、見るからに「アブナそうな人々」が大挙してご登場。いやん、唐突に来週も見たくなってしまったわ。
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独身生活
寺脇さんあれだけかい。それとも、戻ってきて、相島サンと"棄てられた男同盟"でも組んで江角をイタブルんでしょうか。いずれにせよ、海外転勤お気をつけて。
しかし、こんなチョイ役に寺脇康文を持ってくるあたり、痩せても枯れても"ドラマのTBS"ってヤツですか(<いえ、単なる『王さまのブランチ』繋がりですってば)。
「銀行に女性総合職はいらない、ただのお飾りでいいんだ」
かなりキタない手を使って江角を追い落とした後に、相島一之さんが述べる台詞。
これはある、あるな。元一般職としては、こういうのをかつて実地に見た経験があります。
「女性総合職は、営業にはつけない。内向き業務(管理とか総務とか審査とか研究とか)に放り込んでおけばいい」
という感覚が会社側にあるのは否めないかも。
ただし、元一般職として言わせていただきますと、総合職とあんなに反目はせんなぁ。うちの部には、正に江角タイプの総合職が居たけど、特に仲良くも仲悪くも無く、ごく普通に皆と仕事してたぞ。好き嫌いはあくまで個人的なウマの合う合わないで、どっちかというと必死で仕事する女性総合職よりも、ちんたら仕事するオヤヂの方が全体的な評判悪かったし。
その後派遣で入った某超大手都銀では、部署内に"地域総合職"(転勤を伴わない女性総合職)ってのが居ましたが。彼女は制服着てましたし、一般職どころか派遣社員とも仲良しでしたぜ。ドラマ的な誇張が無いと話進まないのは判るんですが、あまり極端にデフォルメし過ぎると、世間に妙な先入観を与えそうで・・・そっちのがコワイ。
このドラマ、同じクールの他の作品に比べて、比較的骨組みがしっかりしてるんですわ。実際に起きた事件をベースにしている、という点も含めて、ヘンに浮ついた部分がとても少ない。故に以って、ちょっとしたデフォルメが、妙にリアルに見えてきてしまうんですなぁ・・・。これはあくまでドラマですからね、これから就職活動する女性のミナサマ。ホントは、こんなにいぢめてはイケマセンのよ。
がははー!『羅刹の家』の印象があまりにも強烈だったんで、かなりドキドキしながら(いや、半ばは楽しみにしながら)加藤紀子のご登場を待ってたんですが。意外に健闘してたんでがっかりびっくり。えぇ、決して"上手"な訳ではないんですが、元が元だけに、ギャップから来る驚愕が。最初にボトムラインを見せておくと、後が楽だという典型的なパターンですな(例:南野陽子)。
江角サン、演技そのものは全く進歩が無いんですが、今回はキャラクターに恵まれてますな。陰気で言葉数が少なく、感情の起伏に乏しいツクリモノめいた女性。ん、「ニンに合ってる」とは正にこういう事を言うのでしょう。これから、佐藤浩市サンとの絡みの中で、どれだけ感情の表出を巧く見せられるかが1つのポイントとなってきそうですが。
中村俊介クン、ようやく顔に似合いの悪党役。『ドンウォーリー!』での本格デビュー以来、現代劇ではどうにもコミカルな役ばかりしていた彼ですが。かなり整った顔立ちなんで、こういう正統派チンピラをさせるととてもとてもフィットいたしますな。
ただ、これから徐々に加藤紀子の一途さにほだされて・・・となっていく役どころらしいのが初回から見え見えで、ちょいと陳腐めかも。『傷だらけの純情』みたいな、かつての"百恵・友和映画"風味ですわね。
で、中村俊介くんを鼻先でアヤツるフィクサー系風俗嬢に、椋木美羽嬢。うーん、独特の存在感・・・っていうか、かなりコワいです。彼女がもっと前面に出てくると、ダークサイドの色がしっかりと出てくるんじゃないかなぁ。今後に期待。
大杉さーん(笑)。
「悪い魔法使いが呑ませた毒薬」って何よー。江角に呑ませてるのはそりゃカルピスかー。
マオカラーが素敵な大杉漣さんは、北野武映画の常連サンですね。何はともあれ、このヒトを一瞬でも出さないと、"邦画"としての体をなさない・・・とまで言われている映画俳優サンですが。もっと暗くて気障な役かと思っていたら、飄々としたムード一杯に演じておられます。素敵。これはねぇ、佐藤浩市サンと併せて、"オトナのオトコ"が好きな手合いにはタマラないドラマですわよ。っつか、佐藤浩市目当てで見始めた輩が、じゃんじゃん大杉サンに流れて行くのが今から見えるようですわ。
過干渉のおかーさまに馬渕晴子サン。えーと・・・コメント不能なほどに鬼気迫る過干渉っぷり。カバン空けて財布の中身チェックしてシステム手帳の記述を老眼鏡まで使ってチェーック!挙句の果てに、半徹のムスメの寝室に来て、
「今日はずっとついていてあげる」
「アナタはずーっとワタシのモノよ」
・・・ぎえー!!!
そら、人格乖離も起こすっちゅーねん!
「いかに杏子(江角)が追い詰められて行ったのか」を、丁寧に丁寧に積み重ねるように叙述していったために、スキャンダラスなテーマなのに地に足が着いたような画になっております。惜しむらくは、(中村俊介クンの項でもちょっと書いたんですが)テーマの濃さを薄めるためか、わざわざ"百恵・友和映画"風な若い二人のロマンスを合間にちょこちょこと挟んだせいで、時に緊張感がぶちぶちと切れる事。これは、刈り込むなり纏めるなり、もう少し整理した方がいいかも・・・。
ちなみに、過呼吸には紙袋。『ザ・ドクター』でやってましたな。ハイ。
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恋愛結婚の法則
コイズミさーん、老けたね。
最初の、"友達の結婚式"シーンでの老け方にはちょっとびっくりしました。はぁ。
その後の、オープニングタイトルでのコイズミさんは、往年のCM女王振りを彷彿とさせるキュートさだったので、多分彼女はショートタームな映りがいいんでしょう。
それにしても、アイドルな芝居だなコイズミさん。最近"女優"な若手サンが多いから、ちょっと目立っちゃうわ。
これって、"下手"とかそういうのじゃ決して無いのよね。全体的に、『てっぺん』の坂井真紀よりは数段上ランクだし。ただ、そこはかとなくアイドルなんだなぁ、これが。えぇ、何ていうか、"アイドル芝居"というベクトルの1つの到達点みたいな部分はあります。
ただまぁ、小林聡美の"8割方ムチャ"な芝居に比べると、どうしても細部で見劣りがするのは否めません。聡美サン、相変わらず"ムチャ"と"自然"の絶妙なブレンド具合が堪らないっす。
しかし、この2人のやりとりいいなぁ(笑)。アイドル芝居と超演技派の、軽やかな組み合わせ。高校時代からの気の置けない二人・・・というムードが、きっちりばっちり出てます。この2人のシーンだけピックアップして、『やっぱり猫が好き』みたいに繋いだらもっとオモシロイのに。でも、あまり聡美さんをフィーチャーしちゃうと、ドラマそのものの筋がどんどんズレてしまう危険性がありますからね。多分、あまりにも聡美サンのペースが上がってしまうと、逆に彼女の出番が減ってしまうのでは。うーん、ちょっと心配。
ご出演確認。
柳葉敏郎サン、北村総一郎サン、小野武彦サン。ハイ、『踊る大捜査線』。
北村総一郎サンと小野武彦サンは、『躍る』ですっかり色づけられてしまった系統のキャラクターですが。柳葉サン、180度コペルニクス的大転回の脳天気キャラ。ご本人自ら、「眉間に皺の無い役は久しぶり」と仰せられてましたが。なんだかとっても楽しそうなのが好感持てます。
しかし、"楽しそうなギバちゃん"には好感が持てても、演じる迷惑男"浜崎耕三"には好感が持ちにくいってのが辛いトコロでしょうか。いくら何でも、街中で『青葉城恋歌』を大吟するこたぁあるまいに・・・。あそこまで極端に変わり者且つ38になるまでヨメの来てが無いってのは・・・ギバちゃんだからいいけど、普通に考えたらかなりヤバいヒトでっせ。
で、ギバちゃんつながりで事務所の後輩伊藤高史も出演中。彼だいぶ顔が幅広に鳴ってきましたなァ。ヒッチハイクから帰って来て1年半、大分豊かになったのか・・・?もう少し絞ろうね、柏原崇までとは言わないから、あともう少しだけ。
柏原崇。相変わらずクールかつ、お肌ぴちぴち。32歳の中嶋朝子サン(コイズミさんの役ね)としては、あの肌見てるだけでカンに障るわなぁ。
少々性格に難アリの美青年を演じさせると、ホントに当代一ですわな。どうせこの後どんどんコイズミさんに惹かれて行くんでしょうから、それまでたっぷりクールビューティ(<男性には使いません)っぷりを発揮していただきたいものです。
それにしてもこのクール、フジ系は結婚ネタが多いですなぁ。それも、ちーとばかりイタい系の。
『小市民ケーン』も結婚ネタが軸に入ってるし、『パーラブ』『恋愛結婚の法則』『救急ハート治療室』と、ずらり"結婚したいオンナ"の話だし、『彼女たちの時代』も"ブレイクスルーしたいオンナ(結婚も視野に入れた)"の話だし。
製作側で、何かイタい目にあった女性でも居るのか?それとも、
「こんな時期ですからやっぱり『女性の自分探し』ネタは効きますよー」
などと、ケツの軽そうな係長クラスが吹聴して回ったか。
あんまり"ケッコンケッコン"と騒いでると、ぜーんぶまとめてそっぽ向かれちゃうかも知れませんよぉぉぉぉぉ。
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天国のKiss
出た、絶不調奥菜恵の金切り声。どうしちゃったんでしょう最近の彼女の悪評は。
確かに、そういう先入観持って見ちゃうと、きーきーとわめいているだけに見えるなァ彼女の芝居。化粧も濃いし(笑)。“ドジでいちずで一生懸命、素直なアンポンタン”役は得意中の得意なんでしょうけども、
「神さまの意地悪」
と言われましても。うっとおしいだけの善意の押し付けオンナって感じがして、どうも共感出来ないのがイタい処です。20歳で高校生役ってのもキツイよなぁ。事務所も考えたれや。
えーと、SHU役のTAKAって誰?らるくなんとか?まりすなんとか?らくりまなんとか?(<正解はLa'cryma Christi ラクリマクリスティね)顔が、爬虫類系コムロテツヤ属。
泣いたり喚いたり転がったり自殺未遂したりと、なんか派手な芝居してましたけど。でも、顔が爬虫類系。画面上で見得を切られると、かなり恐いです。
しかし、1つだけ言えることが。河村隆一の数百倍マシ。
戸田恵子サン、何じゃらほい。出てきたと思ったら、いきなり古畑の真似とはなぁ。しかし、高田純次との夫婦役は、何となくバランスが取れているのがオモシロイ処ですが。
この枠は、親のキャスティングに得も言われぬ深い味わいがあるのが常なんですけどね、これはあんまり飛び道具系は持ってきてないみたいですね。藤原竜也の両親も、倉石功に大島さと子・・・って、倉石功ってのは充分濃いか(笑)。
奥菜サンの同級生で、タロットカードを操る不思議少女役に、有坂来瞳。折角『週末婚』なんて話題作に出演したというのに、どうしてこんなトコで安い役をやってるんだか。
松田純チャンは、せめてもう少しアゴを何とかしましょうね。男性の頭髪を気にするよりまず、自分のアゴですことよアゴ。
で、藤原クンの同級生(ってことは、奥菜サンの後輩)に、片瀬那奈嬢。やけにスタイルのいいコだなぁと思っていたら、彼女旭化成のキャンギャルだったのねー。
おぉ・・・島袋“アンドロメディア”寛子。被ってます、カブってます。透過光バリバリの幽霊役。銀色の光をまとって、顔だけの演技中心に頑張っておられますが。どうも1人だとヨワイよなぁ・・・。
しかし、寛子とTAKAの2人芝居はキツい!見てられないぞ!どっちもストーリー展開上重要な役どころなだけに、せめて片方は、それなりの芝居が出来る役者をしこんでおくべきだったんじゃないですかね?
一応、島袋“アンドロメディア”寛子は初回のみのゲストというコトなんですが・・・これ以上、回想シーン等々でミュージシャン(?)同志の異様空間的超常芝居を見せ付けないようにして頂きたいものです。切望。
渡辺“元角川姫”典子サンも、SHUのマネージャ役でご登場。どうかすると、うっかり戸田恵子サンが代に立っても判らないような地味目の役どころですな。うーん・・・かつての栄光は今いずこ・・・って感じ。『彼女たちの時代』に引き続き、こまめに稼いでらっしゃると言えないこともありませんが。
で、藤井暁。
キミは何をしたいんだー。どういう方向性で生きていきたいんだー(かなり脱力風味で)。ヘンに中途ハンパに芝居コくもんだから、何だかお尻の座りが悪くてむずがゆい感じですわ。どうせなら、徹底的に弾けるか徹底的に芝居するかのどっちかにして欲しい・・・。
ストーリーは、もう完全に"ゲッパチ"。宝生舞チャンが最後の方で登場、なんとか方向付けしようと試みている雰囲気はあるんですが。えぇ、安易といわれても仕方の無いゴーストモノで、しかも「実体がある幽霊」ってのは・・・何じゃそりゃ。それは"幽霊"とは呼ばないのでは・・・?
展開としては、心を凍てつかせた藤原クンを解き、恋をして、最後にめでたく成仏する・・・といった感じでしょうか。えぇ、えぇ、最終回で天に上っていく明日美(奥菜サン)の姿まで見えるようですわ。
いいんですけどね、“鑑賞用美少年”藤原竜也クンが出てるから。もうそれだけでいいっす(笑)。1つ違いの姉を名前で「こずえ、こずえ!」と呼び捨てにするのが、非常にリアルでよろしゅうございました。あれで「姉さん!」なんて言われたらちょっと幻滅ですものねぇ。・・・あ、そういえば藤原クンってばSPEEDつながり(『L×I×V×E』)だ。
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田舎で暮らそうよ
まさに『ぽっかぽか』。2時間ドラマですっかり悪役づいてしまった羽場裕一を、"ぬいぐるみ演技の男"高島弟に挿げ替えただけのドラマ。ただし、『ぽっかぽか』的なハートウォーミング系がお好きな向きには、非常に安定感高く楽しめるんではないか、と。
脇に控える、柳沢慎吾だの三浦浩一だの柳生"クイズハンター"博だのという辺りが、いかにも"テレビ東京"的な微妙なるチープ感を演出してるんですが。相変わらず、主人公の親(今回は、北村"水曜日に集中して荒稼ぎ"総一郎と星由里子のお二人)のキャスティングがヘンな味わいですわね。前にも、斉藤由貴の母親役に山本"40代で青春"陽子なんてのを引っ張り出してましたが。
ターゲットは、善人もしくはマニア。いいんじゃないすか?『8時だJ』を観たくない、というムキには。
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甘い生活。
だから、何にでも『。』つけりゃいいってモンでも(笑)。
相変わらずのさんまちゃんタッチというか、始めにキャラありきの企画ですが。ま、いいんじゃないですか?別に、さんまさん役者が本業じゃないんだし。編成的にこういうドラマが必要になった時、食いっぱぐれ無くお声がかかるってのは、テレビタレントとしては正しい方向性のような気がします。
生瀬"かつての芸名は口外しないでね"勝久サン、もうさんまとは切っても切れない間柄ってヤツですか。確かに、『お熱いのがお好き』での椎名桔平とのコンビに比べると、格段にやりやすそうですが。それにしても、これで濱田マリ嬢が出てないのはイタいなぁ!いっそ生瀬サンの奥さん役あたりで出演してくれたら、こんなに楽しいコトは無いのに!毎週必ず見るのに!
で、『お熱いのが』流れで再登場の恵。あんまり持ち味出ていませんな。キャラクターそのものがいけないのか、役作りで弾け切れないのか、さんまに食われっぱなし。むしろ、ハタから見てると、さんまの肩に色々な重荷がかかり過ぎていて気の毒な感じすらします。
これは、内田有紀とのシーンでも言えることかも。最近ぐっと爽やか系な有紀ちゃんですが(彼女一時期、酷かったのよ。マニキュアのCMしてた時なんか、「何かヤバいクスリでもキメてるんちゃう?」って位に人相が悪かった。それからしばらく姿を消して、復活してきた時にはかなりいい感じに戻っていた)、やっぱりお芝居はたどたどしい感じですね。さんまとのシーンなんて、おんぶにだっこというムードがありあり。
で、そんなさんまさんが割合気楽にこなしている風なのが、なんと千秋とのシーンですわ。いやー、意外とやるじゃない千秋。っていうか、キャスティングの妙というか。
以前『さんまのまんま』に出た時に、「好きでもないひととキスとかするのヤだ」と女優業参入を否定していた千秋ですが。ストーカー風味の女を、ドクトクの味わいで好演中・・・っていうか、あれは"演技"と素直に規定していいものか?
『恋のバカンス』ほどには面白くないけど、このテのは固定ファンが居ますからね。健闘をお祈りします。・・・ところで、北村総一郎さん、水曜日3連投っていうのは何か意図でも・・・?
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パーフェクト・ラブ!
何が爽やかでないかって。
キャラクターとして、木村佳乃があまりにも微妙過ぎるんじゃないか、と。
例えば、瀬戸朝香とか観月ありさあたりがこの役を演じると、「結婚の為に計算高くふるまうものの、どうしても地が地なだけに裏目にでてしまう」というのが素直に出てきますわね。こういうのは、テレビ的には割合女のコ受けがいい。
で、菅野美穂とか進境著しい大路恵美あたりだと、「完全なる確信犯」として、これはこれでまたそれなりに「おぉ!ヤルじゃん!悪女!」となる訳ですわ。こういう確信犯タイプは、「いくら同性に嫌われたって、アタシはアタシの道を行くんだもん」とばかりに、四方八方に媚びずにばっさりと生きる。だから、いくら計算高くても、ある種の爽快感があるんですわね。
ところが。
"木村佳乃"というキャラクターそのものが。
ごく日常的に、あっちに媚びこっちに媚び、自然に「アタシ嫌われたくないの〜」という末っ子オーラを出しており、おまけに自覚症状ほとんど無し!というムードを漂わせているじゃないですか。何をしていても、無意識に(<ここ重要。確信犯は、これを意識的に行うのだ)「アタシって可愛い?おちゃめ?どう?」と小首をかしげつついちいち相手に確認を取るような風情が、"木村佳乃"本人の喋り方や物腰から仄見えてしまう。
だから、すごーく爽快感に乏しいんですわ。
"月9"では『東京ラブストーリー』以来伝統的に、"それまで恋愛ドラマの脇役や憎まれ役だった女性をヒロインにする"というパラダイム変換を一種の存在意義としている・・・みたいな部分があるんですが。今回は、キャスティングで失敗してますな。
あまりにも強烈な"木村佳乃的ナチュラル末っ子オーラ"に呑まれて、全体的なトーンが"ヨシノ色"に染まり過ぎ。これは、いい意味での"女優の色にドラマを染める"というのとは決定的に違うんですけどもね。
おかげで、福チャンの影が薄いこと!
ただでさえ、"役者は、地に近い役は演じ難い"(<もちろん、さんまとかユースケとかあの辺りは、"役者"じゃないから地のまま演じてる訳ですが)というのに。中途半端に「恋するシリアス男」の部分が交錯するせいで、ピントずれまくり。個人的に福山雅治嫌いじゃないだけに、とっても気の毒で見ていられませんわ。
・・・ところで、武田鉄矢ってドコに出てた・・・?『ソムリエ』ではあんなにいい味だったのに・・・やっぱり"ヨシノ色"に染められちゃったのね・・・。
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